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本編
結婚式
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俺はガッチガチに緊張している。
今は結婚式の真っ最中。
リハーサルは飽きるほどやった。何も問題はない。
これが最後の一回と思えばいいのだ…!なのに。
今が絶賛幸せ真っ最中すぎて、明日が怖いなんて言えない!
幸せすぎて不安恐怖症になっているんだ。苦労?してやっと掴んだ幸せに、安心できない…。
「顔が真っ青だぞレイ…」
祭司の言葉を聞き終えたとき、ベンがこそっと話しかけてくれた。あとは誓いのキスだけ。
招待客には沢山の国際的な来賓に、ダリウス、エリアス、それに金のドラゴンたちも来てくれている。お客さんはみんな、金のドラゴンに驚いていたけど。
クレオンとヴォルフは国政が安定するまで離れられないらしく、お祝いとしてたくさんのプレゼントを送ってくれた。
でもまだ緊張は解けない、くらくらする、吐きそう!
そう思っていたら、なんと大きな拍手と共に、さっき来賓席にいた陛下とシュワルツが俺たちがいる壇上にあらわれた。
それも、ガルデスフィールの婚礼衣装で。
驚く俺にベンが笑いかけた。
「父上たちも結婚式を挙げたら?って誘ったんだ。ふふ、レイを驚かせたくて内緒にしてしまったけど、怒った?」
「…怒るわけないじゃん!もう、」
はずかしそうなシュワルツと、照れ隠しなのか、難しい表情の陛下にベンが一礼をした。
「この年になって…恥ずかしいがやっておかねば一生後悔するとベンに言われてな…」
国王陛下がぼやくように話してくれた。何よりシュワルツの美貌に華麗な衣装が似合いすぎる。俺は口をあんぐりしながらその美しさに呆然とした。ずっと思ってたけど、いくつだよシュワルツ…バケモンだな…。
「ベンとレイのお陰だ。やっと公私ともにシュワルツを我が物にできる。感謝する」
陛下が俺を抱きしめ、そのあとでシュワルツも優しくぎゅっと抱いてくれた。その目に少し涙がにじんでいる。
「全部…レイのお陰です。彼なしで我が家の幸せはありえなかった。幸運の妖精ですよ」
「幸運の妖精…か。白い妖精は幸運の使い手だったか」
あはは、と笑う彼ら。ちょっと待って?どんどん人間離れした呼称がついていくんだけど!
この先、ベンは国王になる。そして俺はその、傍らで彼を支えていくんだ。いつの間にか、緊張は解けて消え、幸せな気持ちが胸一杯に広がった。単純だけど、まあ、いいか。
陛下がベンの肩を抱き、招待客に挨拶をし、手を振った。その後ろで見ながらしみじみと幸せをかみしめた。
「転生者を手にするものは…か。噂はほんとだったんだな…」
ぽそっと呟くと、隣にいたシュワルツの耳に入ったらしい。
「うん、そうだよ…私は数ある王子の中から陛下を必ず王にしたかった。だから何があろうと絶対離れなかった。陛下じゃなきゃガルデスフィールはここまで大国にならなかったし、愛してるから」
え、シュワルツ、何を…?俺はハッとなって声を出しそうになり、自分の口を塞いだ。
「まさか…シュワルツも!?」
俺の言葉にシュワルツは微笑んだまま答えなかった。
「私たちが幼い頃は戦争ばかりでね…二人で誓ったんだ。二人で何があっても穏やかな世界にするぞって…。だから諦めなかったし、離れなかった。我慢して我慢して…やっと、レイのお陰だよ」
そうか。俺なんかよりドラマチックな、こっちが主役だろっていうストーリーがあったんだな。でもそのラストの大切なキーになれたのならこんな嬉しいことはない。
俺は自分が、役にたてたことがとても嬉しかった。
今は結婚式の真っ最中。
リハーサルは飽きるほどやった。何も問題はない。
これが最後の一回と思えばいいのだ…!なのに。
今が絶賛幸せ真っ最中すぎて、明日が怖いなんて言えない!
幸せすぎて不安恐怖症になっているんだ。苦労?してやっと掴んだ幸せに、安心できない…。
「顔が真っ青だぞレイ…」
祭司の言葉を聞き終えたとき、ベンがこそっと話しかけてくれた。あとは誓いのキスだけ。
招待客には沢山の国際的な来賓に、ダリウス、エリアス、それに金のドラゴンたちも来てくれている。お客さんはみんな、金のドラゴンに驚いていたけど。
クレオンとヴォルフは国政が安定するまで離れられないらしく、お祝いとしてたくさんのプレゼントを送ってくれた。
でもまだ緊張は解けない、くらくらする、吐きそう!
そう思っていたら、なんと大きな拍手と共に、さっき来賓席にいた陛下とシュワルツが俺たちがいる壇上にあらわれた。
それも、ガルデスフィールの婚礼衣装で。
驚く俺にベンが笑いかけた。
「父上たちも結婚式を挙げたら?って誘ったんだ。ふふ、レイを驚かせたくて内緒にしてしまったけど、怒った?」
「…怒るわけないじゃん!もう、」
はずかしそうなシュワルツと、照れ隠しなのか、難しい表情の陛下にベンが一礼をした。
「この年になって…恥ずかしいがやっておかねば一生後悔するとベンに言われてな…」
国王陛下がぼやくように話してくれた。何よりシュワルツの美貌に華麗な衣装が似合いすぎる。俺は口をあんぐりしながらその美しさに呆然とした。ずっと思ってたけど、いくつだよシュワルツ…バケモンだな…。
「ベンとレイのお陰だ。やっと公私ともにシュワルツを我が物にできる。感謝する」
陛下が俺を抱きしめ、そのあとでシュワルツも優しくぎゅっと抱いてくれた。その目に少し涙がにじんでいる。
「全部…レイのお陰です。彼なしで我が家の幸せはありえなかった。幸運の妖精ですよ」
「幸運の妖精…か。白い妖精は幸運の使い手だったか」
あはは、と笑う彼ら。ちょっと待って?どんどん人間離れした呼称がついていくんだけど!
この先、ベンは国王になる。そして俺はその、傍らで彼を支えていくんだ。いつの間にか、緊張は解けて消え、幸せな気持ちが胸一杯に広がった。単純だけど、まあ、いいか。
陛下がベンの肩を抱き、招待客に挨拶をし、手を振った。その後ろで見ながらしみじみと幸せをかみしめた。
「転生者を手にするものは…か。噂はほんとだったんだな…」
ぽそっと呟くと、隣にいたシュワルツの耳に入ったらしい。
「うん、そうだよ…私は数ある王子の中から陛下を必ず王にしたかった。だから何があろうと絶対離れなかった。陛下じゃなきゃガルデスフィールはここまで大国にならなかったし、愛してるから」
え、シュワルツ、何を…?俺はハッとなって声を出しそうになり、自分の口を塞いだ。
「まさか…シュワルツも!?」
俺の言葉にシュワルツは微笑んだまま答えなかった。
「私たちが幼い頃は戦争ばかりでね…二人で誓ったんだ。二人で何があっても穏やかな世界にするぞって…。だから諦めなかったし、離れなかった。我慢して我慢して…やっと、レイのお陰だよ」
そうか。俺なんかよりドラマチックな、こっちが主役だろっていうストーリーがあったんだな。でもそのラストの大切なキーになれたのならこんな嬉しいことはない。
俺は自分が、役にたてたことがとても嬉しかった。
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