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第三章
8 紫音サイド
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さっきの事を思い出していた。
話し掛けられた時、またお誘いかと思った。
普通の遊びとかじゃなくて…ね?
たまに高等部へ来るといつもこうだ。
今日は授業中で誰もいない時を狙って来たのに。
心の中で舌打ちをし、顔には出さず返事だけして前を見た。
天使かと思った…。
キラキラ輝く髪に綺麗なスカイブルーの瞳。まさに天界から降りてきた天使。
その人の周りに妖精が飛んでいそうな幻覚まで見えて来た。
ジッと何も言わずこっちを見て来る人に緊張して来た。
何とか声を出し質問してみる。
ここの生徒会室に行きたいみたいだ。
上目遣いで見て来た時はあまりにも綺麗で可愛いすぎて柄にもなく真っ赤になってしまった。
しかも、サラサラでスベスベの柔らかく手を両手で握られた時なんか鼻血を出すという醜態まで晒してしまった。
不意に触られるのは慣れてるはずなのに。
むしろ嫌悪でしかなくいつも振り払ってたのに。
性格も可愛く面白い。
それからお互い自己紹介をした。
桜李先輩。
遅れて入学した為、生徒会室が分からず、でも会長に呼ばれて生徒会室を探していたらしい。
何で白峰会長が、来たばっかりの桜李先輩を呼ぶんだ?
まさか白峰会長も?
そう思うと胸がズキズキした。
まさかの交流イベントの約束が出来、こんなウキウキした気持ちは初めてだった。
別れるときも名残惜しくてずっとこの人といたい。
そう思ったのも初めてで中3で初恋を知った。
職員室により生徒会顧問に戻ったことを伝え、少し話をして中等部の生徒会室に着き、会長席に座る。
部屋には副会長だけいた。
「なに?今日機嫌よくなーい?」
チャラチャラした喋り方で話し掛けて来たのは副会長の忠家 海里-ただいえ かいり-。
「うるせぇ。黙れ」
「えぇ!ひっどーい!ただ聞いてみただけじゃん!」
「お前もう喋るな」
「何それー!」
それからは無視を決め込み、さっき白峰会長からもらった書類を見て行く。
ん?後1枚足りない。
もらって確認した時はあったはず…。
どこかに落としたか。
探しに行ってあわよくばまた桜李先輩に会えないだろうか。
そう思って席を立った時、ドンッとここの扉を殴ったような音がした。
「何?殴り込みー?」
ドアの近くにいた海里がそう言いながら扉を開けた。
「え!?大丈夫?」
と言いながら開けたドアから外に出て行った。
なんなんだ?と思って俺もドアを開けてみた。
そこにいたのは頭を押さえてしゃがみ込んでいるキラキラの金髪。
その隣で海里が、何があったの?どーしたの?と顔を覗き込もうとしていた。
「え?桜李先輩…?」
話し掛けられた時、またお誘いかと思った。
普通の遊びとかじゃなくて…ね?
たまに高等部へ来るといつもこうだ。
今日は授業中で誰もいない時を狙って来たのに。
心の中で舌打ちをし、顔には出さず返事だけして前を見た。
天使かと思った…。
キラキラ輝く髪に綺麗なスカイブルーの瞳。まさに天界から降りてきた天使。
その人の周りに妖精が飛んでいそうな幻覚まで見えて来た。
ジッと何も言わずこっちを見て来る人に緊張して来た。
何とか声を出し質問してみる。
ここの生徒会室に行きたいみたいだ。
上目遣いで見て来た時はあまりにも綺麗で可愛いすぎて柄にもなく真っ赤になってしまった。
しかも、サラサラでスベスベの柔らかく手を両手で握られた時なんか鼻血を出すという醜態まで晒してしまった。
不意に触られるのは慣れてるはずなのに。
むしろ嫌悪でしかなくいつも振り払ってたのに。
性格も可愛く面白い。
それからお互い自己紹介をした。
桜李先輩。
遅れて入学した為、生徒会室が分からず、でも会長に呼ばれて生徒会室を探していたらしい。
何で白峰会長が、来たばっかりの桜李先輩を呼ぶんだ?
まさか白峰会長も?
そう思うと胸がズキズキした。
まさかの交流イベントの約束が出来、こんなウキウキした気持ちは初めてだった。
別れるときも名残惜しくてずっとこの人といたい。
そう思ったのも初めてで中3で初恋を知った。
職員室により生徒会顧問に戻ったことを伝え、少し話をして中等部の生徒会室に着き、会長席に座る。
部屋には副会長だけいた。
「なに?今日機嫌よくなーい?」
チャラチャラした喋り方で話し掛けて来たのは副会長の忠家 海里-ただいえ かいり-。
「うるせぇ。黙れ」
「えぇ!ひっどーい!ただ聞いてみただけじゃん!」
「お前もう喋るな」
「何それー!」
それからは無視を決め込み、さっき白峰会長からもらった書類を見て行く。
ん?後1枚足りない。
もらって確認した時はあったはず…。
どこかに落としたか。
探しに行ってあわよくばまた桜李先輩に会えないだろうか。
そう思って席を立った時、ドンッとここの扉を殴ったような音がした。
「何?殴り込みー?」
ドアの近くにいた海里がそう言いながら扉を開けた。
「え!?大丈夫?」
と言いながら開けたドアから外に出て行った。
なんなんだ?と思って俺もドアを開けてみた。
そこにいたのは頭を押さえてしゃがみ込んでいるキラキラの金髪。
その隣で海里が、何があったの?どーしたの?と顔を覗き込もうとしていた。
「え?桜李先輩…?」
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