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第2話:部活作り
1.勧誘
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「へえ、そんな面白いことが。」
「どこが。お陰でこっちは早く帰れないんだぞ。」
そーいちからあの提案をされた次の日。昼休み。ご飯を食べ終わって、そーいちがトイレに行ってる間、俺はやすあきに昨日の放課後あったことを話していた。
「でもまあ、いい経験になるんじゃない?」
「俺はまだ部活入るとは言ってないからな。」
「この1ヶ月で決まるんでしょ。ひろきもそれで許しちゃうなんて、やっぱ甘いねえ。」
やすあきはそう言った。やっぱりそうなのかなあ。原口にも言われたし。
「そういう優しさも含めてのひろきだと思うけどね。」
「何それ。」
「あ、戻ってきた。」
やすあきはそう言いながら、俺の近くの教室のドアを見ていた。その方を見ると、そーいちがいた。
「よし!行くぞ!」
そーいちは俺の方を見て言った。
「は?行くってどこに。」
「勧誘にだよ。部活の。」
「え、俺行かなきゃいけないの?」
「うん。ほら、行くよ!」
そーいちはそう言って、俺の腕を引っ張って、椅子に座ってた俺を立たせた。
「わかったから。引っ張るのやめろ。」
「2人ともいってらっしゃい。」
やすあきは笑顔でそう言い、手を振ってきた。お前はそーいちの味方なのかよ。
廊下に出て、そーいちの後を追う。
「これ、どこに向かって歩いてるの?」
「ちょっと当てがあるんだよ。」
そーいちはそう言って歩き続ける。
そーいちが止まったのは、1年3組の教室だった。
「誰か知ってる人でもいるの?」
俺はそーいちにそう聞いた。
「うん。」
そーいちはそう言って、1年3組の子に話しかける。きっと、誰か呼び出すためだろう。
しばらくして俺たちの前に1人の男子が1年3組の教室から出てきた。
「そーいち先輩!お久しぶりです。」
その男子はそう言って、笑顔で会釈した。
「久しぶり。」
「えっと、隣の方は…?」
その男子は俺の方を見てそう言った。
「俺の幼馴染のひろきだよ。」
「盛山宏生です。よろしくね。」
俺はそう言った。
「オレは今野渚って言います。そーいち先輩とは小学生の頃から同じ学校で…ってあれ?なんか盛山先輩の名前聞いたことあるような…?」
「え、そう?」
俺はそう言った。まあ、同じ小学校ならどっかですれ違ってるかもだし、そーいちが俺の話題出してたってこともありえるしな。
「あ、思い出しました!オレが小5の時、同じ委員会でしたよね!飼育委員で!」
「あー確かに俺小6の時、飼育委員だったかも…。ごめんね、覚えてなくて。」
「いいんですよ!ちなみに、そーいち先輩とはそこで仲良くなったんです。」
「あ、そーいちも飼育委員だったっけ?」
「うん。なぎさとウサギのエサを床に全て落としてしまって、先生に怒られたりしたよなあ。」
そーいちはそう言った。あ、思い出した!先生に怒られてた子だ!!確かに、そーいちと楽しそうに話してた覚えあるな。
「それでオレに何か用ですか?」
今野君はそう言った。
「なぎさ、入りたい部活とかある?」
そーいちはそう言った。
「うーん、特には。今のところ、入らないかもですね。サッカー部に誘われる気がしますけど。」
今野君はそう言った。
「そっか…。実はさ、今ひろきと部活作ろうとしてて。できればでいいんだけど、部員になってくれないかな?」
そーいちはそう言った。…まあ、この様子じゃ無理そうだな。
「いいですよ。」
今野君は迷いなくそう言った。
「え、いいの!?」
俺はそう言った。
「はい。だって、楽しそうじゃないですか!」
今野君は笑顔でそう言った。
「やったー!部員ゲット!」
そーいちはガッツポーズでそう言った。
「本当にいいの?遠慮とかしてない?」
俺はそう言った。
「はい!遠慮とかする必要あります?」
今野君はそう言った。
「じゃあ、今日の放課後から集まれる?2年1組に来てくれればありがたいんだけど。」
そーいちはそう言った。
「はい!みんなで頑張りましょう!」
今野君はそう言った。
あれ、これもしかしてあっさり残り2人も見つけてしまうんじゃ…?俺はそう思いながら、今野君とそーいちのやりとりを聞いていた。
「どこが。お陰でこっちは早く帰れないんだぞ。」
そーいちからあの提案をされた次の日。昼休み。ご飯を食べ終わって、そーいちがトイレに行ってる間、俺はやすあきに昨日の放課後あったことを話していた。
「でもまあ、いい経験になるんじゃない?」
「俺はまだ部活入るとは言ってないからな。」
「この1ヶ月で決まるんでしょ。ひろきもそれで許しちゃうなんて、やっぱ甘いねえ。」
やすあきはそう言った。やっぱりそうなのかなあ。原口にも言われたし。
「そういう優しさも含めてのひろきだと思うけどね。」
「何それ。」
「あ、戻ってきた。」
やすあきはそう言いながら、俺の近くの教室のドアを見ていた。その方を見ると、そーいちがいた。
「よし!行くぞ!」
そーいちは俺の方を見て言った。
「は?行くってどこに。」
「勧誘にだよ。部活の。」
「え、俺行かなきゃいけないの?」
「うん。ほら、行くよ!」
そーいちはそう言って、俺の腕を引っ張って、椅子に座ってた俺を立たせた。
「わかったから。引っ張るのやめろ。」
「2人ともいってらっしゃい。」
やすあきは笑顔でそう言い、手を振ってきた。お前はそーいちの味方なのかよ。
廊下に出て、そーいちの後を追う。
「これ、どこに向かって歩いてるの?」
「ちょっと当てがあるんだよ。」
そーいちはそう言って歩き続ける。
そーいちが止まったのは、1年3組の教室だった。
「誰か知ってる人でもいるの?」
俺はそーいちにそう聞いた。
「うん。」
そーいちはそう言って、1年3組の子に話しかける。きっと、誰か呼び出すためだろう。
しばらくして俺たちの前に1人の男子が1年3組の教室から出てきた。
「そーいち先輩!お久しぶりです。」
その男子はそう言って、笑顔で会釈した。
「久しぶり。」
「えっと、隣の方は…?」
その男子は俺の方を見てそう言った。
「俺の幼馴染のひろきだよ。」
「盛山宏生です。よろしくね。」
俺はそう言った。
「オレは今野渚って言います。そーいち先輩とは小学生の頃から同じ学校で…ってあれ?なんか盛山先輩の名前聞いたことあるような…?」
「え、そう?」
俺はそう言った。まあ、同じ小学校ならどっかですれ違ってるかもだし、そーいちが俺の話題出してたってこともありえるしな。
「あ、思い出しました!オレが小5の時、同じ委員会でしたよね!飼育委員で!」
「あー確かに俺小6の時、飼育委員だったかも…。ごめんね、覚えてなくて。」
「いいんですよ!ちなみに、そーいち先輩とはそこで仲良くなったんです。」
「あ、そーいちも飼育委員だったっけ?」
「うん。なぎさとウサギのエサを床に全て落としてしまって、先生に怒られたりしたよなあ。」
そーいちはそう言った。あ、思い出した!先生に怒られてた子だ!!確かに、そーいちと楽しそうに話してた覚えあるな。
「それでオレに何か用ですか?」
今野君はそう言った。
「なぎさ、入りたい部活とかある?」
そーいちはそう言った。
「うーん、特には。今のところ、入らないかもですね。サッカー部に誘われる気がしますけど。」
今野君はそう言った。
「そっか…。実はさ、今ひろきと部活作ろうとしてて。できればでいいんだけど、部員になってくれないかな?」
そーいちはそう言った。…まあ、この様子じゃ無理そうだな。
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「え、いいの!?」
俺はそう言った。
「はい。だって、楽しそうじゃないですか!」
今野君は笑顔でそう言った。
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俺はそう言った。
「はい!遠慮とかする必要あります?」
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「じゃあ、今日の放課後から集まれる?2年1組に来てくれればありがたいんだけど。」
そーいちはそう言った。
「はい!みんなで頑張りましょう!」
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あれ、これもしかしてあっさり残り2人も見つけてしまうんじゃ…?俺はそう思いながら、今野君とそーいちのやりとりを聞いていた。
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