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ローワンの指輪
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サラの目の前にいたのは暗黒魔術師のローワンだった。
「あなたこんなところにいて大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないでしょうね。用が済んだらすぐ去ります。あなたにこれを渡しに来ました」
ローワンの手のひらには、淡いピンクパープルの指輪が乗っていた。
「これは?」
「これをつけている間、あなたのことが好きでたまらなくなるような魔法をかけています。うまく活用してください」
「つけている間?」
「そうです。外すと途端に効力がなくなります」
「ちょっと待ってよ。それじゃ意味ないじゃないの」
「大丈夫ですよ。この指輪自体にもルークに対してのみ効力を発揮する魅了魔法がかかっていますから、それはもう大事にしたがります。そんな簡単には外さないでしょう」
「そう、そうなの。じゃあ遠慮なくいただくわ」
サラは満面の笑みを浮かべた。
「それではサラ様ご武運を。ルミー様にも言いましたけど、これ以上私は、あなたたちと関わるつもりはありませんので」
「ちょっと待ってよ。本来なら私とルーク様、巻き戻りなんてせず結婚してるはずじゃなかったの? それも達成してないんだから、あなたに責任があるんじゃないの?」
サラがとがめて呼び止めると、ローワンは冷たい視線を返した。サラがビクッと怖気づく。
「私はお約束通りのことは致しました。その後に入った邪魔のことまで感知いたしません。文句があるなら、その指輪もお返しいただけますか?」
「も、文句なんか申しません!」
サラは指輪を取られないようにと、さっと隠した。ローワンが薄く笑う。
「それでは、お達者で」
ローワンは、林の中に入って行き、スーッと消えた。サラは自分の両腕を擦る。
(いつ見ても気味の悪い男)
「でも……」
ローワンからもらった指輪を見る。
「これをルーク様につけてもらったら、私のことを愛してくれるわけね。素敵じゃない?」
サラの顔に満面の笑みが広がった。
「あなたこんなところにいて大丈夫なの?」
「大丈夫じゃないでしょうね。用が済んだらすぐ去ります。あなたにこれを渡しに来ました」
ローワンの手のひらには、淡いピンクパープルの指輪が乗っていた。
「これは?」
「これをつけている間、あなたのことが好きでたまらなくなるような魔法をかけています。うまく活用してください」
「つけている間?」
「そうです。外すと途端に効力がなくなります」
「ちょっと待ってよ。それじゃ意味ないじゃないの」
「大丈夫ですよ。この指輪自体にもルークに対してのみ効力を発揮する魅了魔法がかかっていますから、それはもう大事にしたがります。そんな簡単には外さないでしょう」
「そう、そうなの。じゃあ遠慮なくいただくわ」
サラは満面の笑みを浮かべた。
「それではサラ様ご武運を。ルミー様にも言いましたけど、これ以上私は、あなたたちと関わるつもりはありませんので」
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「それでは、お達者で」
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「これをルーク様につけてもらったら、私のことを愛してくれるわけね。素敵じゃない?」
サラの顔に満面の笑みが広がった。
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