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詐欺だ!
しおりを挟む三人の後輩はうっとりとした顔のまま戻ってこない
一人の可愛い後輩は猫に囲まれて・・・いや猫玉の中心にいる
暑くないのかな?
『大丈夫でしょう、あの子達が自らの体温を下げたり、風の魔法で循環させて快適に調整してますから』
「「「魔法!?」」」
「香織も迂闊だなぁ」
『もう喋ってる存在がバレてるのなら別に構わないのでは?ただ、私の声が男性の声色にて届いてるのは、若干許せませんが』
だよなぁ?こんな可愛い声なのになぁ?
『チョ!ショウ様!』
「「「様付け!」」」
「あーもー!話が先に進まないから!そっちの猫王も猫玉から出てきてコッチに参加しろ!」
♪♪♪♪♪色々端折りながら説明中♪♪♪♪♪
「という事だ。オッケー?」
「分かりました。それだけで薄い本どころかラノベでもコミックでもアニメ化でも出来そうですね?しかもまだ異世界に行ってないとなると、セカンドシーズンってことですか!?」
薄い本ね・・・やめて!
「というわけ?で、理解可能かは置いといて、僕はあと数ヶ月でこの世界線から消えるわけだ。そうなった時の君達の記憶やこの世界での僕の扱いがどうなるかはわからない。最初から居ないか、うまく辻褄合わせという強制力が働くかは、実際のところ起こってみないとわからない事だ。そのうえでだ」
「先程告白されたんだが、どうしたい?もちろん、こんな話をした後で質問で返すのも卑怯だとはわかってる。だが、選択肢は其方にあるとだけは明言しておかないといけないと思ってね?」
もちろん、告白を受けてお付き合いするのも充分に有りだが、タイムリミット後の不確定要素を考えると、今ココで切るのも最善策なのでは?とも思ってしまうわけだ。
「ほら、若い子はまだ先があるんだし?」
戻ったら僕の方が若くなってしまうのだけど、それはそれのお話だ。
「それでは、お付き合いしてくださるんでふね?」
「そっちの選択肢をとるんだね?いいのかい?」
「はい!覚悟・・・はまぁ分かりませんが、先輩の事が大好きなのは先輩が中途入社してきた時からかわってません!」
追加告白キターーー
「リョーカイだ。周りの状況や雰囲気が台無しだけど、改めて・・・」
「こんな僕ですが、宜しくお付き合いさせてください!」
「こちらこそ、不束者ですが、よろしくお願いします!」
「「「『それ結婚の挨拶じゃ』」」」
総ツッコミされた日、僕は久し振りの幸福感を味わった
が
「さて、時間もアレだし、送って行こうか?流石に高レベルな四姉妹を放り出すわけにもいかんしな」
「んー、私達今日は女子会って事で何処かに泊まるつもりで来てたんですよねー・・・ココ広いですよね?モデルケースって事は大勢が宿泊できる用意もされてる感じですのよね?」
「君達さ、こんな四四の男の家に泊まろうとするってどうなの?」
「大丈夫でしょ?さっき告白受けた人とその愛方がいる家で何か起こるんですか?」
起きませんよ?もちろん起こさせませんよ?
「あーもう、分かった。寝具も浴衣や部屋着も余ってるから好きにしてくれ!」
「先輩の部屋は何処ですか?」
何やら鼻息荒く話しかけてくるが自室というとちょっと変わってくる
「さっきの話でもあった通り最悪野宿という想定もした寝方も試しててな?やってみたら思いの外それが快適だったから、逆にそっちメインで寝てるんだよ。だから寝る為の自室は無いんだ」
四人は( ゚д゚)?としてるので実践して見せた
「黒曜こっちに来てくれ!そしていつものように寝ようか?」
すると足元に現れた黒猫の身体が瞬時に普通車サイズに大きくなるとその場に伏せて
「ココが一番寝心地が良いんだよ。ほらお前たちも来るか?」
僕は巨大化した黒曜のお腹に身体を預け、周囲の猫達にも声をかけてクロの巨大な尻尾を掛け布団にして寝る体勢をとった
「「「「ナニソレズルイ!」」」」
仕方ないな
「この猫達は全員大きくなれるから、気になる子の同意が獲られたら可能だぞ?」
と話してるうちに四人とも・・・?パスが繋がった???
テイムとは違うが、四人とそれぞれの猫は個人的な繋がりが確立して、意思の疎通も完璧だ。ほんとこの四人は何なんだろう?
「結局みんな野宿になっちゃったな」
「これ見たら絶対にこっち選びますよ!」
「絶対に叶わない夢が叶ったんですよ?」
「モフモフは正義」
「・・・うっとり」
楽しそうで何よりだ
「それじゃ安全のために各種結界を張って、おやすみ!」
「「「「『御休みなさい』」」」」
ふふふっ楽しそうね
此処は五〇階建ての屋上家屋である。そこの屋根の上に狐が寝そべっていた
そしてその後大きく変わった事がある
「それではいただきます!」
「「「「いただきます」」」」
四人娘が住み着いた・・・
あの日猫達とパスの繋がった皆は、猫との別れが惜しくなりつれてかえってもいいか?と、言ってきた上に猫からもついていきたいとの意思表示。これは珍しい事だが、個人の意思は尊重する派なので了承を出すと、後輩も猫も跳び上がって喜んだ・・・が・・・
「皆の家ペット禁止だったんだ?」
アパートでは飼えなかった。猫アレルギーの家族がいたり、飼ってもいいが、屋外の昔飼ってた鶏小屋から出しては駄目といった理由で。ココで普通なら
「元の場所に返してきなさい」であるが、この四人は「猫と離れられない!」との事で、人間の方が家出してきたのである。我が家に!
こうして奇妙な同居生活が始まってしまったのであった
それは別としてあの狐は何だったんだろうな?
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