婚約破棄を回避しないと ~頭を打ったら前世の記憶が蘇りました!

夜空のかけら

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8 予知の力

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その後、側近候補は一新され新しい者たちが傍に着くことになった。
あの4人は、そろいもそろってマスミを牢屋から脱獄させたあと姿を消した。
脱獄という派手なことをしたことで、一時期マスコミを賑わせたがそれもいつの間にか消えた。

サージュとの仲は良好だ。
学園には行っていないが、卒業要件が満たされていたこともあって卒業式を待たずに卒業した。

卒業したから、次は結婚なのだがあの力の制御をするのが先決とかで、延期になっている。

前世の記憶と思っていたものが、予知という力だと知ったのも最近の話だ。
この予知は、力の制御を完璧に行うことで政策等での失敗はなくなるのだという。

次期国王としての職務もサージュの協力を得て順調だ。

何かとサージュには手伝ってもらって頭が上がらないな。
ふと、父と母の関係も似ていることに気づき、きっと歴代の国王と王妃も同じような能力と役割を果たして来たのだろうと思った。

***

今日は、サージュとの結婚式だ。
国内外の多くの来賓の前で一生涯に一度きりの結婚式が始まる。

最も、これも事前に予知して何が起きるか、何をするのかを見ているし知っている。
サージュとも話合い、万が一にも問題が起きないように対策済みだ。

粛々と式が進む外では、あの5人が騒ぎを起そうとしていたこととか、それを王家の影と公爵家の闇の混成暗躍部隊が阻止しているとか、隣国の軍事国家が精鋭部隊を送り込もうとしていたのを、こちらも精鋭部隊が隣国で騒ぎを起しているとか、全部事前に見た予知による対応だった。

式が終われば、何も問題はなかったように見える。
でも、その裏では予知とその力で危険回避を行っていたのだ。

「この国を素晴らしいものにしよう」
「はい」
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