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第四章
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近隣の村を目指し街道を歩くラディッシュ達――
パストリス、ターナップ、ニプル、カドウィード、ハクサンが前を歩き、後列で、ラディッシュとドロプウォートがキーメとスプライツを間に挟んで手を繋ぎ歩く。
何だかんだと言いつつ、このスタイルが定着しつつある中、ラディッシュがおもむろに、
「そぅ言えば、この国に入ってから汚染獣の気配がしない気がする……」
同意の感想を抱いたドロプウォートも、
「確かにそうですわね……しかも「騒乱の地」とまで言われながら、キーメとスプライツは現に「村から砦」まで来れた訳ですし」
彼との間で並び歩く幼子二人に視線を移すと、見られた二人は、
『『?』』
天使の様な笑顔で見つめ返し、その愛らしい眼差しに、
「はぅ!」
ハートを射抜かれ、
「可愛すぎですわぁ♪」
すっかり「親バカ」と化した彼女ののろけに仲間たちが苦笑していると、珍しくハクサンが、
「アルブル国は天世から「武器開発」を一任されてるくらい「攻撃に重きを置いた国」だから要所要所に兵を置いていてね、汚染獣なんて発見されようモノなら即座に排除。ただねぇ~、そのせいで軍事費がかさんで、税金が他国より高いのが「玉にキズ」なんだけどねぇ~」
博識である一端をのぞかせ、
「「「「「「…………」」」」」」
各々思う所はあったが、黙って話を聞いていると、
『『ムラなぉ♪』』
キーメとスプライツが誰より先に声を上げ、進行方向を指差した。
ハクサンの言った通り、街道から村への入り口には他国では目にしなかった「兵士が門番」として立っていたが、逆に兵士が常駐しているが故なのか、村の外周にはカルニヴァ国で見たような「頑強な壁」などが無くオープンスタイルで、畑とも地続きな様相。
一見すると平和ボケとも取られ兼ねない光景ではあったが、その実「来るなら来てみろ」との裏返しでもあった。
とは言え、今のラディッシュ達はそれどころではなかった。
徐々に近づく、村の入り口を警護する兵士二人を前に、
((((((問題児(ハクサン)を連れて、第二の関門……))))))
内心ヒヤヒヤ。
しかし、入村を躊躇っている場合ではないのも、また事実。
キーメとスプライツを一刻も早く親元へ帰してあげる為にも、村内にある警備隊駐在施設に向かわなければならなかったから。
動揺を気取られないよう、平静を装い、
「「「「「「…………」」」」」」
村の入り口に近づくラディッシュ達。
その一方で、大人たちの不安など「別次元の知らぬ話」と、ニコニコ顔したキーメとスプライツを連れて。
すると案の定と言うか、当たり前と言うべきか、
『『止まれぇ!』』
毅然とした声で行く手を塞がれ、
((((((来たかぁ……))))))
心の何処かで「捕縛までは止む無し」と諦めかけたが、行く手を塞いだ兵士二人は、
「「ハクサン様ではありませんかぁ!」」
意外にも急に温和な口調に変わってラディッシュ達を見回し、
「っと、言う事は勇者様の御一行ですね」
「どうぞ御通り下さい」
恭しく頭を下げて道を開け、
「ありがとう、警備のお仕事、お疲れ様ね♪」
笑顔を見せるハクサンに、
「「勿体ない御言葉、痛み入ります!」」
門兵二人はビシッと背筋を伸ばした。
従順な姿勢を見せる二人を横目に、先陣切って歩き始めた彼は、すぐさま立ち止まって振り返り、
「じゃあみんな行こうか♪」
いつもの「頼り甲斐の無い姿」からは想像もつかない、その頼もしき姿に、
「「「「「「…………」」」」」」
呆気に取られるラディッシュ達。
(僕たち、つい忘れちゃうけど……この人って……)
普通レベルのイケメンスマイルで前髪をたなびかせる彼を見つめ、
((((((一応は「百人の天世人」の序列一位……))))))
褒めているのか、けなしているのか分からない、そんな感想を抱いていると、
『『パパ! ママ! いくなぉ♪』』
天使な笑顔のキーメとスプライツに二人は手を引かれ、
「そっ、そうだね♪」
「でっ、ですわねぇ♪」
我に返ると、
「じゃあみんな! 無事に「何事も無かった」から、安心して村に入ろうか♪」
ラディッシュの声掛けに、幼子二人を含む仲間たちは、
「「「「「「「「さぁんせぇーーー♪」」」」」」」」
笑顔の同意を上げ、
「ちょ、ラディ! ソレどう言う意味ぃ?! みんなも何なのぉ、その反応は!」
いつも通りの顔に戻って不服を上げるハクサンに、笑いが起きた。
パストリス、ターナップ、ニプル、カドウィード、ハクサンが前を歩き、後列で、ラディッシュとドロプウォートがキーメとスプライツを間に挟んで手を繋ぎ歩く。
何だかんだと言いつつ、このスタイルが定着しつつある中、ラディッシュがおもむろに、
「そぅ言えば、この国に入ってから汚染獣の気配がしない気がする……」
同意の感想を抱いたドロプウォートも、
「確かにそうですわね……しかも「騒乱の地」とまで言われながら、キーメとスプライツは現に「村から砦」まで来れた訳ですし」
彼との間で並び歩く幼子二人に視線を移すと、見られた二人は、
『『?』』
天使の様な笑顔で見つめ返し、その愛らしい眼差しに、
「はぅ!」
ハートを射抜かれ、
「可愛すぎですわぁ♪」
すっかり「親バカ」と化した彼女ののろけに仲間たちが苦笑していると、珍しくハクサンが、
「アルブル国は天世から「武器開発」を一任されてるくらい「攻撃に重きを置いた国」だから要所要所に兵を置いていてね、汚染獣なんて発見されようモノなら即座に排除。ただねぇ~、そのせいで軍事費がかさんで、税金が他国より高いのが「玉にキズ」なんだけどねぇ~」
博識である一端をのぞかせ、
「「「「「「…………」」」」」」
各々思う所はあったが、黙って話を聞いていると、
『『ムラなぉ♪』』
キーメとスプライツが誰より先に声を上げ、進行方向を指差した。
ハクサンの言った通り、街道から村への入り口には他国では目にしなかった「兵士が門番」として立っていたが、逆に兵士が常駐しているが故なのか、村の外周にはカルニヴァ国で見たような「頑強な壁」などが無くオープンスタイルで、畑とも地続きな様相。
一見すると平和ボケとも取られ兼ねない光景ではあったが、その実「来るなら来てみろ」との裏返しでもあった。
とは言え、今のラディッシュ達はそれどころではなかった。
徐々に近づく、村の入り口を警護する兵士二人を前に、
((((((問題児(ハクサン)を連れて、第二の関門……))))))
内心ヒヤヒヤ。
しかし、入村を躊躇っている場合ではないのも、また事実。
キーメとスプライツを一刻も早く親元へ帰してあげる為にも、村内にある警備隊駐在施設に向かわなければならなかったから。
動揺を気取られないよう、平静を装い、
「「「「「「…………」」」」」」
村の入り口に近づくラディッシュ達。
その一方で、大人たちの不安など「別次元の知らぬ話」と、ニコニコ顔したキーメとスプライツを連れて。
すると案の定と言うか、当たり前と言うべきか、
『『止まれぇ!』』
毅然とした声で行く手を塞がれ、
((((((来たかぁ……))))))
心の何処かで「捕縛までは止む無し」と諦めかけたが、行く手を塞いだ兵士二人は、
「「ハクサン様ではありませんかぁ!」」
意外にも急に温和な口調に変わってラディッシュ達を見回し、
「っと、言う事は勇者様の御一行ですね」
「どうぞ御通り下さい」
恭しく頭を下げて道を開け、
「ありがとう、警備のお仕事、お疲れ様ね♪」
笑顔を見せるハクサンに、
「「勿体ない御言葉、痛み入ります!」」
門兵二人はビシッと背筋を伸ばした。
従順な姿勢を見せる二人を横目に、先陣切って歩き始めた彼は、すぐさま立ち止まって振り返り、
「じゃあみんな行こうか♪」
いつもの「頼り甲斐の無い姿」からは想像もつかない、その頼もしき姿に、
「「「「「「…………」」」」」」
呆気に取られるラディッシュ達。
(僕たち、つい忘れちゃうけど……この人って……)
普通レベルのイケメンスマイルで前髪をたなびかせる彼を見つめ、
((((((一応は「百人の天世人」の序列一位……))))))
褒めているのか、けなしているのか分からない、そんな感想を抱いていると、
『『パパ! ママ! いくなぉ♪』』
天使な笑顔のキーメとスプライツに二人は手を引かれ、
「そっ、そうだね♪」
「でっ、ですわねぇ♪」
我に返ると、
「じゃあみんな! 無事に「何事も無かった」から、安心して村に入ろうか♪」
ラディッシュの声掛けに、幼子二人を含む仲間たちは、
「「「「「「「「さぁんせぇーーー♪」」」」」」」」
笑顔の同意を上げ、
「ちょ、ラディ! ソレどう言う意味ぃ?! みんなも何なのぉ、その反応は!」
いつも通りの顔に戻って不服を上げるハクサンに、笑いが起きた。
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