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63話:ロッシジャーニ辺境伯領奪還戦の準備
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ルーナを含むタリム家に仕える従僕とメイド数名がお母様と共にべリリム侯爵家に到着した。
「ジェニファー様、お待たせいたしました」
「よく来てくれたわねミシェル。早速状況を教えて頂戴」
お母様とジェニファー様が会合をしている間にルーナから事のあらましを聞いたところ、フリッツ・ロッシジャーニは真っ黒とのこと。
しかもロッシジャーニ辺境伯が軟禁状態に陥っていることが判明した。
商人の行き来が無くなったことから野盗討伐のために出陣したギュンター・ロッシジャーニ辺境伯は、帝国軍に囲まれ辺境伯領の町ケイにて軟禁状態にあるとのこと。
そして屋敷を掌握したフリッツ・ロッシジャーニは帝国第二皇子と取交した密約を隠し、自分が辺境伯だと振る舞っているとの事。
「とんだバカ野郎ですわね」
「まったくです。アルミナ王国の面汚しですよ。辺境伯令息が聞いて呆れます」
既にこの件は王家にも打診済みで、討伐許可が出ているとの事。
ロッシジャーニ辺境伯家の騎士たちは帝国軍が掌握している状態であり撃破に躊躇は不要とのことだ。
あらましを聞き終えたらお母様たちの会議も終わったようだ。
「ミリア、貴女べリリム侯爵軍と一緒に進軍する気はある?」
「それ拒否権有りませんよね?」
お母様、にっこり笑って返さないでもらえます?結局拒否権なんてないんじゃない。
「あなたの仕事はジェラルド様の護衛よ。彼が討伐の指揮を執ることになったからご指名よ」
「次期べリリム侯爵家当主としての名を上げさせたいと?」
「そういうこと、ミリアに対抗したいみたいね」
「なんて迷惑な」
「遠方から護衛すればよいだけよ。敵の脅威目標を倒すことには変わりないわ」
まぁそうなんでしょうけどね…
やることは大きく変わらないか。
「行軍開始は三日後だそうよ。一度挨拶してきたら?」
「そういたします」
小さい頃は随分一緒に遊んだけれども、まさかまた一緒に行動することになるとは…
先触れを出してジェラルド様に会いに行く。
特に拒まれることなく彼の執務室に通していただけた。
で、執務室に入るとジェラルド様のほかに女性が1人いらっしゃった。
「紹介しよう、私の婚約者であるガラティア・レイゼンベルク嬢だ」
「レイゼンベルク伯爵家のガラティアと申します。ジェラルド様とは幼馴染だとか」
「ミリア・タリムと申します。お母様がべリリム侯爵様と親友だそうで幼少期に幾度か遊んでいただけました」
「そうですのね」
「ミリア、私の護衛をしてくれると聞いている。戦場では君が先輩だからいろいろと教えてほしい」
「ジェラルド様付きの他の護衛もおりますからそちらの指示に従ってくださいまし。私は近くではなく遠くから見守る護衛ですので」
「なるほど、そういう形になるのか…」
「ミリアさん、ジェラルドの事よろしくお願いいたします」
「お任せください」
まぁその仕事をするのは直属の騎士たちがメインだろうけれどね。
しかし知らない間にジェラルド様に婚約者ができたのか…なんとまぁだね
「ジェニファー様、お待たせいたしました」
「よく来てくれたわねミシェル。早速状況を教えて頂戴」
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しかもロッシジャーニ辺境伯が軟禁状態に陥っていることが判明した。
商人の行き来が無くなったことから野盗討伐のために出陣したギュンター・ロッシジャーニ辺境伯は、帝国軍に囲まれ辺境伯領の町ケイにて軟禁状態にあるとのこと。
そして屋敷を掌握したフリッツ・ロッシジャーニは帝国第二皇子と取交した密約を隠し、自分が辺境伯だと振る舞っているとの事。
「とんだバカ野郎ですわね」
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既にこの件は王家にも打診済みで、討伐許可が出ているとの事。
ロッシジャーニ辺境伯家の騎士たちは帝国軍が掌握している状態であり撃破に躊躇は不要とのことだ。
あらましを聞き終えたらお母様たちの会議も終わったようだ。
「ミリア、貴女べリリム侯爵軍と一緒に進軍する気はある?」
「それ拒否権有りませんよね?」
お母様、にっこり笑って返さないでもらえます?結局拒否権なんてないんじゃない。
「あなたの仕事はジェラルド様の護衛よ。彼が討伐の指揮を執ることになったからご指名よ」
「次期べリリム侯爵家当主としての名を上げさせたいと?」
「そういうこと、ミリアに対抗したいみたいね」
「なんて迷惑な」
「遠方から護衛すればよいだけよ。敵の脅威目標を倒すことには変わりないわ」
まぁそうなんでしょうけどね…
やることは大きく変わらないか。
「行軍開始は三日後だそうよ。一度挨拶してきたら?」
「そういたします」
小さい頃は随分一緒に遊んだけれども、まさかまた一緒に行動することになるとは…
先触れを出してジェラルド様に会いに行く。
特に拒まれることなく彼の執務室に通していただけた。
で、執務室に入るとジェラルド様のほかに女性が1人いらっしゃった。
「紹介しよう、私の婚約者であるガラティア・レイゼンベルク嬢だ」
「レイゼンベルク伯爵家のガラティアと申します。ジェラルド様とは幼馴染だとか」
「ミリア・タリムと申します。お母様がべリリム侯爵様と親友だそうで幼少期に幾度か遊んでいただけました」
「そうですのね」
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「ジェラルド様付きの他の護衛もおりますからそちらの指示に従ってくださいまし。私は近くではなく遠くから見守る護衛ですので」
「なるほど、そういう形になるのか…」
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