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外伝 章努の話
幼児用ロンパース
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流石はバイエンスのおっさん、奴隷商とは言え商人だ。
どう交渉したのかわからんが、俺達が住む場所を手に入れてきた。
今までは宿で寝泊まりしていたんだが、やはり色々と困るので自分達だけで住む場所を手に入れたかったんだよな。
言っておくが金はある。
俺は1ヶ月の間何もしていなかった訳じゃねえんだ。
気が付けば俺のレベルはいつの間にか5になっていたようで、ちょっと前までレベル4だったらしいのだが、この世界のレベルって上限はいくつ何だろう。
もしレベル10程度が上限であれば中々に高レベルなんだろうが、もしレベルが100まだいけるんだったら、1桁レベルはまだまだだと思うんだよなあ。
なので聞いてみたら、レベル10前後が頭打ちらしい。
俺のレベルは15歳としては破格の強さらしい。
そのレベルを生かし、俺は街の周囲に出没する魔物を狩る仕事、所謂魔物討伐をやっている。
何やら冒険者ギルドがあって、そこで魔物の討伐の依頼があるとかないとか。
ピートロネラが連れてきた護衛の1人と、エルフのねーちゃん2人と共にいつも狩りをしている。
護衛とエルフのねーちゃんは日替わりだったりする。
まあ脱線しちまったったが、それにピートロネラが持って来ていた貴金属を売ったりした金がある。
その金もそうだが、バイエンスのおっさんもなかなかに金を持っていたようだ。
なので拠点を手に入れた俺達は早速そこへ移り、今後の事を話し合った。
まさか宿で話す訳にも行かないからな。
そんな時ふと俺は思った。
今までできなかったが、俺が持ち込んだ荷物って、殆どが洗濯物だったんだよなあ。
姉貴の下着もあるから一寸出すのを躊躇うが、他には姉貴の服もあるし俺の服もある。
寝間着にはなるが綺麗なのも脱衣所にあったのは軒並みとは言わねえが、カゴに入る物は入れまくったからな。
当然ながら姉貴の子供が使っていた服もある。
あれは服って言うんじゃなく、ロンパースって言うらしい。
幼児用ロンパース。
着せるんじゃなく、ボタンを止めて覆って行く、とでも表現したらいいのか?
股の部分なんかは有り難いんだよなあ。
おむつを履いているからさあ、脚もみじけえし、ズボンだと足をどうこうするのは面倒なんだよなあ。
おむつの部分が嵩張るし。
「ショー様これは幼児用の衣類でしょうか?」
ピートロネラが興味津々な顔つきで見ている。
「あ?この世界では幼児に服を着せる習慣がないのか?」
そんな訳ないだろうと思ったが、もしかして布で包むだけだったりするのか?
「紐で結んで包む衣類があると聞いていますわ。残念ながら私は出産した事がございませんから、縁がなくて。」
幾つかあったロンパースのうち、肌着?は紐だった。これか?
そして肌着の上に着せるのがボタン仕様だったようだ。
うーん、幼児用の衣類も種類があるんだなあ。
そんな事を思いながら俺は持ち込んだ衣類なんかを確認していたんだが、後にこのロンパースが元で新たな出会いがあるなんて、この時は想像すらしていなかったんだよなあ。
それにもうその頃には、ロンパースの事はすっかり忘れていたし?
もう数年経った出来事だったしなあ。
どう交渉したのかわからんが、俺達が住む場所を手に入れてきた。
今までは宿で寝泊まりしていたんだが、やはり色々と困るので自分達だけで住む場所を手に入れたかったんだよな。
言っておくが金はある。
俺は1ヶ月の間何もしていなかった訳じゃねえんだ。
気が付けば俺のレベルはいつの間にか5になっていたようで、ちょっと前までレベル4だったらしいのだが、この世界のレベルって上限はいくつ何だろう。
もしレベル10程度が上限であれば中々に高レベルなんだろうが、もしレベルが100まだいけるんだったら、1桁レベルはまだまだだと思うんだよなあ。
なので聞いてみたら、レベル10前後が頭打ちらしい。
俺のレベルは15歳としては破格の強さらしい。
そのレベルを生かし、俺は街の周囲に出没する魔物を狩る仕事、所謂魔物討伐をやっている。
何やら冒険者ギルドがあって、そこで魔物の討伐の依頼があるとかないとか。
ピートロネラが連れてきた護衛の1人と、エルフのねーちゃん2人と共にいつも狩りをしている。
護衛とエルフのねーちゃんは日替わりだったりする。
まあ脱線しちまったったが、それにピートロネラが持って来ていた貴金属を売ったりした金がある。
その金もそうだが、バイエンスのおっさんもなかなかに金を持っていたようだ。
なので拠点を手に入れた俺達は早速そこへ移り、今後の事を話し合った。
まさか宿で話す訳にも行かないからな。
そんな時ふと俺は思った。
今までできなかったが、俺が持ち込んだ荷物って、殆どが洗濯物だったんだよなあ。
姉貴の下着もあるから一寸出すのを躊躇うが、他には姉貴の服もあるし俺の服もある。
寝間着にはなるが綺麗なのも脱衣所にあったのは軒並みとは言わねえが、カゴに入る物は入れまくったからな。
当然ながら姉貴の子供が使っていた服もある。
あれは服って言うんじゃなく、ロンパースって言うらしい。
幼児用ロンパース。
着せるんじゃなく、ボタンを止めて覆って行く、とでも表現したらいいのか?
股の部分なんかは有り難いんだよなあ。
おむつを履いているからさあ、脚もみじけえし、ズボンだと足をどうこうするのは面倒なんだよなあ。
おむつの部分が嵩張るし。
「ショー様これは幼児用の衣類でしょうか?」
ピートロネラが興味津々な顔つきで見ている。
「あ?この世界では幼児に服を着せる習慣がないのか?」
そんな訳ないだろうと思ったが、もしかして布で包むだけだったりするのか?
「紐で結んで包む衣類があると聞いていますわ。残念ながら私は出産した事がございませんから、縁がなくて。」
幾つかあったロンパースのうち、肌着?は紐だった。これか?
そして肌着の上に着せるのがボタン仕様だったようだ。
うーん、幼児用の衣類も種類があるんだなあ。
そんな事を思いながら俺は持ち込んだ衣類なんかを確認していたんだが、後にこのロンパースが元で新たな出会いがあるなんて、この時は想像すらしていなかったんだよなあ。
それにもうその頃には、ロンパースの事はすっかり忘れていたし?
もう数年経った出来事だったしなあ。
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