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5、婚約者様に好意的な私の家族
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ーー父親が、いや、おそらく母親も許可を出したのであろう。
こうもすんなりと通すことになったのを見ると。
(………やれやれ)
両親が招き入れると決めた以上は、婚約者様をさすがに私が勝手に追い出すわけにもいかないので、不服ながらも受け入れることにする。
ーーいつものように顔には不服そうな顔は出ていないから伝わらないかもしれないと思いつつ、そのまま無言で屋敷の中に入った。
婚約者様も微笑みを浮かべて後ろから続く。
中に入ると、執事によってすぐに扉が閉められ、私は玄関ホールに揃っていた両親を見つめる。
「……ただいま、帰りました」
と両親に帰宅の挨拶をすると、
「おかえり」
と笑顔で出迎えてくれる両親。
「ライル君もルイーズを送ってくれてありがとう」
とお礼を言いながら、父親は婚約者様と挨拶の握手を交わす。
「いえ、婚約者として当然のことです」
と当然のことだと言うように父親と挨拶の握手を交わす婚約者様。
すると、コホンッと父親は咳払いをひとつすると、
「………ライル君、すまないね? ルイーズの態度にはいつも迷惑掛けて……」
と、おそらくさっきの玄関前での私の態度のことであろうことを父親は婚約者様に小声で謝っていた。
ーーまあ、そこまで深刻そうには謝っていなくて、親しい相手ならではの軽い謝罪をしているところからも、父親は本当に婚約者様のことを信頼しているのが見て取れる。
勿論、婚約者様の方も、
「いえ、まったく気にしていませんので、お気になさらず」
と私の態度なんてまったく気にしていないのだという様子を見せて微笑んだ婚約者様。
ーーむしろ、そんな私の態度なんて受け入れるのが当然だとでも言っているようにも聞こえてくる。
(………なんか、気にくわない)
そんな婚約者様の態度に呆れていると、両親も一瞬微妙な顔をしたももの、
「………せっかくなのでゆっくりお茶でもしよう」
と誘いながら婚約者様の肩に手をおくと、私の意見は関係なしに両親は婚約者様をお茶に誘い、婚約者様は両親の当然のようにお茶の誘いを受けていた。
(……ま、いいけどね。今に始まったことでもないし……)
自然に仲がいい様子の両親と婚約者様の後に続いて、家族の居間へと向かう。
ーー当然のごとく私の隣に座った婚約者様は、左隣の一人掛けソファに座っている父親と笑顔で話をしている。
私の向かいに座っている母親はそんな男たちを嬉しそうにニコニコと見つめながら紅茶を飲んでいる。
私も紅茶を飲んで、お菓子をつまみながらその様子をただ見つめていた。
ーーいつの間にか父親と婚約者様が話に盛り上がったのか、お茶ではなくお酒を飲むことになったらしく、二人で部屋の隅にある小さなテーブルを挟んだクッションがきいた椅子に移動して、それぞれ座っていた。
簡単なつまみを肴にお酒を飲みながら、男同士で何かを話をしているようだ。
(ーー話の内容は………特に興味はないな)
チラリと母親を見ると、少し呆れているように見える。
溜め息を付きながら、カップをテーブルに戻して、
「……あの様子だと長くなるだろうから、私たちは部屋に戻りましょう」
という母親のいう通り、父親と婚約者様の様子を見て、私も母親と同じ意見だと思い、母の指示に従う。
――自分の部屋に戻ると、侍女に頼んですぐにお風呂の準備をして貰って、今日の疲れを癒す。
髪を乾かしてから、紅茶を飲んでくつろいでいると、遅くまで家族の居間で父親と婚約者様が二人で飲んでいた気配がしていたのだった。
こうもすんなりと通すことになったのを見ると。
(………やれやれ)
両親が招き入れると決めた以上は、婚約者様をさすがに私が勝手に追い出すわけにもいかないので、不服ながらも受け入れることにする。
ーーいつものように顔には不服そうな顔は出ていないから伝わらないかもしれないと思いつつ、そのまま無言で屋敷の中に入った。
婚約者様も微笑みを浮かべて後ろから続く。
中に入ると、執事によってすぐに扉が閉められ、私は玄関ホールに揃っていた両親を見つめる。
「……ただいま、帰りました」
と両親に帰宅の挨拶をすると、
「おかえり」
と笑顔で出迎えてくれる両親。
「ライル君もルイーズを送ってくれてありがとう」
とお礼を言いながら、父親は婚約者様と挨拶の握手を交わす。
「いえ、婚約者として当然のことです」
と当然のことだと言うように父親と挨拶の握手を交わす婚約者様。
すると、コホンッと父親は咳払いをひとつすると、
「………ライル君、すまないね? ルイーズの態度にはいつも迷惑掛けて……」
と、おそらくさっきの玄関前での私の態度のことであろうことを父親は婚約者様に小声で謝っていた。
ーーまあ、そこまで深刻そうには謝っていなくて、親しい相手ならではの軽い謝罪をしているところからも、父親は本当に婚約者様のことを信頼しているのが見て取れる。
勿論、婚約者様の方も、
「いえ、まったく気にしていませんので、お気になさらず」
と私の態度なんてまったく気にしていないのだという様子を見せて微笑んだ婚約者様。
ーーむしろ、そんな私の態度なんて受け入れるのが当然だとでも言っているようにも聞こえてくる。
(………なんか、気にくわない)
そんな婚約者様の態度に呆れていると、両親も一瞬微妙な顔をしたももの、
「………せっかくなのでゆっくりお茶でもしよう」
と誘いながら婚約者様の肩に手をおくと、私の意見は関係なしに両親は婚約者様をお茶に誘い、婚約者様は両親の当然のようにお茶の誘いを受けていた。
(……ま、いいけどね。今に始まったことでもないし……)
自然に仲がいい様子の両親と婚約者様の後に続いて、家族の居間へと向かう。
ーー当然のごとく私の隣に座った婚約者様は、左隣の一人掛けソファに座っている父親と笑顔で話をしている。
私の向かいに座っている母親はそんな男たちを嬉しそうにニコニコと見つめながら紅茶を飲んでいる。
私も紅茶を飲んで、お菓子をつまみながらその様子をただ見つめていた。
ーーいつの間にか父親と婚約者様が話に盛り上がったのか、お茶ではなくお酒を飲むことになったらしく、二人で部屋の隅にある小さなテーブルを挟んだクッションがきいた椅子に移動して、それぞれ座っていた。
簡単なつまみを肴にお酒を飲みながら、男同士で何かを話をしているようだ。
(ーー話の内容は………特に興味はないな)
チラリと母親を見ると、少し呆れているように見える。
溜め息を付きながら、カップをテーブルに戻して、
「……あの様子だと長くなるだろうから、私たちは部屋に戻りましょう」
という母親のいう通り、父親と婚約者様の様子を見て、私も母親と同じ意見だと思い、母の指示に従う。
――自分の部屋に戻ると、侍女に頼んですぐにお風呂の準備をして貰って、今日の疲れを癒す。
髪を乾かしてから、紅茶を飲んでくつろいでいると、遅くまで家族の居間で父親と婚約者様が二人で飲んでいた気配がしていたのだった。
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