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最終章 この日常だっていつか
Part4 助け
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男1「そろそろ準備できたぞ…」
縛られた悠真は依然、田舎の小さな古民家で監禁されていた。
周囲に家はなく、いくら叫んだとしても人一人通らないので意味がない。
悠真はすでに助けを求めることを諦め、顔に付着した精液の嫌悪感をただ気にしていた。
男2「じゃあ誰から行こうか…」
男1「俺からいかしてもらおうじゃねえか」
男3「おお。いっちょかましてやったれよぉ!」
男4「ばっちり動画に残してやるぞ~」
男は自分の性器を大きく勃起させ、悠真の両脚の間に割り込んだ。
男1「さてぇ…味わうとしますかぁ」
男が腰を突き出そうとしたその瞬間
バリーン!!!
静かな部屋の中を破壊する大きな音が響き渡る。
男2「な、なんだ!?がっ…」
黒いかげが男たちに近づき一人一人をダウンさせていく。
男1「誰だてめぇっ!こんなとkっぐああっ!!」
ものの数秒で、4人の大男はすぐに動かなくなった。
悠真「…」
悠真は恐怖を感じた。黒い影はこちらに近づいてくると、その姿を表した。
一人の眼鏡をつけた男で、スーツをきたままだった。
???「大丈夫か。」
悠真「…ぁっ、えっと…」
???「はぁ…無事でよかった。危なかったな。」
男は携帯を開き、少し操作すると、それを耳に当てて話し始めた。
???「俺。あっ、無事だよ。どこかの馬の骨が拉致ってたらしいわ。どうする?普通に処理しとく?」
数秒間ほど会話すると、男は携帯を切りズボンのポケットにしまった。
???「そいじゃ拘束してるやつはずすぞ。」
悠真「は、はい…」
悠真は急な出来事に脳の処理が追いつかなかったが、ひとまずは助かった。
眼鏡の男から大きめのTシャツとパンツを渡されると、玄関に止めてある車に乗り込めと言われた。
玄関には、大男たちに連れてこられた車と、もう一台の小型車が止められていた。
4人乗りの後ろの座席に座り込む。男は数分後車へと戻ってきた。
???「大丈夫?体とか」
悠真「うぁ、えっと…多分大丈夫です。」
???「そっか。ならよかった。これ会社の車だから何もなくてさ。」
そういうと眼鏡の男はエンジンを起動した。
車が走り出してから数百メートルすると、悠真は口を開いた。
悠真「あの…どちら様、ですか?」
???「あっ…自己紹介してなかったね。オレは研究員Y。まあ言っても”元”なんだけどね。」
悠真「えっ…?」
研究員Y「驚いた?Zの他にもう一人いたって。あはは。」
眼鏡の男は冗談っぽく笑った。
悠真「じゃあ、僕を助けに来てくれたのは…」
研究員Y「Zから連絡きててさ。助けないわけには行けないじゃん?」
悠真「そうだったんですね…なんていうか…ありがとう、、ございました…」
研究員Y「大丈夫だよ。君が無事なら。」
眼鏡の男はにこりと笑った。
研究員Y「あー、あの男たちはただ記憶の処理しただけだから。パーティーしてて窓ガラス割ったって設定にしてる。カメラの記憶も消しといたから心配しないで。」
悠真は内心ほっとした。
畑が集まる地帯を抜けると、車は高速のインターチェンジに入り、そのまま夜の高速道路に乗って走り出した。
研究員Y「お腹空いてない?」
悠真「…」
悠真が黙って返事に困っていると
研究員Y「研究所の近くにおすすめのラーメン屋あるから、よってく?」
悠真「…お願いします」
ラーメン屋というと、悠真は生まれてから一度だけ、悠人に連れられ行ったことがある。
豚骨のスープが効いていて、とてもおいしかった印象がある。
車で数十分走ると、やがて高速をおり、いつもの市街が見えてきた。
そして下道をまた少し走り、「ラーメン」と書かれた看板のある店の駐車場に車を止めた。
雨は弱くなりつつあった。
研究員Y「あー…服…」
悠真は大きなTシャツとトランクスのパンツしか履いていなかった。
研究員Y「ごめんね、そこまで考えてなくて…そのままいける?」
悠真「あっ、全然大丈夫ですよ。」
研究員Y「ありがと!じゃ、中入ろっか。」
車のドアを開けて、雨を避けるために少し小走りすると、店内に入った。
店主「いらっしゃいぃ!。あれっ!まさくんじゃねえか。」
研究員Y「あっおじさん。お久しぶりです。」
店主「1年ぶりじゃねえか。元気にしとったか?」
研究員Y「おかげさまで。」
店主「あり、今日しょうは一緒じゃねえのか?」
研究員Y「あっ…ちょっと、一緒じゃないんですよ~。」
研究員Yが少し困った顔を見せる。
店主「まあ座りな。今日もいつものか?」
研究員Y「はい。あっ、それを2人前、お願いしてもいいですか?」
店主「2人前?もしかしてその後ろのにいちゃんにか。」
研究員Y「そうなんです。今日預かってて。」
店主「任しとけよ。じゃあ、ちょっと待っとけ。」
そういうと店主は黄色いカゴから中華麺をだし、舐めにいれて茹で始めた。
テーブルからコップを2つ取り、そこにセルフサービスの水を注ぐと、悠真の前にも一つおいた。
研究員Y「喉乾いたでしょ。はい。」
悠真は確かに喉が渇いていたので、コップの水をすぐに飲み干した。
悠真「ぷはぁ…」
研究員Y「ふふ…。」
しばらく沈黙が続いたが、先に口を開いたのは悠真の方だった。
悠真「あの…」
研究員Y「ん~?」
悠真「Yさんと、Zさんって…どういう関係なんですか?」
研究員Y「単刀直入にいうね~。嫌いじゃないよ~w。んまぁ、どこから話せばいいかな。オレと、しょう。まあZの本名なんだけどね。あいつとは幼馴染でさ。」
続く
=天の声=
はいはいーっと
いやあ元々最後までやらせるつもりだったんですけどちょっとそんな気分じゃなくって...
ってことで研究員Y登場~眼鏡のイケメンです。
次回からどうなるんでしょうか~
ではでは
縛られた悠真は依然、田舎の小さな古民家で監禁されていた。
周囲に家はなく、いくら叫んだとしても人一人通らないので意味がない。
悠真はすでに助けを求めることを諦め、顔に付着した精液の嫌悪感をただ気にしていた。
男2「じゃあ誰から行こうか…」
男1「俺からいかしてもらおうじゃねえか」
男3「おお。いっちょかましてやったれよぉ!」
男4「ばっちり動画に残してやるぞ~」
男は自分の性器を大きく勃起させ、悠真の両脚の間に割り込んだ。
男1「さてぇ…味わうとしますかぁ」
男が腰を突き出そうとしたその瞬間
バリーン!!!
静かな部屋の中を破壊する大きな音が響き渡る。
男2「な、なんだ!?がっ…」
黒いかげが男たちに近づき一人一人をダウンさせていく。
男1「誰だてめぇっ!こんなとkっぐああっ!!」
ものの数秒で、4人の大男はすぐに動かなくなった。
悠真「…」
悠真は恐怖を感じた。黒い影はこちらに近づいてくると、その姿を表した。
一人の眼鏡をつけた男で、スーツをきたままだった。
???「大丈夫か。」
悠真「…ぁっ、えっと…」
???「はぁ…無事でよかった。危なかったな。」
男は携帯を開き、少し操作すると、それを耳に当てて話し始めた。
???「俺。あっ、無事だよ。どこかの馬の骨が拉致ってたらしいわ。どうする?普通に処理しとく?」
数秒間ほど会話すると、男は携帯を切りズボンのポケットにしまった。
???「そいじゃ拘束してるやつはずすぞ。」
悠真「は、はい…」
悠真は急な出来事に脳の処理が追いつかなかったが、ひとまずは助かった。
眼鏡の男から大きめのTシャツとパンツを渡されると、玄関に止めてある車に乗り込めと言われた。
玄関には、大男たちに連れてこられた車と、もう一台の小型車が止められていた。
4人乗りの後ろの座席に座り込む。男は数分後車へと戻ってきた。
???「大丈夫?体とか」
悠真「うぁ、えっと…多分大丈夫です。」
???「そっか。ならよかった。これ会社の車だから何もなくてさ。」
そういうと眼鏡の男はエンジンを起動した。
車が走り出してから数百メートルすると、悠真は口を開いた。
悠真「あの…どちら様、ですか?」
???「あっ…自己紹介してなかったね。オレは研究員Y。まあ言っても”元”なんだけどね。」
悠真「えっ…?」
研究員Y「驚いた?Zの他にもう一人いたって。あはは。」
眼鏡の男は冗談っぽく笑った。
悠真「じゃあ、僕を助けに来てくれたのは…」
研究員Y「Zから連絡きててさ。助けないわけには行けないじゃん?」
悠真「そうだったんですね…なんていうか…ありがとう、、ございました…」
研究員Y「大丈夫だよ。君が無事なら。」
眼鏡の男はにこりと笑った。
研究員Y「あー、あの男たちはただ記憶の処理しただけだから。パーティーしてて窓ガラス割ったって設定にしてる。カメラの記憶も消しといたから心配しないで。」
悠真は内心ほっとした。
畑が集まる地帯を抜けると、車は高速のインターチェンジに入り、そのまま夜の高速道路に乗って走り出した。
研究員Y「お腹空いてない?」
悠真「…」
悠真が黙って返事に困っていると
研究員Y「研究所の近くにおすすめのラーメン屋あるから、よってく?」
悠真「…お願いします」
ラーメン屋というと、悠真は生まれてから一度だけ、悠人に連れられ行ったことがある。
豚骨のスープが効いていて、とてもおいしかった印象がある。
車で数十分走ると、やがて高速をおり、いつもの市街が見えてきた。
そして下道をまた少し走り、「ラーメン」と書かれた看板のある店の駐車場に車を止めた。
雨は弱くなりつつあった。
研究員Y「あー…服…」
悠真は大きなTシャツとトランクスのパンツしか履いていなかった。
研究員Y「ごめんね、そこまで考えてなくて…そのままいける?」
悠真「あっ、全然大丈夫ですよ。」
研究員Y「ありがと!じゃ、中入ろっか。」
車のドアを開けて、雨を避けるために少し小走りすると、店内に入った。
店主「いらっしゃいぃ!。あれっ!まさくんじゃねえか。」
研究員Y「あっおじさん。お久しぶりです。」
店主「1年ぶりじゃねえか。元気にしとったか?」
研究員Y「おかげさまで。」
店主「あり、今日しょうは一緒じゃねえのか?」
研究員Y「あっ…ちょっと、一緒じゃないんですよ~。」
研究員Yが少し困った顔を見せる。
店主「まあ座りな。今日もいつものか?」
研究員Y「はい。あっ、それを2人前、お願いしてもいいですか?」
店主「2人前?もしかしてその後ろのにいちゃんにか。」
研究員Y「そうなんです。今日預かってて。」
店主「任しとけよ。じゃあ、ちょっと待っとけ。」
そういうと店主は黄色いカゴから中華麺をだし、舐めにいれて茹で始めた。
テーブルからコップを2つ取り、そこにセルフサービスの水を注ぐと、悠真の前にも一つおいた。
研究員Y「喉乾いたでしょ。はい。」
悠真は確かに喉が渇いていたので、コップの水をすぐに飲み干した。
悠真「ぷはぁ…」
研究員Y「ふふ…。」
しばらく沈黙が続いたが、先に口を開いたのは悠真の方だった。
悠真「あの…」
研究員Y「ん~?」
悠真「Yさんと、Zさんって…どういう関係なんですか?」
研究員Y「単刀直入にいうね~。嫌いじゃないよ~w。んまぁ、どこから話せばいいかな。オレと、しょう。まあZの本名なんだけどね。あいつとは幼馴染でさ。」
続く
=天の声=
はいはいーっと
いやあ元々最後までやらせるつもりだったんですけどちょっとそんな気分じゃなくって...
ってことで研究員Y登場~眼鏡のイケメンです。
次回からどうなるんでしょうか~
ではでは
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