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第三章
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「ぎゃはははは」
今まで黙って聞いていた柏木先輩が凄い笑い声で涙を流しながら笑っていた。
「ちょっと!五十嵐!いい加減そのすぐ突っ走るとこ止めなよ!!この子が困ってるじゃん!」
ヒーヒー言いながら涙をふってそう言った。
「突っ走ってなんかない!」
「いーや!お前いつもそうじゃん!俺が棒付きのアメを舐めてるだけで、その変な音立てながら俺を誘惑するな!とか言って怒って来るし、ちょっと用事があって肩を叩いただけでいやらしい手付きで俺に触るな!て怒るし」
「黙れ!本当のことだろうが!」
「勘違いチェリー君はほっといて。君、ごめんね。こいついっつもこうなんだ。顔を真っ赤にしてめちゃくちゃどもりながら怒ってるのは初めて見るけど悪気はないんだよ。顔はいいから色んな奴が寄って来るんだけど好きになった奴とじゃなきゃヤりたくない!とか言って未だに好きな人いないとか言ってるしチェリー君なの。だから警戒センサー半端なくてさ」
「いえ、僕の方こそ笑っちゃってすいません」
「いいのいいの!俺なんかいつも笑ってるから。でもこんな涙が出る程、笑ったの久々!ところで君、見たことないなー。君みたいな子は俺、忘れないと思うんだけど」
「あ、僕、遅れて入学して来た外部生なんです。名前は神笠 桜李です」
と言うと2人共、目を丸くした。
「そっか!!君がここの書記が騒いでた噂の遅れて来た新入生君か!食堂の件、納得。俺の名前は柏木 創-かしわぎ そう-。会計してます。創でいいよ」
「よろしくお願いします。僕も桜李でいいです」
「よろしく。桜李。ちなみにこっちのチェリー君が五十嵐 昇-いがらし のぼる-。副会長ね」
「チェリーは余計だ!桜李だな。覚えておこう」
カチャとメガネを押し上げた。
さっきまで怒っていたのに覚えておいてくれるんだ。
しかも呼び捨てしてくれるらしい。
面白い先輩だな。
そんなひと悶着があり、授業終了のチャイムが鳴り、明日また来る事を伝えて鞄を取りに教室へ向かった。
教室には灯夜、煌、だいちゃんが残っていて僕が帰って来るのを待っていてくれたらしい。
優しいなあ。と思って生徒会室に行ってからのこと等を話しながら帰った。
途中、驚かれたり質問攻めにあったりしたけどみんな桜李だからしょうがないか。て言って笑ってたけど僕だからしょうがないってなんだ?
今まで黙って聞いていた柏木先輩が凄い笑い声で涙を流しながら笑っていた。
「ちょっと!五十嵐!いい加減そのすぐ突っ走るとこ止めなよ!!この子が困ってるじゃん!」
ヒーヒー言いながら涙をふってそう言った。
「突っ走ってなんかない!」
「いーや!お前いつもそうじゃん!俺が棒付きのアメを舐めてるだけで、その変な音立てながら俺を誘惑するな!とか言って怒って来るし、ちょっと用事があって肩を叩いただけでいやらしい手付きで俺に触るな!て怒るし」
「黙れ!本当のことだろうが!」
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「いえ、僕の方こそ笑っちゃってすいません」
「いいのいいの!俺なんかいつも笑ってるから。でもこんな涙が出る程、笑ったの久々!ところで君、見たことないなー。君みたいな子は俺、忘れないと思うんだけど」
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さっきまで怒っていたのに覚えておいてくれるんだ。
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そんなひと悶着があり、授業終了のチャイムが鳴り、明日また来る事を伝えて鞄を取りに教室へ向かった。
教室には灯夜、煌、だいちゃんが残っていて僕が帰って来るのを待っていてくれたらしい。
優しいなあ。と思って生徒会室に行ってからのこと等を話しながら帰った。
途中、驚かれたり質問攻めにあったりしたけどみんな桜李だからしょうがないか。て言って笑ってたけど僕だからしょうがないってなんだ?
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