【新章突入】ショタたちがいろんなものに襲われる話

のりたまご飯

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第3章 生活も、性活も、慣れが大事。

Part 15 思い出のかけら

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駿太「ぐー…zzz」

大希「駿太くん寝ちゃった…膝の上で…」

広樹「ところで、さっき駿太が”どこにいってたの” といっていたような気がしたんだけど… どうなってるのかな…?」

日向「話せば長くなりますが…一応説明していきます。」



ーーーー
(ここから一人称が日向に変わります)

僕と駿太は、先ほども言った通り幼馴染で、幼稚園からの付き合いでした。
駿太くんのお父さんは、幼稚園に入る前に亡くなったそうで、幼稚園でも駿太は一人ぼっちで遊んでいました。
一方僕はというと、当時は元気な性格で、みんなと馴染める存在でしたね。
ある日、園の端っこに一人ポツンと立っている駿太をふと見かけました。その時からどうしても駿太の事が気になって、その日の放課後、話しかけてみたんですよ。そしたら何も喋らないで、ずっとうつむいてました。
子供ながら、僕は何かあったんだなと察しました。そして、毎日駿太を見かけては声をかけ、自然と話を聞いてもらえるようになりました。
そして、家が二人とも近い事がわかって、二人で毎日一緒に遊びました。駿太はその頃から自分で話しかけられるようになったり、笑ったりしてました。
実際、あの頃から「可愛いなぁ」とは思ってましたね。いわゆる「幼馴染」ってやつです。

小学校に入学してからも、僕らはずっと仲良しで、学校に行ったり帰ったりなど、離れ離れになる日はほぼありませんでした。
しかし、とある事件が起こったのです。あれは確か、去年の春でしょうか。

学年中に、駿太のお母さんがギャンブルや男遊びを毎日しているという噂が広まり、正直意味がわからなかったのですが、それが悪い事だということはわかってました。
そして、みんな次第に声をかけなくなったんです。みんな無知だから。
巻き込まれたらどうしようって。


もちろん。僕も例外ではなかったです。



あの頃から、僕はだんだんと駿太に冷たくなりました。
幼稚園の頃とは比べ物にならないくらい。僕だって、巻き込まれたくなかったのかもしれません。

いまだになぜそんなことをしたのかと、あの時の自分を恨んでました。

そして、駿太が不登校になり、駿太のお母さんに関する悪い噂も消えた頃、僕は駿太の家に行ってみようと思いました。
ドアをノックすると、中から出てきたのは、身体中傷でボロボロな駿太でした。

包丁の後だったり、カッターで切った後だったり。顔はというと…ものすごく病んでいるようでした。
部屋に入ると、血だらけのティッシュやタオル、ゴミなど。

お母さんもいなくなっており、部屋には駿太しかいませんでした。

ーーー
日向「駿太…何で…」

駿太「ひーくん…心配しなくていいよ…こっからは僕一人で生きていけるからさ…」

日向「何で何だようっ!!!」

駿太「…!」

日向「何で僕は…!噂なんかに…!」

駿太「…」

日向「オレたち…恋人だろぉ…!」

駿太「ひーくん…うう…」

日向「しゅんたぁっ…!!」

ーーー
あの日は二人でひたすら泣いて、泣いて…とにかく泣きましたね。
そしてその日は駿太の家に泊まっていきました。(この話もいづれしたいと思います)
そして翌日。日曜日でしたね。1週間後にまた来ると僕は言い残し、駿太の家を後にしました。


あれから1週間、再び駿太の家に行くと、もぬけの殻でした。
駿太のものが全部まとめてなくなってて、残ってたのは一通の手紙でした。



ーーー

ひーくんへ

この手紙を見てるってことは、もう僕はいないのか。
貯金が底をつきました。僕は自分で働かなければなりません。
ネットで色々調べたけど、結局は、エッチなことをすれば、お金が手に入るそうです。
ということで、僕は家を出ることにしました。
こんなきったない家にさようならできるとは。夢にも思ってなかったです。
ひーくんとの6年間。楽しかったよ。
始めで話しかけてくれた時。本当に嬉しかった。
1週間後にも会おうって決めたのに。約束守れなくてごめんね。
ってことで、僕はもう行きます。エッチなことって何するのかな。
ひーくんと別れるのは辛いけど、こうしないと生きていけないじゃん?
またいつか会えたらいいね。最後に定番のセリフでも書いとこっかな

探さないでください


駿太

ーーー

その場で泣き崩れましたね。
ほんと。何やってんだこいつって感じで。

汚い字で。手紙にはシミがあって。
多分。書きながらあいつも泣いてたんだと思う。
小4の残りの日は、本当に生きる望みがなかったです。
毎日一人で登下校しても
駿太が毎日隣にいるような気がして。

小5になったら、忘れられるかなって。思ったんですけど。
結局無理でした。

で、そのままオナニーまで覚えちゃって…
精液は出なかったんですけど。ものすごく気持ちよかったのを覚えてます。
毎晩あの夜の駿太を思い返しては、ちんちんを手で弄って、気持ちよくなってました。

そして、結局ここで会えたっていうわけです。
ーーー
(ここから一人称戻ります)

大希「…いろいろ大変だったんだね。ねえひろt…って!?」

広樹「うううっ…!!ぐすっ!なんて感動する話なんだぁ…っ!!!ぐすっ」

大希「だから何でひろちゃんが泣くのwww」

日向「ほんとに大変でしたし、辛かったです。」

でも。ここに駿太がいると。いつもの日常に戻ったなぁって。感じがするんです。

駿太「ひーくぅん…zzzだいすきだよぉ…zzz」

日向「うん。オレも好きだよ。」

続く

=天の声=
ってことで...いかがでしたか???
情けない話なのですが、自分は書いてて泣いちゃいました。
(決して自画自賛じゃないですよ???)
次回はいよいよ第3章完結!
第5章からは駿太くん、日向くんの施設に入る儀式一式をお届けします!

一応今のところのcpは
大希 x 広樹 日向 x 駿太
って感じです。
広樹攻め大希受け 日向攻め駿太受け
になります。
では、また次回も乞うご期待!!!
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