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第2章 召喚術師と黒魔術師
★エルvsラルフ
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※一部に性的表現があります。苦手な方はご注意ください。
~~~~
あれからテントに戻り、眠りに就こうとした。
しかしサムのことをあれこれと考え始めてしまうと、なかなか寝付けなかった。
やっと眠りについたと思うと、寝て起きてを繰り返した。
今度はなかなか眠りにつけそうにない。
「……ちょっと外の空気でも吸うか」
すると、隣で寝ているサムが突然寝返りを打った。
俺は思わず身体を一気に起こして、のけ反らせる。
危ない危ない。サムに触れたらここまでの努力が水の泡になってしまう。
「……あれ?」
俺はテントの中にラルフの姿が見当たらないことに気づいた。
散歩でもしているのだろうか。
外に出ると、夜の空気はまだ冷たく、頬に刺激を加えた。
空を見上げると今日は満月だからか、月の光で思ったより外は明るい。
晩飯を食べた時の丸太の上に、ラルフの姿を見つけた。
「起きてたんだ」
俺は背中越しに声をかけると、ラルフは首だけのそっとこちらに向けた。
「オメェも眠れェのか」
その顔を見て、俺は、
―――良いことを思いついてしまった。
「ああ、なんだか目が冴えちゃってさ」
そう言うと、俺はラルフの隣に腰掛ける。
「今日の飯がうまくて、つい食い過ぎちまった。腹がきついぜ」
ラルフは自身の腹に手を当てて、軽く叩いた。
良い笑顔である。
その顔、ぶっ壊してやんぜ。
「そう言ってもらえると作った甲斐があるよ。それもこれも、ラルフが村から食料を沢山担いで運んでくれたおかげだよ」
「大したことねェよ、それくらい」
俺は心でほくそ笑むと、ラルフに思いついたように、こう提案した。
「そうだ! 肩でも揉むよ、流石にあの荷物で凝っただろ」
すると、ラルフは少し慌てたように立ち上がると、俺から身を引く。
どうやら俺に触れられることを拒否している。
「……いや、悪ィから。オメェにそんな」
しかし俺もここは負けるわけにいかないのだ。
「いいからいいから。そう、俺、結構器用だから」
半ば強引にラルフを元の位置に座らせて、俺はラルフの背後に回る。
ラルフはなんだか不服そうである。
しかし俺はそんなラルフを気にも留めずに、ラルフの肩に手を置き、揉み始めた。
「……あ、あァ、確かにうめェな」
触れてしまえば、こちらのものだ。
俺に触れられているラルフは恐らく抵抗できないはず。
俺のありったけの力で、ラルフはどこまで耐えられるのか、いざ勝負だ。
しばらく真面目に肩揉みをしたところで、少しずつ力を強くしていった。
「……オィ、ちょっと痛ェよ……」
しかし俺は無言で、強くした手を止めずに揉み続ける。
「さては……テメェ、わざとやってんな」
ラルフは怒った口調だったが、満更でもなさそうに言った。
「そんなことないよ。これくらいがいいんだろ」
俺はとぼけた振りをして、力を入れ続けたまま、必死にラルフの肩を揉む。
ぐりぐりと。執拗なまでにぐりぐりと。
「……そうかよ。オメェがその気なら、……いいぜェ、もっと来いよ」
ラルフはいつもよりワントーン低い声で呟く。良い声である、くそう。
そして挑発的に肩を張ってきた。
俺はむきになって手に熱を込める。
流石は村一番の屈強な男、ラルフである。
肩がでかすぎる。
それに虎の身体のツボが俺にわからないので、手探りである。
しばらくそのまま俺は肩揉みを続けた。
おそらく端から見ると、中々に異様な光景である。
すると段々とラルフの口数が少なくなってきた。
「なんだか、アタマがボーッとしてきたぜ……」
そう言うと、フラフラと上半身が揺れ初め、次第に姿勢が後ろに倒れてきた。
ついにはラルフの頭が俺の胸に当たり、上半身の体重を完全に俺に預けている格好になった。
俺はラルフの顔を覗き込んだ。
―――ラルフの目がとろんとしてきている。息も少し荒い。
どうやら痛みの他に、俺の能力が効いてきているようだった。
なるほど、こんな効果もあるのか。
調子をよくした俺は、一度肩を揉むのをやめてみた。
そしてラルフの首に両腕をかけ覆いかぶさると、ラルフの耳元で囁く。
「気持ち良かったか?……もう少しやるか、もうやめようか」
すると、ラルフはビクッと身体を震わせた。
そしてとろんとした目のまま、恐る恐る後ろを振り返る。
「アぁ、ン……。いや……も、もうすこし頼む……」
そう言って、ラルフは俺の右手を握ると、ねだるような視線を俺に向けた。
ほとんど力が入らないのか、握るというより、もはや俺の手をさわさわと触れているような感じだった。
―――完全に俺の理性がぶっ壊れた。
俺は望み通り、ラルフの肩を強く揉み始めた。
それはもう、ありったけの力で。
「……ォイ、ちょっと、つ、つぇって……! エ、エル……たのむ……ヤメ……」
そのまま揉み続ける。
「……ン!?」
すると突然、ラルフがひどく顔をゆがめ、前屈みになった。
声が出せないのか、唇を思いっきり噛みしめている。
―――どうやら、ここがラルフの肩の凝りポイントのようだ。
俺はラルフのその"ポイント"を執拗なまでに指の腹で押しまくった。
ラルフは唇を噛みしめすぎたのか、少し唇が切れている。
「そんな風に……ヤられたら、イッちまう……! ォイ、オレ、ほんッとに」
でも俺は強く揉むことを止めない。
「……おねがいだ……ェル……」
執拗に。何度も何度も。
ラルフの"ポイント"を押さえつける。
「ァ……アァーーー!!!」
そのまま、ラルフは果てた。
気絶的な意味で。
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あれからテントに戻り、眠りに就こうとした。
しかしサムのことをあれこれと考え始めてしまうと、なかなか寝付けなかった。
やっと眠りについたと思うと、寝て起きてを繰り返した。
今度はなかなか眠りにつけそうにない。
「……ちょっと外の空気でも吸うか」
すると、隣で寝ているサムが突然寝返りを打った。
俺は思わず身体を一気に起こして、のけ反らせる。
危ない危ない。サムに触れたらここまでの努力が水の泡になってしまう。
「……あれ?」
俺はテントの中にラルフの姿が見当たらないことに気づいた。
散歩でもしているのだろうか。
外に出ると、夜の空気はまだ冷たく、頬に刺激を加えた。
空を見上げると今日は満月だからか、月の光で思ったより外は明るい。
晩飯を食べた時の丸太の上に、ラルフの姿を見つけた。
「起きてたんだ」
俺は背中越しに声をかけると、ラルフは首だけのそっとこちらに向けた。
「オメェも眠れェのか」
その顔を見て、俺は、
―――良いことを思いついてしまった。
「ああ、なんだか目が冴えちゃってさ」
そう言うと、俺はラルフの隣に腰掛ける。
「今日の飯がうまくて、つい食い過ぎちまった。腹がきついぜ」
ラルフは自身の腹に手を当てて、軽く叩いた。
良い笑顔である。
その顔、ぶっ壊してやんぜ。
「そう言ってもらえると作った甲斐があるよ。それもこれも、ラルフが村から食料を沢山担いで運んでくれたおかげだよ」
「大したことねェよ、それくらい」
俺は心でほくそ笑むと、ラルフに思いついたように、こう提案した。
「そうだ! 肩でも揉むよ、流石にあの荷物で凝っただろ」
すると、ラルフは少し慌てたように立ち上がると、俺から身を引く。
どうやら俺に触れられることを拒否している。
「……いや、悪ィから。オメェにそんな」
しかし俺もここは負けるわけにいかないのだ。
「いいからいいから。そう、俺、結構器用だから」
半ば強引にラルフを元の位置に座らせて、俺はラルフの背後に回る。
ラルフはなんだか不服そうである。
しかし俺はそんなラルフを気にも留めずに、ラルフの肩に手を置き、揉み始めた。
「……あ、あァ、確かにうめェな」
触れてしまえば、こちらのものだ。
俺に触れられているラルフは恐らく抵抗できないはず。
俺のありったけの力で、ラルフはどこまで耐えられるのか、いざ勝負だ。
しばらく真面目に肩揉みをしたところで、少しずつ力を強くしていった。
「……オィ、ちょっと痛ェよ……」
しかし俺は無言で、強くした手を止めずに揉み続ける。
「さては……テメェ、わざとやってんな」
ラルフは怒った口調だったが、満更でもなさそうに言った。
「そんなことないよ。これくらいがいいんだろ」
俺はとぼけた振りをして、力を入れ続けたまま、必死にラルフの肩を揉む。
ぐりぐりと。執拗なまでにぐりぐりと。
「……そうかよ。オメェがその気なら、……いいぜェ、もっと来いよ」
ラルフはいつもよりワントーン低い声で呟く。良い声である、くそう。
そして挑発的に肩を張ってきた。
俺はむきになって手に熱を込める。
流石は村一番の屈強な男、ラルフである。
肩がでかすぎる。
それに虎の身体のツボが俺にわからないので、手探りである。
しばらくそのまま俺は肩揉みを続けた。
おそらく端から見ると、中々に異様な光景である。
すると段々とラルフの口数が少なくなってきた。
「なんだか、アタマがボーッとしてきたぜ……」
そう言うと、フラフラと上半身が揺れ初め、次第に姿勢が後ろに倒れてきた。
ついにはラルフの頭が俺の胸に当たり、上半身の体重を完全に俺に預けている格好になった。
俺はラルフの顔を覗き込んだ。
―――ラルフの目がとろんとしてきている。息も少し荒い。
どうやら痛みの他に、俺の能力が効いてきているようだった。
なるほど、こんな効果もあるのか。
調子をよくした俺は、一度肩を揉むのをやめてみた。
そしてラルフの首に両腕をかけ覆いかぶさると、ラルフの耳元で囁く。
「気持ち良かったか?……もう少しやるか、もうやめようか」
すると、ラルフはビクッと身体を震わせた。
そしてとろんとした目のまま、恐る恐る後ろを振り返る。
「アぁ、ン……。いや……も、もうすこし頼む……」
そう言って、ラルフは俺の右手を握ると、ねだるような視線を俺に向けた。
ほとんど力が入らないのか、握るというより、もはや俺の手をさわさわと触れているような感じだった。
―――完全に俺の理性がぶっ壊れた。
俺は望み通り、ラルフの肩を強く揉み始めた。
それはもう、ありったけの力で。
「……ォイ、ちょっと、つ、つぇって……! エ、エル……たのむ……ヤメ……」
そのまま揉み続ける。
「……ン!?」
すると突然、ラルフがひどく顔をゆがめ、前屈みになった。
声が出せないのか、唇を思いっきり噛みしめている。
―――どうやら、ここがラルフの肩の凝りポイントのようだ。
俺はラルフのその"ポイント"を執拗なまでに指の腹で押しまくった。
ラルフは唇を噛みしめすぎたのか、少し唇が切れている。
「そんな風に……ヤられたら、イッちまう……! ォイ、オレ、ほんッとに」
でも俺は強く揉むことを止めない。
「……おねがいだ……ェル……」
執拗に。何度も何度も。
ラルフの"ポイント"を押さえつける。
「ァ……アァーーー!!!」
そのまま、ラルフは果てた。
気絶的な意味で。
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