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陶器村
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私の呼びかけに、皆んなチールを睨む。
「……は、ははははは、どーせ殺すんだろ!早くしろよ!!」
「私は、許せない。1番苦しむようにしたい!」
「そーだな。簡単に死ねると思うなよ!」
「ひっ!!」
チールはビビりまくってる。
ボスの気持ちはよくわかる。でも、苦しむ事が命を奪う事ではない気がする。
「あの、提案なんですけど、私はボスの事を考えたら許せないし、私達を殺そうとした事も許せない。なので、ここに大きな檻を出します。ここは家も畑もありません。湧き水があるだけです。ここに閉じ込めておくのはどうですか?」
「そんな事で許されるのか?」
「もっと重い罰がいいと思う。」
「でも、他に思いつかなんです。チールは、良い暮らしを知ってます。そこから元の生活以下になるのは、かなり苦しい事だと思うんです。」
「………確かに。俺も前の暮らしに戻れと言われたら………考えられないな!」
「そーだな。私も時々苦しむ姿を見に来る事にしよう。」
ボスも納得してくれた。
湧き水の池から少し川を下った辺りを川を囲むように檻を出す。畑や家を作る物も何もない状態だ。
湧き水の場所は他の人達も使いたいだろうし、また汚されたら困るから、少し下った所にした。
「お、おい!!出してくれ!!嫌だ!!!おい!!」
皆んな知らん顔して帰っていく。
ボスも最後まで残っていたが、これでもぅ過去から解放されるなとつぶやいて帰っていった。
他のオーガ達が一緒に暮らそうと言ってくれたが、山の生活が気に入っているようだ。また村に買い物に行くし、山にも遊びに来てくれと言っていた。
あっ、そうだ。もともと着ていたチールの服を檻の隙間から投げ入れておく。今着ている服は焼け焦げて穴だらけだ。
元々着ていた服も自分で破いているからぼろぼろだけど、自分でしたんだから仕方ない。
このままでは、水しか飲めず死んでしまうだろう。なので、もともとここで育てていた芋の苗を数本だけ残してある。少し探せば見つかるはずだ。夜は少し冷えるけど、凍死の心配はない。暑い大陸で良かったね。
心の中で呼びかけてから帰った。
もちろん、監視カメラは、あちこちにわからないようについている。
さて、ここの村の名前を決めなきゃ!うーん、ボスが住む山は自然と『ボス山』になっているし、チールの名は使いたくない!悩む~!!あっ、楽器の名前とか良いかも!『ピアノ村』に決定!!
ピアノ村に帰ってから追い出されたエルフに案内を頼んで、身を寄せていた村に案内してもらった。
ワーガもアルも一緒に行った。そこは水があまりなく、時々雨が降った時に流れてくる水を穴を掘って溜めて使っていた。
ギリギリの状況で生活している村だけど、追い出された人や、迷って困っている人達を受け入れる優しい村だった。村長のお爺さんエルフと話すと、大喜びで受け入れてくれ大きな温泉を出して、細々としたものを出した後、家や公民館、食堂、体育館、保育園、運動場、公園などを出しまくり、ここに一泊して次の日も村作りを頑張った。
車や、自転車等も出してあるし、ピアノ村まで来てくれていた人達に応援を頼んで手伝ってもらっている。畑や果樹園、田んぼ、麦畑なども作り、近くにある村に村長が行き、一緒に暮らそうと連れて来てくれた。
家を出しながら、他に何かほしいものはないか聞くと、ここは粘土の土が取れるらしく焼き物をしたいと言われ、焼き窯をだした。スマホで検索して焼き物に必要な道具なども出して、DVDも渡しておいた。
近くの村は、ドワーフと人間と獣人族が暮らしていて、少ない人数だけど助け合って生活していたらしい。でも一緒に村を作るという事を考えた事もなかったらしく、こんな風に生活できる事をとても感謝してくれた。
この村は、『陶器村』にしよう。まだ少し早いけど、勉強道具や楽器、スポーツ用品なども出しておいた。
少し空いた時間に、チールの監視カメラの確認をすると、文句を言ったり、脱出する方法を考えたりしていて、畑を作ろうとか、家を作ろうとするような行動は全くなかった。お腹が空いたら水を飲んで、誰か通りかかると涙ながらに自分に非がなかったと訴えている。
『あの鬼が悪いんだ!』
『あの女に皆んな騙されている!目を覚ませ!!』
『アルとかいうエルフは、お前らを殺そうとしてるぞ!!』
そんな事ばかり言っている。
一度、ピアノ村に帰りチールの事を決めてから次の場所に行く事に決めた。
公民館で話し合うが、反省している様子は全くないし、倒れたふりをして、通りかかった人が駆け寄ると服や持っている物を奪おうとしたりしている。
たまたま通りかかった子どもが持っていた林檎を無理矢理取り上げて食べていた。
その映像をエルフ達にも見せて、檻に近づかないように言う。引っ張られて怪我をした人もいるし、近寄ると必ず私達の悪口をある事ない事言って騙そうとしてくる。
早く先に進みたいけど、我慢だ!!もぅ数日様子を見よう。
明日はユガ村に行って、楽器やスポーツ用品などを出そう。それとボス山にも行って、宿泊できる家なんかも増やしておく事にした。
チールのせいで先に進めない!!本当に厄介な奴だ!!エルフ達も呆れている。
「……は、ははははは、どーせ殺すんだろ!早くしろよ!!」
「私は、許せない。1番苦しむようにしたい!」
「そーだな。簡単に死ねると思うなよ!」
「ひっ!!」
チールはビビりまくってる。
ボスの気持ちはよくわかる。でも、苦しむ事が命を奪う事ではない気がする。
「あの、提案なんですけど、私はボスの事を考えたら許せないし、私達を殺そうとした事も許せない。なので、ここに大きな檻を出します。ここは家も畑もありません。湧き水があるだけです。ここに閉じ込めておくのはどうですか?」
「そんな事で許されるのか?」
「もっと重い罰がいいと思う。」
「でも、他に思いつかなんです。チールは、良い暮らしを知ってます。そこから元の生活以下になるのは、かなり苦しい事だと思うんです。」
「………確かに。俺も前の暮らしに戻れと言われたら………考えられないな!」
「そーだな。私も時々苦しむ姿を見に来る事にしよう。」
ボスも納得してくれた。
湧き水の池から少し川を下った辺りを川を囲むように檻を出す。畑や家を作る物も何もない状態だ。
湧き水の場所は他の人達も使いたいだろうし、また汚されたら困るから、少し下った所にした。
「お、おい!!出してくれ!!嫌だ!!!おい!!」
皆んな知らん顔して帰っていく。
ボスも最後まで残っていたが、これでもぅ過去から解放されるなとつぶやいて帰っていった。
他のオーガ達が一緒に暮らそうと言ってくれたが、山の生活が気に入っているようだ。また村に買い物に行くし、山にも遊びに来てくれと言っていた。
あっ、そうだ。もともと着ていたチールの服を檻の隙間から投げ入れておく。今着ている服は焼け焦げて穴だらけだ。
元々着ていた服も自分で破いているからぼろぼろだけど、自分でしたんだから仕方ない。
このままでは、水しか飲めず死んでしまうだろう。なので、もともとここで育てていた芋の苗を数本だけ残してある。少し探せば見つかるはずだ。夜は少し冷えるけど、凍死の心配はない。暑い大陸で良かったね。
心の中で呼びかけてから帰った。
もちろん、監視カメラは、あちこちにわからないようについている。
さて、ここの村の名前を決めなきゃ!うーん、ボスが住む山は自然と『ボス山』になっているし、チールの名は使いたくない!悩む~!!あっ、楽器の名前とか良いかも!『ピアノ村』に決定!!
ピアノ村に帰ってから追い出されたエルフに案内を頼んで、身を寄せていた村に案内してもらった。
ワーガもアルも一緒に行った。そこは水があまりなく、時々雨が降った時に流れてくる水を穴を掘って溜めて使っていた。
ギリギリの状況で生活している村だけど、追い出された人や、迷って困っている人達を受け入れる優しい村だった。村長のお爺さんエルフと話すと、大喜びで受け入れてくれ大きな温泉を出して、細々としたものを出した後、家や公民館、食堂、体育館、保育園、運動場、公園などを出しまくり、ここに一泊して次の日も村作りを頑張った。
車や、自転車等も出してあるし、ピアノ村まで来てくれていた人達に応援を頼んで手伝ってもらっている。畑や果樹園、田んぼ、麦畑なども作り、近くにある村に村長が行き、一緒に暮らそうと連れて来てくれた。
家を出しながら、他に何かほしいものはないか聞くと、ここは粘土の土が取れるらしく焼き物をしたいと言われ、焼き窯をだした。スマホで検索して焼き物に必要な道具なども出して、DVDも渡しておいた。
近くの村は、ドワーフと人間と獣人族が暮らしていて、少ない人数だけど助け合って生活していたらしい。でも一緒に村を作るという事を考えた事もなかったらしく、こんな風に生活できる事をとても感謝してくれた。
この村は、『陶器村』にしよう。まだ少し早いけど、勉強道具や楽器、スポーツ用品なども出しておいた。
少し空いた時間に、チールの監視カメラの確認をすると、文句を言ったり、脱出する方法を考えたりしていて、畑を作ろうとか、家を作ろうとするような行動は全くなかった。お腹が空いたら水を飲んで、誰か通りかかると涙ながらに自分に非がなかったと訴えている。
『あの鬼が悪いんだ!』
『あの女に皆んな騙されている!目を覚ませ!!』
『アルとかいうエルフは、お前らを殺そうとしてるぞ!!』
そんな事ばかり言っている。
一度、ピアノ村に帰りチールの事を決めてから次の場所に行く事に決めた。
公民館で話し合うが、反省している様子は全くないし、倒れたふりをして、通りかかった人が駆け寄ると服や持っている物を奪おうとしたりしている。
たまたま通りかかった子どもが持っていた林檎を無理矢理取り上げて食べていた。
その映像をエルフ達にも見せて、檻に近づかないように言う。引っ張られて怪我をした人もいるし、近寄ると必ず私達の悪口をある事ない事言って騙そうとしてくる。
早く先に進みたいけど、我慢だ!!もぅ数日様子を見よう。
明日はユガ村に行って、楽器やスポーツ用品などを出そう。それとボス山にも行って、宿泊できる家なんかも増やしておく事にした。
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