周りが騒がしくて困っています。

みつきりほ

文字の大きさ
6 / 26
第2話:部活作り

1.勧誘

しおりを挟む
「へえ、そんな面白いことが。」
「どこが。お陰でこっちは早く帰れないんだぞ。」

そーいちからあの提案をされた次の日。昼休み。ご飯を食べ終わって、そーいちがトイレに行ってる間、俺はやすあきに昨日の放課後あったことを話していた。

「でもまあ、いい経験になるんじゃない?」
「俺はまだ部活入るとは言ってないからな。」
「この1ヶ月で決まるんでしょ。ひろきもそれで許しちゃうなんて、やっぱ甘いねえ。」

やすあきはそう言った。やっぱりそうなのかなあ。原口にも言われたし。

「そういう優しさも含めてのひろきだと思うけどね。」
「何それ。」
「あ、戻ってきた。」

やすあきはそう言いながら、俺の近くの教室のドアを見ていた。その方を見ると、そーいちがいた。

「よし!行くぞ!」

そーいちは俺の方を見て言った。

「は?行くってどこに。」
「勧誘にだよ。部活の。」
「え、俺行かなきゃいけないの?」
「うん。ほら、行くよ!」

そーいちはそう言って、俺の腕を引っ張って、椅子に座ってた俺を立たせた。

「わかったから。引っ張るのやめろ。」
「2人ともいってらっしゃい。」

やすあきは笑顔でそう言い、手を振ってきた。お前はそーいちの味方なのかよ。

廊下に出て、そーいちの後を追う。

「これ、どこに向かって歩いてるの?」
「ちょっと当てがあるんだよ。」

そーいちはそう言って歩き続ける。

そーいちが止まったのは、1年3組の教室だった。

「誰か知ってる人でもいるの?」

俺はそーいちにそう聞いた。

「うん。」

そーいちはそう言って、1年3組の子に話しかける。きっと、誰か呼び出すためだろう。

しばらくして俺たちの前に1人の男子が1年3組の教室から出てきた。

「そーいち先輩!お久しぶりです。」

その男子はそう言って、笑顔で会釈した。

「久しぶり。」
「えっと、隣の方は…?」

その男子は俺の方を見てそう言った。

「俺の幼馴染のひろきだよ。」
盛山さかりやま宏生ひろきです。よろしくね。」

俺はそう言った。

「オレは今野いまのなぎさって言います。そーいち先輩とは小学生の頃から同じ学校で…ってあれ?なんか盛山先輩の名前聞いたことあるような…?」
「え、そう?」

俺はそう言った。まあ、同じ小学校ならどっかですれ違ってるかもだし、そーいちが俺の話題出してたってこともありえるしな。

「あ、思い出しました!オレが小5の時、同じ委員会でしたよね!飼育委員で!」
「あー確かに俺小6の時、飼育委員だったかも…。ごめんね、覚えてなくて。」
「いいんですよ!ちなみに、そーいち先輩とはそこで仲良くなったんです。」
「あ、そーいちも飼育委員だったっけ?」
「うん。なぎさとウサギのエサを床に全て落としてしまって、先生に怒られたりしたよなあ。」

そーいちはそう言った。あ、思い出した!先生に怒られてた子だ!!確かに、そーいちと楽しそうに話してた覚えあるな。

「それでオレに何か用ですか?」

今野君はそう言った。

「なぎさ、入りたい部活とかある?」

そーいちはそう言った。

「うーん、特には。今のところ、入らないかもですね。サッカー部に誘われる気がしますけど。」

今野君はそう言った。

「そっか…。実はさ、今ひろきと部活作ろうとしてて。できればでいいんだけど、部員になってくれないかな?」

そーいちはそう言った。…まあ、この様子じゃ無理そうだな。

「いいですよ。」

今野君は迷いなくそう言った。

「え、いいの!?」

俺はそう言った。

「はい。だって、楽しそうじゃないですか!」

今野君は笑顔でそう言った。

「やったー!部員ゲット!」

そーいちはガッツポーズでそう言った。

「本当にいいの?遠慮とかしてない?」

俺はそう言った。

「はい!遠慮とかする必要あります?」

今野君はそう言った。

「じゃあ、今日の放課後から集まれる?2年1組に来てくれればありがたいんだけど。」

そーいちはそう言った。

「はい!みんなで頑張りましょう!」

今野君はそう言った。

あれ、これもしかしてあっさり残り2人も見つけてしまうんじゃ…?俺はそう思いながら、今野君とそーいちのやりとりを聞いていた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする

夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】 主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。 そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。 「え?私たち、付き合ってますよね?」 なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。 「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。

四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……? どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、 「私と同棲してください!」 「要求が増えてますよ!」 意味のわからない同棲宣言をされてしまう。 とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。 中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。 無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。

大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話

家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。 高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。 全く勝ち目がないこの恋。 潔く諦めることにした。

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

失恋中なのに隣の幼馴染が僕をかまってきてウザいんですけど?

さいとう みさき
青春
雄太(ゆうた)は勇気を振り絞ってその思いを彼女に告げる。 しかしあっさりと玉砕。 クールビューティーで知られる彼女は皆が憧れる存在だった。 しかしそんな雄太が落ち込んでいる所を、幼馴染たちが寄ってたかってからかってくる。 そんな幼馴染の三大女神と呼ばれる彼女たちに今日も翻弄される雄太だったのだが…… 病み上がりなんで、こんなのです。 プロット無し、山なし、谷なし、落ちもなしです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...