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第三章
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「君、どうしたの?なんでここにいるの?こいつに何か用?」
「あっ…すいません。カクカクシカジカで先輩に鍵を返そうと思って渡したん…です…けど…アハハハ」
説明してる時にまた思い出してしまって笑ってしまう。
ツボに入ったらしくどうしても笑いが収まらない。
「んーと、ちょっと落ち着こう。君、いったんそこに座って。鍵を返しに来た事は分かったから」
そう言って柏木先輩は僕を椅子に座らせた。
プンプン怒っている真面目そうな先輩も僕の座っている席から1番離れた席に座った。
僕、何してあんな怒らせたんだろ。と思っているといつの間にかお茶を入れてくれていた柏木先輩が目の前に出してくれた。
ありがとうございます。と言ってお茶を飲み一息ついた。
「で、どうして五十嵐が怒ってるの?」
「さっきはすいませんでした。僕が鍵を返しに来た時、五十嵐先輩?がいたので事情を説明したら会長に返しといてくれるって言ったので鍵を渡そうとしたんです。そしたらいきなり怒り出しちゃって…」
最後らへんはシュンと下を向いて言った。
「嘘を付け!お前、この俺のててて手を触ったじゃないか!!誘惑もして来たじゃないか!」
「違いますよ!鍵を返そうと思ったらちょっと指先が当たっただけです!触った訳じゃありません!誘惑もしてませんし」
「じゃあ、カリをって言ったのはどうなる!?あれは言い訳出来まい!!」
「あの…先輩っ…カリをって言ったんじゃなくて!鍵をって…言ったんです!!」
また笑いが出て来そうになったが何とか堪えて答える。
「何だと!?」
それを聞いた先輩がまた顔を真っ赤にして声を張り上げた。
「あっ…すいません。カクカクシカジカで先輩に鍵を返そうと思って渡したん…です…けど…アハハハ」
説明してる時にまた思い出してしまって笑ってしまう。
ツボに入ったらしくどうしても笑いが収まらない。
「んーと、ちょっと落ち着こう。君、いったんそこに座って。鍵を返しに来た事は分かったから」
そう言って柏木先輩は僕を椅子に座らせた。
プンプン怒っている真面目そうな先輩も僕の座っている席から1番離れた席に座った。
僕、何してあんな怒らせたんだろ。と思っているといつの間にかお茶を入れてくれていた柏木先輩が目の前に出してくれた。
ありがとうございます。と言ってお茶を飲み一息ついた。
「で、どうして五十嵐が怒ってるの?」
「さっきはすいませんでした。僕が鍵を返しに来た時、五十嵐先輩?がいたので事情を説明したら会長に返しといてくれるって言ったので鍵を渡そうとしたんです。そしたらいきなり怒り出しちゃって…」
最後らへんはシュンと下を向いて言った。
「嘘を付け!お前、この俺のててて手を触ったじゃないか!!誘惑もして来たじゃないか!」
「違いますよ!鍵を返そうと思ったらちょっと指先が当たっただけです!触った訳じゃありません!誘惑もしてませんし」
「じゃあ、カリをって言ったのはどうなる!?あれは言い訳出来まい!!」
「あの…先輩っ…カリをって言ったんじゃなくて!鍵をって…言ったんです!!」
また笑いが出て来そうになったが何とか堪えて答える。
「何だと!?」
それを聞いた先輩がまた顔を真っ赤にして声を張り上げた。
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