【新章突入】ショタたちがいろんなものに襲われる話

のりたまご飯

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第2章 研究所、再び

Part9 認定

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研究員X「それでは、臨時研究員認定証を授与する。」

大広間では、大希ら四人と研究員一同が集まっていた。

研究員X「それじゃまずは、大希くん、前へ」

大希「は、はい…」

研究員X「臨時研究員認定証 小川大希殿 貴殿を我が研究所の臨時研究員として任命する。20XX年、7月22日、 研究所所長 Z」

研究員Xはその認定証を大希に手渡すと、大希は慌てて両手でそれを受け取ると、そして次に白衣を渡され、それも慌てた手つきで認定証の上に載せると、ペコリと礼をする。

大希「ありがとうございます」

研究員X「次、広樹くん。前へ」

ーーー

研究員X「それでは、これで任命式を終了する。」

大きな拍手が起こったのち、四人は大広間から退出した。


大希「なんだか卒業式を思い出しちゃったよ」

広樹「半年ぐらいしか経ってないけどな」

駿太「白衣だ~~~!!!かっこいいいい!!!」

日向「そんなはしゃぎすぎないでよ~…」

研究員Wの先導により、四人は大広間から別室へと移動中である。

広樹「それにしても、臨時研究員だかなんだか知らないけど、また変なことになっちまったな…」

駿太「うお~~~広樹さん白衣似合ってる~~~!!!」

広樹「お前はテンション上がりすぎ」

広樹が軽く駿太にツッコミを入れる。

駿太「ぐは」

大希「二人は儀式の内容一緒だったのかな」

日向「多分一緒だと思いますけど」

広樹「去年とも変わらないしな~」

駿太「気持ちよかったですしね~」

大希「久々にあんな強いのきたから、なんか体が…」

駿太「なんか思い出したらまたちんちんが」

研究員W「こらこら~。廊下でそんな話しないの~」

広樹「お前が言えることじゃないだろ」

研究員W「ひえ~辛辣。あ、この先に多分みんなも知ってる人がいるからね」

大希「みんなも知ってる人?」

研究員W「そ。まあ、着いてからのお楽しみってことで」

大広間から館内を移動すること2分ほど。
一同は二階にある会議室にたどり着いた。

ガラガラ

研究員Wが引き戸を開けると、中にはもう一人、白衣を着た人物が座っていた。

広樹「先輩!?!?っっっな、ななな、なんでここに…」

大希「確か去年の、、蓮、さんでしたっけ」

駿太「お久しぶりです!その節はありがとうございました!」

日向「「その節」については第一部第四章Part15をぜひご確認ください」

研究員W「日向くんだけなんかおかしかったけど…まあ、ご覧の通り、こちらが同じく臨時研究員の蓮くんだ。みんなも去年会ったことあるよね」

蓮「えっと…とりあえずお久しぶりです…。自分も昨日話を聞いてすごいびっくりしてるんですけど、、よろしく…?」

広樹「先輩…」

蓮「広樹くんは、先週ぶりかな?あはは、、」

蓮は苦笑いをしながら広樹の方を見た。

研究員W「ま、談笑の時間は後でいくらでもあげるけど、今はとりあえず説明を聞いてくださ~い。はい席着いて~」

全員近くの椅子へと座ると、研究員Wの隣にあるプロジェクターが点灯し、「臨時研究員プレゼンテーション」と書かれた画面が映し出された。

研究員W「はい。早く済ませたいから質問あったらどんどん聞いてね~。」

蓮「Wさんやる気出してくださいよ…」

研究員W「蓮くんがやる…?もう眠くてやる気出ない…ふわ、、」

蓮「人選事故で毎日徹夜してレポート終わらせてますもんね」

研究員W「まあと言っても自分のミスなんだけどね。ま、ちゃんと始めよっか。」

ざっと要約すると、研究員Wの話はこうだ。

1.臨時研究員は今年度いっぱいが有効期間。
2.仕事内容は研究の手伝い(主に実験台)や研究対象の監視、時々搾精の対象となることもある。
3.申請があれば帰宅可能。(ただしその際には記憶書き換え手続きが必要)

研究員W「まあこんな感じだわけだが、何かしつもーん」

大希「はい」

研究員W「はい大希くん」

大希「「研究対象の監視」って、どういうことですか?」

研究員W「お、いい質問だね。えっと、今日からまた新しい研究対象の子達が入る予定でね。あと二時間ぐらいで運ばれてくると思うから、その子たちに何か不便がないのかっていうのを監視してもらう仕事。もちろんたまに一緒に搾精活動に参加してもらうよ~」

広樹「じゃ去年、先輩がオレとよく一緒になってたっていうのも」

蓮「まあ、そういうことだね…」

駿太「はいはーい!お給料は出ないんですか~」

研究員W「給料は出ません!っていうか君たち中学生以下だし。」

駿太「国の機関だし別にいいじゃないですか~」

研究員W「こんな高級ホテル並みのサービスを受けといて、まだ何か不満かな~」

駿太「ちぇ~。新しい服買いたかったんだけどな~」

日向「駿太ももう少し節約したら…。毎回お小遣いすぐに使っちゃうじゃん」

研究員W「はい他に~」

広樹「はい」

研究員W「はい広樹くん~」

広樹「こっちにいる期間って、どんぐらいになるんだ?」

研究員W「んー、、基本的には研究対象たちがいるときにはいて欲しいけど、申請してもらえれば長期間でも抜けれたりするよ。」

蓮「あの~、、その点に関して僕も少し」

研究員W「なになに?」

蓮「僕、学校でバスケ部にいまして、それでその後輩になぜか広樹くんがいるわけなんですけど」

研究員W「それはこの前聞いたよ~。二人とも仲良くしてる?」

広樹「なんでそうなるんだよ」

蓮「それがですね、バスケ部の合宿と、その後に県大会が重なってまして…。その期間だけでも僕ら二人抜けさせてもらいたいんです」

研究員W「なるほど。蓮くんは去年と一緒かな」

蓮「そっすね、、」

広樹「申請とか、記憶書き換え手続き?とか色々言ってたけど、これはどういうことなんだよ」

研究員W「申請は簡単。申請書を書いてもらって、そこに期間とか色々書いてもらうだけ」

蓮「記憶書き換え手続きは、去年君たちが日常に戻ったときに、ここにいた時の記憶と、本来構築されるはずだった記憶の両方が残っていたやつ、覚えてる?」

大希「あれちょっと気持ち悪かったよね」

駿太「2日間ぐらい頭が痛かった…」

蓮「あれを記憶書き換えと言って、それをやってもらうっていうだけ。」

広樹「なるほど…」

蓮「まあ詳しいことは僕から申請しとくから、広樹くんは心配しなくていいよ」

広樹「りょーかいです…。ありがとうございます。」

蓮「なんか部活のノリで話しかけちゃうなぁ…wちょっと変な感じ」

研究員W「とりあえず質問はこんな感じでいいかな~?あ、あと伝え忘れてたけど、研究対象がいるときは白衣は着ないでね~。去年と一緒で裸でいてもらいます」

駿太「白衣かっこいいのに~」

研究員W「こらそこうるさい」

すると、会議室のドアが突然開いた。

研究員X「おーいW、終わったか~」

研究員W「お、もう時間?」

研究員X「ああ。準備を進めておかないとな。」

研究員Xがチラッと、白衣を纏った臨時研究員たちの方を見る。

研究員X「みんな似合ってるじゃん。いいね。」

研究員W「よし。じゃあオリエンテーションはここで終わり~!みんな今日は各々休んでいいよ~!あ、まだ研究対象に話しかけるのはダメだからね!!」

去り際にそう言って、二人は会議室を後にした。

駿太「なんか今日のXさんおかしくない?」

大希「なんというか、”クール”って感じ」

広樹「胡散臭いの間違いじゃねーか?」

蓮「いや、多分あれは連日の徹夜作業でメンタルが崩壊してる顔だね…」

会議室には沈黙が流れた。

続く


=天の声=
あづい!!!
お久しぶりですのりたまです。
毎回更新が遅れている気がします。ほんとすんません。
7月も今日で終わりですよ~!夏本番です!!
みなさん熱中症には気をつけて、水分補給をしてくださいね!

くれぐれもエアコンのついてない部屋で自家発電をするという馬鹿な行為はやめてくださいね!(一敗)

さてさて、次回からはなんと新メンバー!!!
多種多様なショタっこたちが入荷しますよ~
ぜひ推しのカプもたくさん見つけてくださいね...

本音:キャラが増えると書くのが難しくなるので正直怖い

ではでは
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