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羽ばたく
しおりを挟む春流の傷が癒えるまで1ヶ月も時間かからなかった。
「諸君、忙しい時に呼び出してすまない。今日、集まってもらったのは…新たな仲間を紹介しようと思う。永遠時代から来た春流くんだ」
「よ、よろしくお願いします」
照れながら春流は皆々に頭をさげる。
「ここにいる者たちは、全員永遠時代から来た。ここでの生活が分からないときは私でもここいる誰かでも構わない」
「はい…」
「基本的に、春流くんをお世話をするのは飛衛少尉に任せる」
んっ?名前呼ばれた?気のせい?今、ぼーっとしてた
「飛衛少尉?」
「えっ、はいっ?」
艦長は、怪訝そうな顔で僕を見る
「聞いてたか?」
「…き、聞いてましたともっ!!」
「…飛衛、嘘はダメだよ?」
僕が嘘を付いたことを瞬時に春流にバレる僕であった
「はぁー、飛衛少尉には春流くんのお世話を頼みたいと言ったんだ」
「なるほど…了解っ!」
敬礼をして、その場から立ち去ろうと
「どこに行くのかね…飛衛少尉?」
艦長の手が僕の左肩を掴む
「あっはははは…」
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