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【第二部】第1章 中学生と新学期
Part9 お邪魔します
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翌日の朝。
結局昨日はひろちゃんのこと考えながらしちゃったけど、久々に一人でやってもあんまり気持ちよくない…かも
今日は10時からゆーきくんの家に行く予定があるし、早めに朝ごはんを食べて準備をする。
昨日住所も聞いたけど、どうやら電車で一駅離れたところみたい。
とりあえず自分が持ってる本をいくつかカバンの中に入れて、財布を入れて…っと。
時計を見ると9時5分過ぎ…。
お母さんに行ってくることを伝えて外に出る。
春の陽気をぽかぽかと感じつつ、駅までの数百メートルをゆっくり歩いていく。
住宅街から大きな通りに出ると、すぐに道路にまたがる高架駅が見えてくる。
やっぱり都会は人が多いや。
改札を潜って、ホームから電車に乗り込むと、そのまま3分ぐらい電車に揺られる。
次の駅ですぐに降りると、スマホを見ながらもらった住所に沿って少しだけ歩く。
隣町は何度か来たことはあるけど、基本家族と車で出かける時だし、歩いたことはあんまりないかな。
なんて思っていたら、3分も歩かないうちに到着。
「本郷」と書かれた表札の中には、大きなお庭と2回建ての洋式で大きなお家…。
絶対お金持ちじゃん…。
礼儀作法には気をつけようと自分で考えてからインターホンを押す。
ピンポーン
少しすると声が聞こえてきた。
「は~い」
「あっ、小川です、、」
「大希だよね~?今行くからちょっと待ってて~!」
「うん、わかった~」
あれはゆーきくんだった。うん。
20秒もしないうちに、大きな鉄製のドアがが開いて、中からは数日前に見たゆーきくんが出てきた。
執事さんでも出てこないかとちょっと緊張した…。
「いらっしゃい! 入って入って~!」
すごいテンションが高そうに見えるのはなんでだろう。
とりあえず誘われるままにお家の中に入る。
「おじゃましまーす…、、って広っ」
「家に友達が来るの初めてなんだよね~!」
「そうなんだ!えっでも小学校の頃とかは?」
「他の地区の小学校通ってたし、特に仲のいい友達もいなかったしで…。」
「なるほど…。」
「立ち話も何だから、とりあえずお部屋いこっか」
「わかった」
広いお家の廊下を数カ所渡って、古そうな木でできた階段を登っていく。
ぎしぎし言ってるけど大丈夫だよね…?
木でできたドアをゆーきくんが開くと、そのまま中に入る。
「失礼しまーす」
「はいど~ぞ」
中を見ると、僕の部屋よりもひとまわり大きくて、大きなベッドと勉強机、周りには本がぎっしり詰まった本棚がたくさん。
うわっ…やっぱりすごい、、、
「すごーい…」
「えへへ、、一応自慢のお部屋ですが」
「近くで見てもいい?」
「全然大丈夫だよ!あっほら、これこの前部室になかったやつ」
「わわっ、こんなシリーズあったんだ!」
と、こんな感じで、ゆーきくんとは1時間ぐらい本棚を眺めながらお話をしていた。
高そうなお菓子とお茶も出してもらったし、、ゆーきくんは果たして何者なんだろう…
「こっちの棚は?」
「そ、そっちは…またいつかね」
「え~気になるよお~!」
「別に大したものじゃないから…うん、、」
「そっか…。」
人様のお部屋を色々聞き回ったのはちょっと申し訳なかったかも…。
それにしても昨日わかんなかった宿題まで教えてもらったし、お昼ご飯まで頂いちゃったし…
とにかくすごい助かった
時計を見るとすでに3時を回っていたし、長い間お邪魔するわけにもいかないから、そろそろ帰ることにした。
「それじゃ、また今度ね!」
「うん!いつでもきていいからね」
「失礼しました~」
そう言ってゆーきくんの家を出ると、僕は家路についた。
続く
=天の声=
お待たせしました...。
うん。それじゃ...。
エロ要素は確実に入れますのでご安心を...。
結局昨日はひろちゃんのこと考えながらしちゃったけど、久々に一人でやってもあんまり気持ちよくない…かも
今日は10時からゆーきくんの家に行く予定があるし、早めに朝ごはんを食べて準備をする。
昨日住所も聞いたけど、どうやら電車で一駅離れたところみたい。
とりあえず自分が持ってる本をいくつかカバンの中に入れて、財布を入れて…っと。
時計を見ると9時5分過ぎ…。
お母さんに行ってくることを伝えて外に出る。
春の陽気をぽかぽかと感じつつ、駅までの数百メートルをゆっくり歩いていく。
住宅街から大きな通りに出ると、すぐに道路にまたがる高架駅が見えてくる。
やっぱり都会は人が多いや。
改札を潜って、ホームから電車に乗り込むと、そのまま3分ぐらい電車に揺られる。
次の駅ですぐに降りると、スマホを見ながらもらった住所に沿って少しだけ歩く。
隣町は何度か来たことはあるけど、基本家族と車で出かける時だし、歩いたことはあんまりないかな。
なんて思っていたら、3分も歩かないうちに到着。
「本郷」と書かれた表札の中には、大きなお庭と2回建ての洋式で大きなお家…。
絶対お金持ちじゃん…。
礼儀作法には気をつけようと自分で考えてからインターホンを押す。
ピンポーン
少しすると声が聞こえてきた。
「は~い」
「あっ、小川です、、」
「大希だよね~?今行くからちょっと待ってて~!」
「うん、わかった~」
あれはゆーきくんだった。うん。
20秒もしないうちに、大きな鉄製のドアがが開いて、中からは数日前に見たゆーきくんが出てきた。
執事さんでも出てこないかとちょっと緊張した…。
「いらっしゃい! 入って入って~!」
すごいテンションが高そうに見えるのはなんでだろう。
とりあえず誘われるままにお家の中に入る。
「おじゃましまーす…、、って広っ」
「家に友達が来るの初めてなんだよね~!」
「そうなんだ!えっでも小学校の頃とかは?」
「他の地区の小学校通ってたし、特に仲のいい友達もいなかったしで…。」
「なるほど…。」
「立ち話も何だから、とりあえずお部屋いこっか」
「わかった」
広いお家の廊下を数カ所渡って、古そうな木でできた階段を登っていく。
ぎしぎし言ってるけど大丈夫だよね…?
木でできたドアをゆーきくんが開くと、そのまま中に入る。
「失礼しまーす」
「はいど~ぞ」
中を見ると、僕の部屋よりもひとまわり大きくて、大きなベッドと勉強机、周りには本がぎっしり詰まった本棚がたくさん。
うわっ…やっぱりすごい、、、
「すごーい…」
「えへへ、、一応自慢のお部屋ですが」
「近くで見てもいい?」
「全然大丈夫だよ!あっほら、これこの前部室になかったやつ」
「わわっ、こんなシリーズあったんだ!」
と、こんな感じで、ゆーきくんとは1時間ぐらい本棚を眺めながらお話をしていた。
高そうなお菓子とお茶も出してもらったし、、ゆーきくんは果たして何者なんだろう…
「こっちの棚は?」
「そ、そっちは…またいつかね」
「え~気になるよお~!」
「別に大したものじゃないから…うん、、」
「そっか…。」
人様のお部屋を色々聞き回ったのはちょっと申し訳なかったかも…。
それにしても昨日わかんなかった宿題まで教えてもらったし、お昼ご飯まで頂いちゃったし…
とにかくすごい助かった
時計を見るとすでに3時を回っていたし、長い間お邪魔するわけにもいかないから、そろそろ帰ることにした。
「それじゃ、また今度ね!」
「うん!いつでもきていいからね」
「失礼しました~」
そう言ってゆーきくんの家を出ると、僕は家路についた。
続く
=天の声=
お待たせしました...。
うん。それじゃ...。
エロ要素は確実に入れますのでご安心を...。
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