【新章突入】ショタたちがいろんなものに襲われる話

のりたまご飯

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最終章 この日常だっていつか

Part7 来てはいけない場所

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あの告白から1時間、カラオケルームは、すでにラブホテルのような雰囲気になっていた。

「まさとぉっ、だ、だめだってっ、、」

「もう俺我慢できない…」

雅人はすでに翔のズボンを脱がしにかかっていた。

「ここカラオケルームだから!監視カメラとかあるから!!」

「んんんぅぅぅ…」

あまりの興奮のせいか、監視カメラのことをすっかり忘れていた雅人は、
翔のズボンから手をはなし正気になった。

雅人の告白に、翔は簡単にそれを承諾し、二人はあっという間に恋仲となった。
抱きついたりキスをしている間に、ここまで発展したわけだ。

「と、り、あ、え、ず!ここじゃダメっ!あともう終電終わった!!!」

時計を見ると、すでに時刻は午前1時を回っていた。
大手鉄道会社はすでに終電が終了していた。
いつまでもカラオケ店にいるわけにもいかないので、二人はどうにかしようと考えていた。

「とりあえず制服のままじゃあダメだろうな…」

「着替えるか…?」

「僕は着替えあるけど…雅人は?」

「…ない」

「ええええ」

翔はカバンの中を探してみると、もう1セット着替えを見つけた。
1週間前からカバンの中に放置してあったものである。
もちろん洗ったものだ。

二人は制服から一気に若者のような雰囲気になり、
そそくさとカラオケ屋を退店し、夜の街へと戻った。

「はぁ…今からどうするの~…?」

「どうするって…か、帰る…?」

「どう見ても帰れないでしょ~!警察見つかって補導でもされたら…あわあわあわ」

翔は軽くパニックになった。

「んー、、じゃあさ…」

雅人はどうやらいいことを思いついたらしい。
そして翔の耳元でそれを伝えた。

「ラ、ブ、ホ、いかない?」

翔は思わず殴ってしまいそうだったが、そのてを寸前で止めた。
頭の中には僅かに「このまま入ってもバレないのではないか」という気持ちがあったからである。

翔は少し考えた上で、

「…いいよ」

と答えた。
雅人もその答えに驚いたようで、目を大きく見開いていた。

夜の街のラブホテルは、それは決して少なくはない。
二人でそれっぽいところを見つけ、手を繋いで中にはいった。

受付はやる気のなさそうな20代ほどの女だった。

「…」

少しの隙間しか空いていないスペースから手を出し、二人の前のカウンターにある料金を入れるかごを指さした。
二人は少し戸惑いながらも、一泊分の料金を雅人が財布からだし、カゴに載せた。

すると女はすぐさま金をしまい、少しして一つの鍵が出てきた。

二人は少し驚きながらも、鍵を持ち、エレベーターに飛び乗った。

「…成功しちゃった」

「…だな」

鍵に書かれた数字の会に到着すると、その部屋のドアの鍵を開け、中にはいった。

部屋は普通のホテルの一室のようだが、天井の僅かな照明が、部屋を普通っぽくないようにしていた。
真ん中には大きなベッドがあり、それは二人に用意された決戦場だった。

「来ちゃったよぉぉ…///」

翔は異常なほどに照れていた。
その反対に雅人は自信に満ち溢れていた。

「じゃ…風呂、入ってくる…」

全てが自信に満ち溢れていたようでもないらしい。
ホテルにはシャワーも備え付けられていたため、二人ともぱぱっと体を洗う。

ちなみに翔はちゃんと風呂の間に何をすべきか把握していた。

数十分がすぎ、二人とも風呂から上がると、すでに外は照明が暗めに調整されていた。
もちろん雅人に。

ローブなんていうものもなく、パンツ姿でベッドに正座する。
もちろんその下にあるものは両方とも大きく聳え立っているように見える。

「えっと…じゃあ、、そういうことでいいんだよね…」

「他に何かあるかよ」

「…」

翔が黙り込むと、雅人が思わず翔をベッドに押し倒した。

「何回でもいう。オレはお前のことが好きだ。」

かっこいいような言葉を残し、二人は素敵な夜の時間へと入っていくのであった。

続く


=天の声=
構成が...難しい...
ならさっさと飛ばしちゃおう!
ということで研究員の二人には悪いのですが過去編をサクッと終わらせて次に行きます。
だって新年度で忙しいし高校生は...ねぇ?

ってことで次回もお楽しみに...ではでは
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