27 / 92
第二章 新領地への旅
第27話 エクレールの理由
しおりを挟む
俺はダークエルフを仲間に加えることにした。
エルフのシューさんに交渉を依頼する。
「シューさん。ダークエルフとの交渉をお願いできますか?」
シューさんは、眉根を寄せて厳しい目で俺を見た。
何か気に障ることを言っただろうか?
ダークエルフは、エルフの一支族だと言っていたので、近しい種族のシューさんに交渉してもらった方が確実だろうと思ったのだが……。
「ダメですか?」
「ノエルが自分で口説くべきだ。あのダークエルフは、ノエルたちを殺そうとした刺客だ。敵から寝返らせて味方につけなくてはならない。私が熱心に口説いたところで、ダークエルフは表面上従ってみせるだけだ。それでは、セバスチャンが言っていたように、いつ寝首をかかれるかわからない」
「自分で口説いて心服させろと?」
「そう。苦言を呈させてもらうと、ノエルは緊張感が足りない。のほほんとし過ぎ。貴族のわりには話しやすいので、ノエルの美点ではあるけれど、敵に狙われているのだから、もっとしっかりしないと! 貴族のお坊ちゃんだから仕方がないでは済まされない。ノエルとマリーの命がかかっている」
厳しい言葉だが、傾聴に値する。
正直、思い当たることが多い。
俺は、まだまだ貴族家当主として自覚が足りない。
それに前世日本の感覚が抜けていない。
気を引き締め直そう。
俺はロープで縛られたままのダークエルフに近づく。
ネコネコ騎士のみーちゃんが、さりげなく俺とダークエルフの間にいつでも割って入れる位置に立った。
「話は終ったかい? このネコに痛めつけられた腕が痛いんだ。ポーションをちょうだい」
ダークエルフが勝ち気な笑みをたたえながら、俺に話しかけてきた。
女性にしては低い、少しかすれたセクシーな声だ。
あちらから話しかけてくるということは、コミュニケーションを求めているのかな?
良い傾向だ。
無言を貫かれるよりは、よっぽど良い。
ポーションは薬草を原料にして作られる魔法薬だ。
低級、中級、高級と効能と原材料によって、三種類ある。
俺は執事のセバスチャンに低級ポーションを持ってくるように命じた。
「低級と言わずに、高級ポーションでも良いのに」
「贅沢言うニャ!」
みーちゃんが吠える。
ネコなのに。
執事のセバスチャンがシブシブと低級ポーションを持ってきた。
無表情でダークエルフに話しかける。
「痛いのはどちらの腕でしょう?」
「こっち」
「……」
執事のセバスチャンは、無言でダークエルフの腕にポーションをかける。
緑色の淡い光が、ダークエルフの腕を包み、ダークエルフはフウと息を吐いた。
痛みはひいただろう。
俺はダークエルフに話しかける。
「どうかな? 話し合いが出来そうかな?」
「ロープもほどいて欲しいね」
「あなたが信用出来ると思ったらロープをほどく」
「ふふ……。じゃあ、こうしたら信用してくれるかな?」
ダークエルフは、キスをするように口を尖らせた。
「何をしているのです! 無礼ですよ!」
「この! 色気エルフ! 止めるニャ!」
執事のセバスチャンとみーちゃんが咎め、ダークエルフにつかみかかろうとする。
俺は右手を挙げて、二人を抑える。
「よせ! 気にするな!」
「しかし――」
「良いんだ」
執事のセバスチャンがダークエルフをにらみながら後ろに下がる。
みーちゃんは剣の柄をカチャンと鳴らし、ダークエルフを無言で威圧した。
俺はゆっくりとダークエルフの正面にあぐらをかいて座った。
ニコリと笑い自己紹介をする。
「既に知っていると思うが、改めて挨拶しよう。俺がノエル・エトワール伯爵だ。エトワール伯爵家の当主だ。名前を教えてもらえるかな?」
「エクレール」
ダークエルフの名前は、エクレールか……。
「エクレール。俺たちの話を聞いていたか?」
「ああ。聞こえた」
「なら単刀直入に行こう。俺はエクレールを雇いたい。ちゃんと金を払う。仲間にならないか?」
「断る」
即答かよ……。
秒で断られた。
「理由は……?」
「童貞坊やが主じゃ、ヤル気が出ないのさ」
「ど、ど、童貞ちゃうわ!」
「ハハハハ! 無理するなよ!」
思い切り動揺してしまった。
人の心をえぐりに来るとは、ダークエルフ恐るべし!
俺はコホンと咳払いを一つして仕切り直した。
「断るなら君の身柄は、そこにいるジロンド子爵に引き渡す。ジロンド子爵は領主だから、君を縛り首にするだろう」
「あっ、そう」
「……」
エクレールは縛り首だと脅しても微動だにしない。
おかしいな……。
怖くないのだろうか?
考えろ。
なぜ、縛り首が怖くない?
なぜ、俺に寝返らない?
一つ目の疑問は、闇魔法だろうとアタリをつけた。
「エクレールは、闇魔法が得意なようだね。とすると……、俺がジロンド子爵にエクレールを引き渡す。するとエクレールが闇魔法を使って脱出する。例えば、ジロンド子爵たちを闇魔法で眠らせるとか……。そして、再度俺たちの命を狙う……。そんなところかな?」
「……」
今度はエクレールが黙った。
どうやら正解らしい。
エクレールの態度に余裕があったのは、いつでも隙を見て脱出する自信があったからだ。
ますます欲しい人材だな。
だが、わからないのは、なぜ、寝返らないかだ。
エクレールの態度、発言、身にまとう雰囲気から推測すると、エクレールは執事のセバスチャンのような忠誠心の高いタイプではなさそうだ。
で、あれば……、俺に寝返ってもおかしくないと思う。
なのになぜ?
ちょっと奮発してみるか……。
「ねえ。エクレール。倍額だすよ」
「倍?」
「そう。俺を暗殺する報酬の倍額を出すよ。即金で。今、この場で払う」
「いらない」
「倍額にプラスして、毎月給料も出す。希望額を言ってくれ」
「だから、いらないって!」
俺は、おやっと思った。
好条件を提示したが、エクレールはなびかない。
ということは、金じゃない。
忠誠心でもなく、金でもない……。
何か特別な物?
「エクレール。俺のことは、依頼主から聞いているよね? 俺は正真正銘の伯爵なんだ。伯爵は貴族の中でも高位の爵位で、色々と顔を利かせられる」
「……」
エクレールの目がチラリとこちらを見た。
興味を示している。
俺は焦らずに、誠実に話を続けた。
「エクレール。君が必要としている物、欲しい物を教えて欲しい。俺が手に入れる手伝いをしよう。例えば、何かの許可が必要なら俺が交渉する。特別な物が欲しいなら、エクレールが手に入れられるように力を貸す。貴族のコネクションも提供するよ」
「……」
エクレールが下を向いてジッと考え込んだ。
手応えがあった!
俺はエクレールの返事を待つ。
しばらくして、エクレールが顔を上げた。
「希望を言えば、かなえてくれるのか?」
「ああ。仲間になってくれるなら、エクレールの望みをかなえるよ」
「では……エリクサーが欲しい。持っているなら譲って欲しい」
「エリクサーか!」
エリクサーは、最上級の魔法薬だ。
上級ポーションのさらに上のランクの魔法薬で、あらゆる怪我や病気を治すと聞いたことがある。
エリクサーで治せないのは、老い――寿命だけらしい。
貧乏だったエトワール伯爵家には、ポーションすら置いてなかった。
エリクサーなんて見たことがない。
俺はエルフのシューさんに視線を移した。
「シューさん。エリクサーは値段が高いのですか?」
「値段はあってないような物。エリクサーは物が少ないから出回らない」
時価ってことか……。
執事のセバスチャンが、シューさんの説明に補足をしてくれた。
エリクサーは、高位の薬師がスキルを使って作るので市場に出回りにくく、薬師にエリクサーの購入予約をして順番を待つのが一般的らしい。
王族や高位の貴族家なら暗殺や戦いに備えて常に数本ストックをしているそうだ。
つまりエリクサーは、王族や高位貴族の命綱ということか……。
エクレールは、俺が伯爵で高位貴族だからエリクサーを持っていると思ったのだろう。
困ったな。
そんな高額な物はなかった。
あったとしても、とっくに売り飛ばしてしまっただろう。
「エクレールは、なぜ、エリクサーが欲しいんだ? よかったら理由を教えてくれないか?」
エクレールは、ポツリとつぶやいた。
「妹が病気なんだ」
「病気?」
「ポーションを飲ませたり、珍しい薬草から作った薬を飲ませたりした。医者にも診せたが治らない」
「どんな症状なんだ?」
「日に日に痩せている。体が痛いらしい。もう、長くなさそうなんだ……」
「そうか……かわいそうだな……」
俺は自分の妹マリーを見た。
妹のマリーが病気になった姿を想像して、俺は胸が痛くなった。
人ごとながら、何とかしてやりたいと思った。
しかし、エリクサーは手元にない。
町の商店にも売っていそうにない。
どうしたものだろうか……。
エルフのシューさんに交渉を依頼する。
「シューさん。ダークエルフとの交渉をお願いできますか?」
シューさんは、眉根を寄せて厳しい目で俺を見た。
何か気に障ることを言っただろうか?
ダークエルフは、エルフの一支族だと言っていたので、近しい種族のシューさんに交渉してもらった方が確実だろうと思ったのだが……。
「ダメですか?」
「ノエルが自分で口説くべきだ。あのダークエルフは、ノエルたちを殺そうとした刺客だ。敵から寝返らせて味方につけなくてはならない。私が熱心に口説いたところで、ダークエルフは表面上従ってみせるだけだ。それでは、セバスチャンが言っていたように、いつ寝首をかかれるかわからない」
「自分で口説いて心服させろと?」
「そう。苦言を呈させてもらうと、ノエルは緊張感が足りない。のほほんとし過ぎ。貴族のわりには話しやすいので、ノエルの美点ではあるけれど、敵に狙われているのだから、もっとしっかりしないと! 貴族のお坊ちゃんだから仕方がないでは済まされない。ノエルとマリーの命がかかっている」
厳しい言葉だが、傾聴に値する。
正直、思い当たることが多い。
俺は、まだまだ貴族家当主として自覚が足りない。
それに前世日本の感覚が抜けていない。
気を引き締め直そう。
俺はロープで縛られたままのダークエルフに近づく。
ネコネコ騎士のみーちゃんが、さりげなく俺とダークエルフの間にいつでも割って入れる位置に立った。
「話は終ったかい? このネコに痛めつけられた腕が痛いんだ。ポーションをちょうだい」
ダークエルフが勝ち気な笑みをたたえながら、俺に話しかけてきた。
女性にしては低い、少しかすれたセクシーな声だ。
あちらから話しかけてくるということは、コミュニケーションを求めているのかな?
良い傾向だ。
無言を貫かれるよりは、よっぽど良い。
ポーションは薬草を原料にして作られる魔法薬だ。
低級、中級、高級と効能と原材料によって、三種類ある。
俺は執事のセバスチャンに低級ポーションを持ってくるように命じた。
「低級と言わずに、高級ポーションでも良いのに」
「贅沢言うニャ!」
みーちゃんが吠える。
ネコなのに。
執事のセバスチャンがシブシブと低級ポーションを持ってきた。
無表情でダークエルフに話しかける。
「痛いのはどちらの腕でしょう?」
「こっち」
「……」
執事のセバスチャンは、無言でダークエルフの腕にポーションをかける。
緑色の淡い光が、ダークエルフの腕を包み、ダークエルフはフウと息を吐いた。
痛みはひいただろう。
俺はダークエルフに話しかける。
「どうかな? 話し合いが出来そうかな?」
「ロープもほどいて欲しいね」
「あなたが信用出来ると思ったらロープをほどく」
「ふふ……。じゃあ、こうしたら信用してくれるかな?」
ダークエルフは、キスをするように口を尖らせた。
「何をしているのです! 無礼ですよ!」
「この! 色気エルフ! 止めるニャ!」
執事のセバスチャンとみーちゃんが咎め、ダークエルフにつかみかかろうとする。
俺は右手を挙げて、二人を抑える。
「よせ! 気にするな!」
「しかし――」
「良いんだ」
執事のセバスチャンがダークエルフをにらみながら後ろに下がる。
みーちゃんは剣の柄をカチャンと鳴らし、ダークエルフを無言で威圧した。
俺はゆっくりとダークエルフの正面にあぐらをかいて座った。
ニコリと笑い自己紹介をする。
「既に知っていると思うが、改めて挨拶しよう。俺がノエル・エトワール伯爵だ。エトワール伯爵家の当主だ。名前を教えてもらえるかな?」
「エクレール」
ダークエルフの名前は、エクレールか……。
「エクレール。俺たちの話を聞いていたか?」
「ああ。聞こえた」
「なら単刀直入に行こう。俺はエクレールを雇いたい。ちゃんと金を払う。仲間にならないか?」
「断る」
即答かよ……。
秒で断られた。
「理由は……?」
「童貞坊やが主じゃ、ヤル気が出ないのさ」
「ど、ど、童貞ちゃうわ!」
「ハハハハ! 無理するなよ!」
思い切り動揺してしまった。
人の心をえぐりに来るとは、ダークエルフ恐るべし!
俺はコホンと咳払いを一つして仕切り直した。
「断るなら君の身柄は、そこにいるジロンド子爵に引き渡す。ジロンド子爵は領主だから、君を縛り首にするだろう」
「あっ、そう」
「……」
エクレールは縛り首だと脅しても微動だにしない。
おかしいな……。
怖くないのだろうか?
考えろ。
なぜ、縛り首が怖くない?
なぜ、俺に寝返らない?
一つ目の疑問は、闇魔法だろうとアタリをつけた。
「エクレールは、闇魔法が得意なようだね。とすると……、俺がジロンド子爵にエクレールを引き渡す。するとエクレールが闇魔法を使って脱出する。例えば、ジロンド子爵たちを闇魔法で眠らせるとか……。そして、再度俺たちの命を狙う……。そんなところかな?」
「……」
今度はエクレールが黙った。
どうやら正解らしい。
エクレールの態度に余裕があったのは、いつでも隙を見て脱出する自信があったからだ。
ますます欲しい人材だな。
だが、わからないのは、なぜ、寝返らないかだ。
エクレールの態度、発言、身にまとう雰囲気から推測すると、エクレールは執事のセバスチャンのような忠誠心の高いタイプではなさそうだ。
で、あれば……、俺に寝返ってもおかしくないと思う。
なのになぜ?
ちょっと奮発してみるか……。
「ねえ。エクレール。倍額だすよ」
「倍?」
「そう。俺を暗殺する報酬の倍額を出すよ。即金で。今、この場で払う」
「いらない」
「倍額にプラスして、毎月給料も出す。希望額を言ってくれ」
「だから、いらないって!」
俺は、おやっと思った。
好条件を提示したが、エクレールはなびかない。
ということは、金じゃない。
忠誠心でもなく、金でもない……。
何か特別な物?
「エクレール。俺のことは、依頼主から聞いているよね? 俺は正真正銘の伯爵なんだ。伯爵は貴族の中でも高位の爵位で、色々と顔を利かせられる」
「……」
エクレールの目がチラリとこちらを見た。
興味を示している。
俺は焦らずに、誠実に話を続けた。
「エクレール。君が必要としている物、欲しい物を教えて欲しい。俺が手に入れる手伝いをしよう。例えば、何かの許可が必要なら俺が交渉する。特別な物が欲しいなら、エクレールが手に入れられるように力を貸す。貴族のコネクションも提供するよ」
「……」
エクレールが下を向いてジッと考え込んだ。
手応えがあった!
俺はエクレールの返事を待つ。
しばらくして、エクレールが顔を上げた。
「希望を言えば、かなえてくれるのか?」
「ああ。仲間になってくれるなら、エクレールの望みをかなえるよ」
「では……エリクサーが欲しい。持っているなら譲って欲しい」
「エリクサーか!」
エリクサーは、最上級の魔法薬だ。
上級ポーションのさらに上のランクの魔法薬で、あらゆる怪我や病気を治すと聞いたことがある。
エリクサーで治せないのは、老い――寿命だけらしい。
貧乏だったエトワール伯爵家には、ポーションすら置いてなかった。
エリクサーなんて見たことがない。
俺はエルフのシューさんに視線を移した。
「シューさん。エリクサーは値段が高いのですか?」
「値段はあってないような物。エリクサーは物が少ないから出回らない」
時価ってことか……。
執事のセバスチャンが、シューさんの説明に補足をしてくれた。
エリクサーは、高位の薬師がスキルを使って作るので市場に出回りにくく、薬師にエリクサーの購入予約をして順番を待つのが一般的らしい。
王族や高位の貴族家なら暗殺や戦いに備えて常に数本ストックをしているそうだ。
つまりエリクサーは、王族や高位貴族の命綱ということか……。
エクレールは、俺が伯爵で高位貴族だからエリクサーを持っていると思ったのだろう。
困ったな。
そんな高額な物はなかった。
あったとしても、とっくに売り飛ばしてしまっただろう。
「エクレールは、なぜ、エリクサーが欲しいんだ? よかったら理由を教えてくれないか?」
エクレールは、ポツリとつぶやいた。
「妹が病気なんだ」
「病気?」
「ポーションを飲ませたり、珍しい薬草から作った薬を飲ませたりした。医者にも診せたが治らない」
「どんな症状なんだ?」
「日に日に痩せている。体が痛いらしい。もう、長くなさそうなんだ……」
「そうか……かわいそうだな……」
俺は自分の妹マリーを見た。
妹のマリーが病気になった姿を想像して、俺は胸が痛くなった。
人ごとながら、何とかしてやりたいと思った。
しかし、エリクサーは手元にない。
町の商店にも売っていそうにない。
どうしたものだろうか……。
104
お気に入りに追加
3,503
あなたにおすすめの小説
【完結】ご都合主義で生きてます。-ストレージは最強の防御魔法。生活魔法を工夫し創生魔法で乗り切る-
ジェルミ
ファンタジー
鑑定サーチ?ストレージで防御?生活魔法を工夫し最強に!!
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
しかし授かったのは鑑定や生活魔法など戦闘向きではなかった。
しかし生きていくために生活魔法を組合せ、工夫を重ね創生魔法に進化させ成り上がっていく。
え、鑑定サーチてなに?
ストレージで収納防御て?
お馬鹿な男と、それを支えるヒロインになれない3人の女性達。
スキルを試行錯誤で工夫し、お馬鹿な男女が幸せを掴むまでを描く。
※この作品は「ご都合主義で生きてます。商売の力で世界を変える」を、もしも冒険者だったら、として内容を大きく変えスキルも制限し一部文章を流用し前作を読まなくても楽しめるように書いています。
またカクヨム様にも掲載しております。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界に転生をしてバリアとアイテム生成スキルで幸せに生活をしたい。
みみっく
ファンタジー
女神様の手違いで通勤途中に気を失い、気が付くと見知らぬ場所だった。目の前には知らない少女が居て、彼女が言うには・・・手違いで俺は死んでしまったらしい。手違いなので新たな世界に転生をさせてくれると言うがモンスターが居る世界だと言うので、バリアとアイテム生成スキルと無限収納を付けてもらえる事になった。幸せに暮らすために行動をしてみる・・・
異世界ハーレム漫遊記
けんもも
ファンタジー
ある日、突然異世界に紛れ込んだ主人公。
異世界の知識が何もないまま、最初に出会った、兎族の美少女と旅をし、成長しながら、異世界転移物のお約束、主人公のチート能力によって、これまたお約束の、ハーレム状態になりながら、転生した異世界の謎を解明していきます。
外れスキルは、レベル1!~異世界転生したのに、外れスキルでした!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生したユウトは、十三歳になり成人の儀式を受け神様からスキルを授かった。
しかし、授かったスキルは『レベル1』という聞いたこともないスキルだった。
『ハズレスキルだ!』
同世代の仲間からバカにされるが、ユウトが冒険者として活動を始めると『レベル1』はとんでもないチートスキルだった。ユウトは仲間と一緒にダンジョンを探索し成り上がっていく。
そんなユウトたちに一人の少女た頼み事をする。『お父さんを助けて!』
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
追放王子の異世界開拓!~魔法と魔道具で、辺境領地でシコシコ内政します
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した王子・アンジェロは、隣国の陰謀によって追放される。しかし、その追放が、彼の真の才能を開花させた。彼は現代知識を活かして、内政で領地を発展させ、技術で戦争を制することを決意する。
アンジェロがまず手がけたのは、領地の開発だった。新しい技術を導入し、特産品を開発することで、領地の収入を飛躍的に向上させた。次にアンジェロは、現代の科学技術と異世界の魔法を組み合わせ、飛行機を開発する。飛行機の登場により、戦争は新たな局面を迎えることになった。
戦争が勃発すると、アンジェロは仲間たちと共に飛行機に乗って出撃する。追放された王子が突如参戦したことに驚嘆の声が上がる。同盟国であった隣国が裏切りピンチになるが、アンジェロの活躍によって勝利を収める。その後、陰謀の黒幕も明らかになり、アンジェロは新たな時代の幕開けを告げる。
アンジェロの歴史に残る勇姿が、異世界の人々の心に深く刻まれた。
※書籍化、コミカライズのご相談をいただけます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる