札差と獺の江戸ぐうたら。

時は天保元年、巷では伊勢の御蔭参りが大流行中で八百万の神は今よりずっと身近に存在していた。

同じく見えざる者の一角である妖かしも然り、その姿をあからさまに晒すようなことは無くとも、人々の生活に寄り添って確かに暮らしていたそんな時代。

出不精で好きな物はゴロゴロとぐうたらの札差の良膳と、威厳を振りかざすもどこか間抜けな妖かしの風路、一人と一匹が江戸の町でゆるゆると暮らします。
24h.ポイント 0pt
0
小説 193,547 位 / 193,547件 キャラ文芸 4,920 位 / 4,920件

あなたにおすすめの小説

神無し神社の妖かし狐

マヤ
BL
天狐の守護を兼ねた弟子の日月(ひつき)はある件から妖狐となり、天狐がいなくなった神社に棲み着くことになった。 100年後、妖怪オタクの天野辰徳(あまのたつのり)が高祖父の日記から日月の存在を知り神無し神社へと足を踏み入れ、日月と出会うのだが…… 人✕妖狐の和風ファンタジーBL!

とある学生たちのしょうもない会話

水無土豆
キャラ文芸
一話完結型で、作者が何か思いついた時に、不定期で投稿します。 視点はその話によってコロコロ変わりますが、基本的に会話メインで進めてます。 オムニバス形式なので、ひとつひとつが独立した話なので、気になった話から読み進める事も可能です。

ポムポムスライム☆キュルキュルハートピースは転生しないよ♡

あたみん
キャラ文芸
自分でも良くわかんないけど、私には周りのものすべてにハート型のスライムが引っ付いてんのが見えんの。ドンキのグミみたいなものかな。まあ、迷惑な話ではあるんだけど物心ついてからだから慣れていることではある。そのスライムはモノの本質を表すらしくて、見たくないものまで見せられちゃうから人間関係不信街道まっしぐらでクラスでも浮きまくりの陰キャ認定されてんの。そんなだから俗に言うめんどいイジメも受けてんだけどそれすらもあんま心は動かされない現実にタメ息しか出ない。そんな私でも迫りくる出来事に変な能力を駆使して対峙するようになるわけで、ここに闇落ちしないで戦うことを誓いま~す♡

おぼろ月

春想亭 桜木春緒
歴史・時代
「いずれ誰かに、身体をそうされるなら、初めては、貴方が良い。…教えて。男の人のすることを」貧しい武家に生まれた月子は、志を持って働く父と、病の母と弟妹の暮らしのために、身体を売る決意をした。 日照雨の主人公 逸の姉 月子の物語。 (ムーンライトノベルズ投稿版 https://novel18.syosetu.com/n3625s/)

天天仙人

キャラ文芸
 ある時から人ならざるモノが人間世界に蔓延り、この世は混乱に陥っていった。それらから人々を守るのは仙術に長けた仙人たち。任氏、石氏二大世家が束ねる仙門家は世界にちらばり、日々仙術を学び、人々を助けた。  特に、任氏当主の弟である任優俊は仙術の才能が飛びぬけており、近年稀にみる仙人であると噂された。人望も厚く、百年不在の二大世家を纏める人物―総督―になれると皆が言うため、時代の流れは任氏中心に傾いていった。それ故石氏から怨みを買い、毒を盛られ、崖から突き落とされて命を落としてしまう。  一年後、任氏に仙人を目指す新たな修仙者たちが入門した。師父である任優俊がいなくなった悲しみを引きずる余深持は、そこで夏氏の箱入り娘の夏晴亮と運命の出会いを果たす。彼女は女性の立場がまだ弱い修仙者の中で全く臆せず、また実際、同期で一番優秀な修仙者であった。

怪獣特殊処理班ミナモト

kamin0
SF
隕石の飛来とともに突如として現れた敵性巨大生物、『怪獣』の脅威と、加速する砂漠化によって、大きく生活圏が縮小された近未来の地球。日本では、地球防衛省を設立するなどして怪獣の駆除に尽力していた。そんな中、元自衛官の源王城(みなもとおうじ)はその才能を買われて、怪獣の事後処理を専門とする衛生環境省処理科、特殊処理班に配属される。なんとそこは、怪獣の力の源であるコアの除去だけを専門とした特殊部隊だった。源は特殊処理班の癖のある班員達と交流しながら、怪獣の正体とその本質、そして自分の過去と向き合っていく。

大奥~牡丹の綻び~

翔子
歴史・時代
*この話は、もしも江戸幕府が永久に続き、幕末の流血の争いが起こらず、平和な時代が続いたら……と想定して書かれたフィクションとなっております。 大正時代・昭和時代を省き、元号が「平成」になる前に候補とされてた元号を使用しています。 映像化された数ある大奥関連作品を敬愛し、踏襲して書いております。 リアルな大奥を再現するため、性的描写を用いております。苦手な方はご注意ください。 時は17代将軍の治世。 公家・鷹司家の姫宮、藤子は大奥に入り御台所となった。 京の都から、慣れない江戸での生活は驚き続きだったが、夫となった徳川家正とは仲睦まじく、百鬼繚乱な大奥において幸せな生活を送る。 ところが、時が経つにつれ、藤子に様々な困難が襲い掛かる。 祖母の死 鷹司家の断絶 実父の突然の死 嫁姑争い 姉妹間の軋轢 壮絶で波乱な人生が藤子に待ち構えていたのであった。 2023.01.13 修正加筆のため一括非公開 2023.04.20 修正加筆 完成 2023.04.23 推敲完成 再公開 2023.08.09 「小説家になろう」にも投稿開始。

失恋少女と狐の見廻り

紺乃未色(こんのみいろ)
キャラ文芸
失恋中の高校生、彩羽(いろは)の前にあらわれたのは、神の遣いである「千影之狐(ちかげのきつね)」だった。「協力すれば恋の願いを神へ届ける」という約束のもと、彩羽はとある旅館にスタッフとして潜り込み、「魂を盗る、人ならざる者」の調査を手伝うことに。 人生初のアルバイトにあたふたしながらも、奮闘する彩羽。そんな彼女に対して「面白い」と興味を抱く千影之狐。 一人と一匹は無事に奇妙な事件を解決できるのか? 不可思議でどこか妖しい「失恋からはじまる和風ファンタジー」