【新章突入】ショタたちがいろんなものに襲われる話

のりたまご飯

文字の大きさ
上 下
127 / 185
最終章 この日常だっていつか

Part9 二度目の大広間

しおりを挟む
※2023.04.26 改編(最後のちょっとだけ変えました)


広樹「これってもしかして」

大希「なになに~、なんだって?」

洗面所から髪の毛を少し濡らした大希が出てくる。
洗顔に失敗したようだ。

広樹「これ…」

広樹は先程の紙を大希に見せると、大希は一瞬考え、すらっとした表情で言った

大希「帰れる…ってこと?」

とりあえず二人して朝食を食べ、すぐさま隣の部屋に訪問すると、どうやら二人もこの紙を見つけていたようだ。

駿太「早いことでもう1ヶ月なんですね」

日向「退所の儀式…?なんだろ…」

大希「もうちょっとで家に帰れるってこと…かぁ」

広樹「でもさ…オレら、離れ離れになるじゃん」

広樹の一言で周りが静かになる

大希「確かに…こんな日々はもうなくなるよね」

駿太「僕はまたあんな生活に…」

日向「駿太と会えなくなるのは嫌だ…」

広樹「だろ…?」

4人とも黙り込む。
時計はもうすぐ9時半だ。

大希「まあグズグズしてもしょうがないよ!この退所の儀式をやってから話そ!」

周りも少し間を置いて、

駿太「そうですね」

日向「なんとかなる…と思いたいです…」

広樹「うんうん」

というわけで、4人とも覚悟を決めて最後の儀式に繰り出したわけである。

ーーー

大広間に到着すると、そこにはすでに数人の助手が待機していた。

中に案内されるかと思いきや、まずはその隣の小さな部屋に案内される。

大希「ここは…」

助手「まずは健康状態を確認するため、4人にはいくつかの検査を受けてもらいます。こちらへどうぞ」

その後4人は、心電図や血圧などなどの身体検査をいくつか受けた。
しかしまだ終わらないようで、最後にもう一つの部屋へと案内された。

助手「では、一人ずつ中へとお願いします。」

助手がそういうと、まずは大希が中へと案内された。

中には医療用の可動椅子が配置されている。
大希はそのまま椅子の上に座ると、そのまま椅子が前へと進む。

大希「わっ、動いてる…」

イスが最後まで動くと、大希の足が乗った台が分離され、なすすべもなくM字開脚にされる。
赤く染まった顔の下には、いつもと変わらない小さな性器、そしてその下にぶら下がる二つの睾丸があった。
皮膚の色に影がかかった色をしている陰嚢は、外気にさらされているせいか、縮こまっている。

椅子はなおも前進すると、前方に大きな機械が見えた。
上には手のひらほどのサイズで作られた金属製の台が付いている。

椅子がその機械の前で停止すると、助手がやってきて、大希の陰嚢を手で支え、その台の上に載せた。

大希「な、なにこれ…しかもちょっとあったかい」

程よい体温に熱された小さな台は、縮こまった陰嚢をほぐしていく。
すると1分もたたないうちに、縮こまった陰嚢はたちまちに引き伸ばされ、浴槽から上がった時のようになった。

皮膚に包まれた睾丸もだんだんと姿を明らかにしていく。

助手「では、検査を始めます。」

助手がそういうと、機械はウーという音を立てて唸り始めた。

大希「えっ、な、なんでっ…」

大希が自分の性器の先端を見ると、勃起をしていないにもかかわらず、性器の先端から透明な液体が溢れ出しているのがわかる。
睾丸はただほんのりとした熱しか感じない。わずかな快感はあるものの、それは性的快感が与えられているものではない。

少しすると機械は動作を終了し、椅子は機械から離れた。

性器の先端から内腿にかけて、透明な液体がベトベトと付いている。
椅子から下ろされる前に助手にふかれ、そのまま検査は終了した。

大希「ただいまぁ…」

広樹「おかえり、大丈夫だった?」

大希「うん…けどちょっと不思議なことがあってさ」

助手「次の方お願いします~」

広樹「あっ…じゃあ行ってくるわ」

大希「うん。行ってらっしゃい」

そんな感じで、4人とも同じ検査を受け終わった頃には、時計は11時50分を指していた。

助手「えー、検査にも問題ないようですので、大広間の方へと案内いたします。こちらへどうぞ。」

すると今度こそ、3回目の大広間へと4人は足を踏み入れた。
中には内診台が4つ、並んで置かれていた。
そしてそこにちょうど当たるようにスポットライトが調整されている。
数十を超える助手がそのそば待機しており、忙しそうに器具などを調整しているようだ。

日向「な、何ここ…?」

駿太「ひーくんはここきてなかったんだっけ?」

大希「僕たちは一回来たよね~…」

広樹「あの時と同じような感じだな」

助手についていくと、当然のように4人で並んで内診台に座らされた。
右から広樹、大希、駿太、日向の順。
座り次第助手たちに体を固定される。
両手両足に、腰や胸にも固定ベルトが巻かれる。
これで4人は首を除く全ての身動きが取れなくなった。
最後に目隠しをされると、そのまま放置される。

そこから5分ほど、研究員が準備を進め、いよいよ12時になった。

研究員X「えー、では12時になりましたので、研究対象4人への、最終儀式を開始します。」

12時の瞬間に研究員Xが口を開いた。

研究員X「概要を説明します。

最終儀式、は最初の儀式と対になる儀式です。
最初の儀式は研究対象の能力をテストするのが目的ですが、最終儀式は研究の成果を確認することを目的にしています。
そこで、精巣から直接的に精液を採集することで、作成されたての精液を獲得することができます。
しかし、一般的に精巣から作成される液体は極めて少なく、前立腺で作られた液体と合流し最終的に射精する為、
精巣にこの「特殊活性剤S-0721号」を注入し、擬似精液として濃度の高い精子細胞を搾取することが可能になります
また、「特殊活性剤S-0721号」は、精巣の活性化を最高まで高めることができ、短時間でも多量の精子細胞を作成可能です。」

そこで研究員Xは解説を終えた。

研究員X「それではこれより全ての研究対象への作業を開始してください。」

その一声で、会場にいる研究員や助手が作業を始めた。
固定された体が乗った内診台はまず少し上半身が倒れ、その次に足が再びM字開脚の形になる。
両足の間にあるお尻と性器が大きく晒される
目が隠されていても、己の体にとって大事な部位が晒されるのには耐えられるものではない。
次に、性器への挿管が始まった。

大希「ひゃっ、」

突然性器に触られたことへの驚きで、大希が声を上げた。
見ると、4人とも恐怖からか性器が大きくなっているものはいない。
皮がかぶっている性器はめくりあげて、それ以外はそのまましみにくい消毒液を亀頭や尿道口に噴布し、消毒作業を完了させる。
次に、まだ勃起していない性器にカテーテルを挿管していく。

駿太「は、はいってくるぅっ、、」

日向「そんなところに、おかしいよぉ、」

尿道に沿って管が膀胱まで到達すると、一旦そこで管を停止させ、ノズルを調整する。
管を機械に接続すると、機械が吸引し、ちょろちょろという水音とともに、少し黄色かかった尿が外に排出される。

広樹「うぅ…」

尿が出し切られたことを確認すると、管を一旦抜き、新しい管に交換する。
先ほどよりも少し太い管が4人の尿道に挿入される。
膀胱に入る前に停止し、金属製の固定具で性器とともに機械に固定される。
さらに今度はそのカテーテルを通って、柔らかく柔軟性のある管が2つさらに中に通され、尿道から射精管に分岐して精巣へと向かう。
2つの長くて細い管が体の内部へと入っていく。

数十cmの射精管を通り、2本の管はついに精巣へと到達した。
そして最後はその管を機械の端子につなぎ、そして固定をすれば作業は完了である。

助手「作業、完了しました!」

少し間があき、もう一人、もう一人と、作業完了の知らせを告げる。
この時間だけで、4人の性器の先には3本の管が通されていた。
大希はカテーテルが射精管をとおる感触に恐怖を感じ、早くも目隠しの布を湿らせているようだ。

助手「作業、完了しました!」

そして最後の助手がそう告げると、研究員Xは再び口をひらく。

研究員X「では、これより特殊活性剤S-9721号の注入を始める。管を真空状態に。」

その合図で機械のスイッチが押され、小さくキュいいいいんという音とともに、管の中、そして陰嚢の中が真空に満たされる。
それと同時に管と精巣が密着する。

研究員X「それでは、注入を始めてください。」

いくつかのスイッチをオンにすると、かすかに白い液体が管を通って、体の中へと流れていく。
数秒ほどして液体が到達すると、それは自然的に睾丸の中へと滲み、そして精巣自体を大きくする。

大希「あああ痛いぃっ、痛い!」

駿太「外してぇっ、これだめだってっ、、」

苦痛の声が聞こえる。
化学成分が、細胞の製造時間を大幅に短縮すると同時に、精子の含有濃度や精密度を上昇させる。
化学成分が半分染み込んだかというところで、細い2つの管に再び異物が現れる。
先端に針がついた、さらに小さな管である。
そしてだんだんと精巣に近づくと、最終的にはぷさりと精巣に刺さった。

広樹「っっがぁあああ!!」

先に針が到達したのは広樹だ。すると次々と針が精巣へ刺されていく。
細くはあるが、繊細な部位を針で刺される痛みが体を襲う。

最後の一針まで刺さったことを確認すると、
少しだけ時間を置く。活性剤が100%作用するのを待つのである。
そして時間が経った頃に、一気に中の精液を吸引するのである。

ヴゥゥゥゥゥゥゥ…

機械が重い声を発し始めると、それが始まった合図である。
大きく膨れ上がった精巣から、生産されたばかりの精液を汲み取る作業。
それは単純で、ただ機械によって吸引されるだけである。

駿太「っはうぅぅっっ!!!ああああ」

睾丸からの濃縮精液が採取されることで、
ホルモンが錯覚を起こし、常に絶頂していると体が認識するのである。
快感が強すぎて声も出ないのだろうか、ただ機械の低い声が響くだけだ。

少しすると、管の中にある管に、黄色く濁った液体がゆっくりと機械へ流れていることを確認できる。
これが濃縮精液である。わずか1mlに10億もの精子細胞が含まれており、それが一人から数ml採集できる。
採集時間はほんの数分。しかしその時間全てで強い快感を感じ続ける。

大希「あ、あああ、ぁぇっ、いつ、終わるのこれぇえっ!、ひゃああ!」

広樹「は、早く開放して…」

駿太「もうやだぁっ!気持ちよすぎるってぇっ!!」

4人の我慢はもはや限界だった。


そしてそれから5分ほど…
ついに採集が終わった。

最後の一滴までが、管を通じて機械の中にセットされた試験管へと運ばれる。
中にはドロドロとした薄黄色の液体が入っていた。

するすると管が抜けていくと、最終的に4人の性器には何も残らなくなった。
4人はゼエゼエと大きく息をしている。
数分間連続で絶頂状態にいたため、意識が飛ぶ寸前である。

びくびくと跳ねる性器は、次第に小さくなっていき、そしていつものサイズに戻った。
それと同時に、助手達は4人の口と鼻を覆うように、管がついたマスクをつけ、その管がつながったガスボンベの栓を捻った。

しゅううううう…

広樹「んんんん!?」

日向「んむううう!っあ、、が…」

視覚は奪われているが、鼻と口に何かが被せられ、そこに何かが流されていることはわかる。
そして次第に一人ずつ目を閉じ、やがて全員、意識がなくなった。


研究員X「久々だな。こんなに楽しかった期間は」

研究員W「確かに…オレこの子達見てるとさ、小さい頃を思い出しちゃうっていうか…特に駿太くんは…」

研究員X「ひどいことしてるとは思うけど…これも仕方がないことだ。」

研究員W「これでお別れか。ここにいる間の記憶にも。」

続く

=天の声=
痛そう...
自分で書いてなんだけど痛そう...
後で謝っとこ

キリが悪かったので少し改変しました!
読んでない方はもう一度読んでください!!
ではでは
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

身体検査

RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、 選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

疲弊した肉体は残酷な椅子へと座らされる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集

あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。 こちらの短編集は 絶対支配な攻めが、 快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす 1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。 不定期更新ですが、 1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 書きかけの長編が止まってますが、 短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。 よろしくお願いします!

処理中です...