【新章突入】ショタたちがいろんなものに襲われる話

のりたまご飯

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【第二部】第1章 中学生と新学期

Part8 ポツンと一人な一日

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<大希主観のお話です>

ゴールデンウィーク初日。
いつものくせで6時半に起床しちゃったけど、そのまま二度寝して起きたのは8時半。
久しぶりに遅くまで寝たから体がちょっとだけだるい…。

スマホを開くと、いくつかメッセージが来てるみたい。

広樹「おはよ。部活行ってきます。」

朝6時にひろちゃんから送られてきてるメッセージを見て、思わずため息をついた。
これが中学生かぁ、ってちょっと思った。

朝ごはんを食べたらまずは宿題を片付けておく。
3教科分出てるから、一つ一つのプリントをしっかりと解いて…、答え合わせして…っと。

それにしても中学からは全部の教科が難しくなった気がする…。
数学も意味わかんない単位出てくるし、社会も難しい言葉が出てくるしで、
小学校の時はテストもいい点取ってたんだけどな…。
勉強しないとこの先が心配だなぁ、、、。


宿題をさくっと片付けると、すでに時間はお昼前だった。
今日はお母さんがお昼からお仕事って言ってたな…

1階に降りると当然のように誰もいないキッチンの冷蔵庫から、昨日の残ったカレーを出してレンジに入れて温める。
食卓に座って、スマホで動画を流しながら甘口のカレーを食べる。
ゴールデンウィークとはいっても、旅行にもいかないし、特にやることもないし…。はっきりいうと暇なんだよね。

カレーはとてもおいしかった。
シンクの中に入れて水につからせておく。

そういえば、、。

ゴールデンウィークだからっていって、部長が特別に3冊まで借りていいっていってたから休み前に借りてきたんだっけ。
ゆーきくんに特別面白いって言われたから読んでたやつもあるし…。なるべく早く読んじゃおうかな。
自分の部屋に戻って、カバンから文庫本を3冊出すと、ベッドの上でゴロゴロしながら本を読み始めた。
読みかけていた1冊目はミステリーだったんだけど
やっぱり目が離せなくなるぐらい面白かった。

ゆーきくんからおすすめされたやつはどれもハズレがない。
2時間ぐらいで読み終わると、少し箸休めにスマホをいじってみた。

緑のアイコンをした連絡アプリを開くと、休み前に交換したゆーきくんのラインが目に入った。
せっかくだから連絡してみるか…。
そう思って、メッセージを送る。

「この前おすすめされた本読んだよ!めっちゃ面白かった!!」

すると送信してから1分もたたないうちに返事がきた。

「もう読んでくれたんだ!トリックすごかったでしょ?」

トリックかぁ…。作中でいくつも出てきたけど、どれもすごいクオリティだったし、、
すかさずタイプをして返信をする。

「わかる~!殺人現場のメッセージもすごいワクワクしたんだよね~」

「やっぱりそこだよね~!ほんとのりたま先生のセンスの良さが伝わってくるし」

やりとりが十分ぐらい続くと、ゴールデンウィークの間にゆーきくんの家に行く話になった。

「じゃあ明日の10時とかどう?」

「全然OKだよ! 何冊か持っていくね!!」

そう返事すると、可愛らしい猫のスタンプで「OK」と返ってきた。
こっちも負けじと犬のスタンプで応戦。

にしてもゆーきくんとは話が合う…。
ひろちゃんももっと本読んでくれないかな?体育会系だけど。

その日はそのまま2冊目に突入してから少し経った頃にお母さんが帰ってきた。
ご飯を食べて、バラエティー番組を見て、お風呂に入って。なんともない一日だったけど、何かが足りない気がする。

ぴろりん♪

ベッドで適当にスマホをいじっていたら、ひーくんから連絡が来た。

「ただいま。」

「おかえり! 部活お疲れ様~」

ハートマークの犬のスタンプを追加でくっつけておく。
既読はついたけど返信がない。

ひーくんいなくて寂しいぃ…。
早くハグしたいしキスしたいしえっちなことしたい…。




そんなこと考えていたらちょっとだけちんちんがおっきくなっちゃった、、、

続く

=天の声=
こんちは
更新が遅いですね...。
年明けは全く余裕ないのでもうしばらく気長にお待ちいただけますと...()
ではでは
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