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恐怖と言う名の贈り物
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「お早うございます、ユリアさん」
「お早うございます、マリアローゼ様」
デレッとした笑顔を浮かべてから、更にユリアはにっこにこと機嫌よく笑っている。
あら?お別れなのに、今日は大丈夫なのかしら?
とマリアローゼが不思議そうな顔をすると、察したユリアがえへへえと笑った。
「王国までご一緒出来る事になったんですよお。一緒に旅が出来て嬉しいです!」
「まあ…それは楽しそうですわね」
よく笑い、明るいユリアを見るのは楽しかった。
見る分には問題ない。
それに、昨日のユリアの対処は素早くて的確だった。
何だかんだ言っても、そう見えなくても優秀なのだ。
「リトリーさんの様子は如何ですか?」
「書類は預かって、シルヴァイン様に読んで頂いて、許可を貰ったので、
護送車にご遺体と共に載せました。護衛もつけてます」
「ありがとう存じます。では、参りましょう」
「お早うローゼ」
朝から爽やかな父が、清清しい笑顔を向ける。
「お早うございます、お父様、お母様」
上品にスカートを持ち上げてお辞儀をするマリアローゼを、母が早速抱きしめた。
「ああ、ローゼやっと帰れますね」
「はい、とても嬉しいです」
「さあ、一刻も早く出立しよう」
善は急げとばかりに、父が立ち上がり、母も倣った。
マリアローゼも座ることなく、そのまま二人の後について部屋を出る。
まだ夜が明け始めたばかりだ。
薄っすらと靄のかかった町並みを、騎士に囲まれた馬車が滑るように走り抜けていく。
街を抜けるまでは馬車の鎧戸も閉めて置くように言われたので、
馬車の中は暗い。
光源は壁に据えられたランプだけなので、近くに座っている者の姿がやっと認識できる程度だ。
「あ、お嬢様。急いでいたので渡しそびれましたが、お花が届いておりました」
ぴょこん、と飛び上がるように椅子から立ち上がったルーナが、手荷物が置いてあるあたりをごそごそして、
取り出した白い花束をマリアローゼに手渡した。
前世でも今世でも直に見たことはない白い花だ。
花弁の縁がひらひらと波打っていて、まるでレースのような美しさだった。
そんな花弁が幾重にも重なって薔薇の様に豪華でありながら、可憐さも併せ持っている。
「どなたからかしら?」
綺麗な花に見惚れつつも、マリアローゼはこてん、と首を傾げた。
ルーナは、申し訳無さそうに、受け取った時の事を思い出しつつ答える。
「服装はお城の騎士様で、その方も預かって届けにきた、と仰ってました」
「ではお城の方なのかしら……」
じっと花束を見ていると、埋もれる様にカードが潜んでいる。
城で花を贈ってくれるような人間は、ヘンリクスしか思い浮かばない。
カードを取り出すと、二つ折りになっていて、開くと文面が現れた。
「貴女を害そうとした者は全て排除しました。
いつか必ず迎えに参上致します。
貴女の崇拝者A」
それを見た途端、マリアローゼの背中をぞわりと悪寒が駆け上がった。
脳裏に浮かんだのは、狂った熱を宿した、あの昏い紺色の瞳だ。
「……アート……」
「何……?」
シルヴァインが、マリアローゼの小さな手からカードを取り上げると、流し見た。
そして溜息を吐くと、同じくマリアローゼの手から花束を取り上げて、手の上でパキパキと凍らせた。
「保管しておいてくれ」
シルヴァインの言葉に、さっとルーナが皮袋を用意して、氷漬けの花束をその中に入れると、
手荷物がある場所へと置いた。
「アートというのは、誰です?」
カンナと並んで座っていたユリアが、疑問符を頭に浮かべて問いかけてきた。
マリアローゼの代わりに、シルヴァインが短く説明すると、ユリアはなるほどー、と頷き返す。
「城で自死した小間使いに、殺された形跡は?」
「可能性はあります。首を折って吊るしたのかもしれませんが、判別できるかどうか。
加護持ちを呼び寄せて捜査するのも可能ですが、もう終った事件として片付けられていると思うので、
無理かもしれません」
生々しい話に、マリアローゼは眉を下げて、外を見ようと鎧戸に手を伸ばすが、
シルヴァインに手を捕まえられて、戻されてしまう。
「まだだよ」
言われて、まだ街中だったか…と諦めたマリアローゼはしょんぼりと、窓を見る。
馬車の速度が落ちてきて、シルヴァインはマリアローゼの頭を撫でた。
「そろそろだ。あと少し我慢して」
多分、門に着いて、町から出る手続きが始まったのだろう。
徐行して停まり、程なく馬車がまた動き出した。
マリアローゼの代わりに、シルヴァインが鎧戸を開けて、窓から風景を眺める事がやっと出来た。
「今日中に出国したいから、ファートゥムは迂回して町は通らない予定だよ」
「そうですの?出国の手続きまで、今済ませたのでしょうか?」
「多分ね。昼食も休憩もなしで行軍すると聞いたから、今日は大変だな」
大変、というのは騎士達の事だろう。
行軍しながら食事を摂るのは難しい。
並足とはいえ、何時間も馬上で過ごす事も滅多にない筈だ。
自分のせいではないとはいえ、原因ではある。
一人の人間の為に、大勢が大変な思いをするのは、何だかとても罪深い気がした。
表情を曇らせたマリアローゼに、カンナが元気付けようと笑顔で言った。
「大丈夫ですよ。彼らも鍛えていますし」
「問題ないです。お嬢様の為に働けるなら命だって惜しくはないはずです!」
それはユリアさんだけじゃ…
「ユリアさんと一緒にしてはだめですって」
カンナのつっこみに、マリアローゼが笑うと、ユリアもカンナも一緒に笑った。
「お早うございます、マリアローゼ様」
デレッとした笑顔を浮かべてから、更にユリアはにっこにこと機嫌よく笑っている。
あら?お別れなのに、今日は大丈夫なのかしら?
とマリアローゼが不思議そうな顔をすると、察したユリアがえへへえと笑った。
「王国までご一緒出来る事になったんですよお。一緒に旅が出来て嬉しいです!」
「まあ…それは楽しそうですわね」
よく笑い、明るいユリアを見るのは楽しかった。
見る分には問題ない。
それに、昨日のユリアの対処は素早くて的確だった。
何だかんだ言っても、そう見えなくても優秀なのだ。
「リトリーさんの様子は如何ですか?」
「書類は預かって、シルヴァイン様に読んで頂いて、許可を貰ったので、
護送車にご遺体と共に載せました。護衛もつけてます」
「ありがとう存じます。では、参りましょう」
「お早うローゼ」
朝から爽やかな父が、清清しい笑顔を向ける。
「お早うございます、お父様、お母様」
上品にスカートを持ち上げてお辞儀をするマリアローゼを、母が早速抱きしめた。
「ああ、ローゼやっと帰れますね」
「はい、とても嬉しいです」
「さあ、一刻も早く出立しよう」
善は急げとばかりに、父が立ち上がり、母も倣った。
マリアローゼも座ることなく、そのまま二人の後について部屋を出る。
まだ夜が明け始めたばかりだ。
薄っすらと靄のかかった町並みを、騎士に囲まれた馬車が滑るように走り抜けていく。
街を抜けるまでは馬車の鎧戸も閉めて置くように言われたので、
馬車の中は暗い。
光源は壁に据えられたランプだけなので、近くに座っている者の姿がやっと認識できる程度だ。
「あ、お嬢様。急いでいたので渡しそびれましたが、お花が届いておりました」
ぴょこん、と飛び上がるように椅子から立ち上がったルーナが、手荷物が置いてあるあたりをごそごそして、
取り出した白い花束をマリアローゼに手渡した。
前世でも今世でも直に見たことはない白い花だ。
花弁の縁がひらひらと波打っていて、まるでレースのような美しさだった。
そんな花弁が幾重にも重なって薔薇の様に豪華でありながら、可憐さも併せ持っている。
「どなたからかしら?」
綺麗な花に見惚れつつも、マリアローゼはこてん、と首を傾げた。
ルーナは、申し訳無さそうに、受け取った時の事を思い出しつつ答える。
「服装はお城の騎士様で、その方も預かって届けにきた、と仰ってました」
「ではお城の方なのかしら……」
じっと花束を見ていると、埋もれる様にカードが潜んでいる。
城で花を贈ってくれるような人間は、ヘンリクスしか思い浮かばない。
カードを取り出すと、二つ折りになっていて、開くと文面が現れた。
「貴女を害そうとした者は全て排除しました。
いつか必ず迎えに参上致します。
貴女の崇拝者A」
それを見た途端、マリアローゼの背中をぞわりと悪寒が駆け上がった。
脳裏に浮かんだのは、狂った熱を宿した、あの昏い紺色の瞳だ。
「……アート……」
「何……?」
シルヴァインが、マリアローゼの小さな手からカードを取り上げると、流し見た。
そして溜息を吐くと、同じくマリアローゼの手から花束を取り上げて、手の上でパキパキと凍らせた。
「保管しておいてくれ」
シルヴァインの言葉に、さっとルーナが皮袋を用意して、氷漬けの花束をその中に入れると、
手荷物がある場所へと置いた。
「アートというのは、誰です?」
カンナと並んで座っていたユリアが、疑問符を頭に浮かべて問いかけてきた。
マリアローゼの代わりに、シルヴァインが短く説明すると、ユリアはなるほどー、と頷き返す。
「城で自死した小間使いに、殺された形跡は?」
「可能性はあります。首を折って吊るしたのかもしれませんが、判別できるかどうか。
加護持ちを呼び寄せて捜査するのも可能ですが、もう終った事件として片付けられていると思うので、
無理かもしれません」
生々しい話に、マリアローゼは眉を下げて、外を見ようと鎧戸に手を伸ばすが、
シルヴァインに手を捕まえられて、戻されてしまう。
「まだだよ」
言われて、まだ街中だったか…と諦めたマリアローゼはしょんぼりと、窓を見る。
馬車の速度が落ちてきて、シルヴァインはマリアローゼの頭を撫でた。
「そろそろだ。あと少し我慢して」
多分、門に着いて、町から出る手続きが始まったのだろう。
徐行して停まり、程なく馬車がまた動き出した。
マリアローゼの代わりに、シルヴァインが鎧戸を開けて、窓から風景を眺める事がやっと出来た。
「今日中に出国したいから、ファートゥムは迂回して町は通らない予定だよ」
「そうですの?出国の手続きまで、今済ませたのでしょうか?」
「多分ね。昼食も休憩もなしで行軍すると聞いたから、今日は大変だな」
大変、というのは騎士達の事だろう。
行軍しながら食事を摂るのは難しい。
並足とはいえ、何時間も馬上で過ごす事も滅多にない筈だ。
自分のせいではないとはいえ、原因ではある。
一人の人間の為に、大勢が大変な思いをするのは、何だかとても罪深い気がした。
表情を曇らせたマリアローゼに、カンナが元気付けようと笑顔で言った。
「大丈夫ですよ。彼らも鍛えていますし」
「問題ないです。お嬢様の為に働けるなら命だって惜しくはないはずです!」
それはユリアさんだけじゃ…
「ユリアさんと一緒にしてはだめですって」
カンナのつっこみに、マリアローゼが笑うと、ユリアもカンナも一緒に笑った。
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