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第三章
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生徒会室が見えて来た。
「紫音君、本当にありがとう!1回来たのにまた越させてごめんね」
「いえ、気にしないで下さい。ハンカチもありがとうございます。綺麗に洗って返しますね」
「いいよいいよ!あげる。安物だし、いらなかったら捨ててもいいから」
「いや!そうゆう訳には…」
「いいって!気になるなら交流イベントでまたお話してくれたら嬉しいな」
「もちろんです!」
「フフッ。じゃあ、またね」
「はい!では、失礼します」
そう行って頭を下げて帰って行った。
だけど、ヒラリと1枚、紙が落ちたのに気付かずに行ってしまった。
慌てて拾うとさっき話をした交流イベントに関する紙だった。
どうしよう。大事な書類だよね?
う~ん。と悩んだ結果。
僕が中等部に届ければいいんだ。とゆうことになった。
まずはれい先輩に事情を話してそれから届けに行こう。
コンコン
「入れ」
「失礼しまーす」
恐る恐る中を覗くとれい先輩しかいなかった。
「れい先輩遅くなってすいません」
「かなーり遅かったなあー」
「すっすいません!ちょっと色々ありまして…」
それからあったことを説明した。
「そうか。それなら仕方ないな。俺もお前が来たばっかなのに1人で呼び出しちまったからな」
「いえいえ、それは全然いいんです。それで、あの…」
「なんだ?」
「紫音君、これ落としちゃったみたいで…」
「はあ?これ放課後の会議で説明するって言ってたやつじゃねーか」
「なので、届けに行こうかと…」
「チッ!今、うちの生徒会メンバー出払ってていねーし俺もまだ片付けないといけない書類があるしな…でも、桜李を1人で行かせるのも…」
と考え込むれい先輩
「僕、行けますよ。授業免除してくれてるし午後の授業はもう出なくていいみたいなので」
「そうゆうことを言ってるんじゃないんだが…。しゃーねぇなあ!今回だけ頼む。渡したらすぐに帰って来い。生徒会室は中等部入って真っ直ぐ行って突き当りを右に行けば職員室がある。そこで聞け」
「分かりました」
「中等部に続くドアの鍵だ。無くすなよ」
「はい!気をつけます!ところで用事って…」
「今はいい。明日またこの時間に来い。場所はもう覚えたな?」
「分かりました。覚えました!」
ニッコリ笑うとれい先輩もフッと笑って
「なら行って来い」
と言われたので鍵をしっかり握って生徒会室を出た。
向かうはさっきの大きなフェンスのとこ。
あそこにドアがあるって言ってたのを思い出したから。
紫音君、待っててね!
君が困らないようにすぐに届けるから!
そう思いながら中等部へ向かった。
「紫音君、本当にありがとう!1回来たのにまた越させてごめんね」
「いえ、気にしないで下さい。ハンカチもありがとうございます。綺麗に洗って返しますね」
「いいよいいよ!あげる。安物だし、いらなかったら捨ててもいいから」
「いや!そうゆう訳には…」
「いいって!気になるなら交流イベントでまたお話してくれたら嬉しいな」
「もちろんです!」
「フフッ。じゃあ、またね」
「はい!では、失礼します」
そう行って頭を下げて帰って行った。
だけど、ヒラリと1枚、紙が落ちたのに気付かずに行ってしまった。
慌てて拾うとさっき話をした交流イベントに関する紙だった。
どうしよう。大事な書類だよね?
う~ん。と悩んだ結果。
僕が中等部に届ければいいんだ。とゆうことになった。
まずはれい先輩に事情を話してそれから届けに行こう。
コンコン
「入れ」
「失礼しまーす」
恐る恐る中を覗くとれい先輩しかいなかった。
「れい先輩遅くなってすいません」
「かなーり遅かったなあー」
「すっすいません!ちょっと色々ありまして…」
それからあったことを説明した。
「そうか。それなら仕方ないな。俺もお前が来たばっかなのに1人で呼び出しちまったからな」
「いえいえ、それは全然いいんです。それで、あの…」
「なんだ?」
「紫音君、これ落としちゃったみたいで…」
「はあ?これ放課後の会議で説明するって言ってたやつじゃねーか」
「なので、届けに行こうかと…」
「チッ!今、うちの生徒会メンバー出払ってていねーし俺もまだ片付けないといけない書類があるしな…でも、桜李を1人で行かせるのも…」
と考え込むれい先輩
「僕、行けますよ。授業免除してくれてるし午後の授業はもう出なくていいみたいなので」
「そうゆうことを言ってるんじゃないんだが…。しゃーねぇなあ!今回だけ頼む。渡したらすぐに帰って来い。生徒会室は中等部入って真っ直ぐ行って突き当りを右に行けば職員室がある。そこで聞け」
「分かりました」
「中等部に続くドアの鍵だ。無くすなよ」
「はい!気をつけます!ところで用事って…」
「今はいい。明日またこの時間に来い。場所はもう覚えたな?」
「分かりました。覚えました!」
ニッコリ笑うとれい先輩もフッと笑って
「なら行って来い」
と言われたので鍵をしっかり握って生徒会室を出た。
向かうはさっきの大きなフェンスのとこ。
あそこにドアがあるって言ってたのを思い出したから。
紫音君、待っててね!
君が困らないようにすぐに届けるから!
そう思いながら中等部へ向かった。
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