神様の料理番

柊 ハルト

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バターの微笑み

08 ー 港街

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 それから数日は、穏やかに過ぎていった。スルト騎士団の方は何やら慌ただしかったようだが、誠の知ることではない。自分のケツは自分で拭いて欲しい。
 誠はアレクセイと共に、体調が回復したサンディと応接室で対峙していた。

「弟は、あのまま息を引き取りました」

 サンディは固い表情のまま、ぽつりと零した。あんな瘴気に取り憑かれていたのだ。遅かれ早かれ、そうなっていただろうことは誰もが予想していたことだった。

「そうか」

 アレクセイは無表情のまま、ティーカップを摘む。

「これは誰も予想ができなかったことだ。しかし、スルト騎士団の汚点にはなるだろうな」
「ええ。アレクセイにもご迷惑を…」
「それで、魔剣はどうすると?」
「この領の教会で封印することになりました。まだ以前の腹心の部下が反発していましたが、黙らせましたよ。あれは…この世にあって良い物ではない」

 サンディは吐き捨てるように言った。彼もまた、魔剣の被害者なのだ。

「マコトさんも、ご助力頂いたそうで、ありがとうございます」
「いや、別に。俺はアレクセイの付属品みたいなものだし。けど、魔剣の封印は正解だと思いますよ。過ぎる力は、身を滅ぼす。現に貴方もアレクセイも、身をもって体験したはずです。だから、貴方はそれを忘れないで。そして、後世に伝えて」
「ええ…そうですね」

 何とか笑おうとしたサンディの笑みは力無い物だったが、彼なら立ち直れるだろう。誠はどこか、そう思っていた。
 そこから少し話をして、サンディは退室した。これからスルト騎士団や辺境伯周りの組織図は一新されるようだ。
 王弟とヴォルク家の前で失態を犯した。そして今まで密かにフレデリクとレイナルドが調べていた、王族やその近しい者達への賄賂が発覚した。この二つを理由に、何かとレイナルドを若造呼ばわりしていた老害達は、実刑を下されたり閑職へと追いやられることとなったらしい。

「世情を知る…か」

 二人きりになった部屋で、アレクセイはぽつりと呟いた。

「ん?」
「辺境伯の役割だよ。王都騎士団も時代によって役割が違う。第一部隊は今でこそ魔獣討伐が主だが、戦時中なら真っ先に敵とぶつかる。…しっかりと世の流れを見て、己を正さなければと思ってな」
「アレクセイなら大丈夫だよ。もし暴走してるなーって思ったら、俺がしっかり殴ってやるから」

 そう言うと、アレクセイは小さく笑った。

「頼もしいな。さすがはマコトだ」

 アレクセイは紅茶を飲み干すと、誠の手を引いて自分の膝の上に乗せ、満足そうに尾を振った。まるでお気に入りのぬいぐるみを抱っこしている子供のような顔をしている。
 誠は何だかおかしくなって、くすくすと笑い出した。

「何がおかしい?」

 そう言って首を傾げるアレクセイの銀髪が、さらりと流れた。誠はついつい、それに手を伸ばす。最初は優しく。けれど途中から少し乱暴になった手つきは、誠の照れ隠しだ。

「狼さんの独占欲が面白くてさ」
「…サンディは良い奴だ。親に似ず紳士的だし、頭も切れる。マコトが靡かないか、心配だ」

 分かりやすいアレクセイの独占欲に、誠の腹筋は崩壊した。

「あ…ははは!」
「マコト?」

 誠は暫く笑っていたが、ようやく治り、そのままアレクセイに抱き着いた。

「ばっかだなぁ。俺が龍玉渡したのにさ、不安になんなって。遠野もヴォルク家に近いと思うぞ、ツガイのことに関しては。俺は余所見しないし、好きな奴以外には耳も尻尾も触らせたりしない。俺の旦那になるんだから、どーんと構えてりゃ良いんだよ」
「どーんと…か」
「そう。まぁ、オニーチャンくらい尊大になられても、ちょっと困るけど」
「ああ…兄上は、あれが兄上だからな」
「確かに」

 二人でくすくすと笑い合った後は、キスをする。これが最近のルーティーンとなっていた。
 ただの唇同士の接触だ。けれど、そこには好きだという互いの想いがこもっている。先程までの部屋の空気は、それで一新されていた。


 これから見回りだというアレクセイと厨房で別れた誠は、作業台に材料を並べていた。
 まずは夕飯を。それから本命の作業に取り掛かる。

「よし…まずは、クッキー…っと」

 王都騎士団第一部隊は、魔剣の事件のせいで予定が狂っている。後続のライト達の班は予定通りのルートを辿るが、アレクセイ達はレイナルドが体制を立て直すまで今暫く滞在するそうだ。だったら自分のことをしようと、誠はこの領地で、試しに屋台を開こうと考えていたのだ。
 売る物は、予定通りクッキーとシンプルなメレンゲクッキーに決めた。どうせ数日のことだ。売れ残ればレビ達か自分のおやつにしても良いだろう。
 誠は久し振りのスイーツ量産作業に、口角を上げていた。
 二つのオーブンをフル稼働させた結果、厨房どころかダイニング中にまで甘い香りでいっぱいになっていた。クッキーに混ぜる材料は昨日のうちに買っていたのだが、使い切ってしまった。また追加で購入しなければならない。

「はー…これだけあれば、大丈夫かな?」

 食品棚にあったバスケットをいくつか借りたが、クッキーもメレンゲクッキーも山積みになっている。誠はこれからの袋詰め作業のことを考え、げっそりとしてしまった。
 紙袋は全部で四種類。メレンゲクッキーとクッキー三種、プレーン、ナッツ、ドライフルーツ用だ。これに十個ずつ入れていく。これを手作業で行っていれば、日が暮れるだろう。

「…俺、人間じゃなくて良かった」

 誠は風を使い、次々にクッキーを浮かせていった。これからは流れ作業だ。これまた風で口を開けた紙袋に、クッキーやメレンゲクッキーを収めていく。袋の口は麻紐で縛り、蝶々結び。これも風の力だ。実は実家のカフェの持ち帰り用の焼き菓子のラッピングも、こうして風の力で行っているので、この作業は手慣れたものなのだ。

「楽勝、楽勝」

 本当は透明なOPPの袋が良かったのだが、どこの雑貨店を見ても類似品は見つからなかった。紙袋の種類を変えたのは、中身が分かりやすいようにとの苦肉の策だ。

「…何度見ても、マコトの術は見事だな」
「そりゃどうも」

 見回りを終えたアレクセイが戻って来ていた。誠は振り返り、おかえりと告げた。
 全て袋詰めすると、誠は食後のデザート用に分けておいたメレンゲクッキーをアレクセイの口元に持っていった。簡単に作れる物だが、これはアレクセイ達に披露したことがない。
 アレクセイは素直に口を開けてメレンゲクッキーを齧る。一口サイズだからか、アレクセイの唇が誠の指に触れた。アレクセイは気にせずに、ゆっくりと唇を離す。サクっと小気味良い音がした。

「うん…軽い食感が良いな。それに、甘さも丁度だ」

 ペロリと自分の唇を舐める仕草から目を離せない。誠の指は、残りのメレンゲと一緒にアレクセイに齧られてしまった。
 ぬるりとした感触が、指先を犯す。赤い舌がアレクセイの口の隙間から覗き、誠はその甘美な光景から目を離せないでいた。あの舌と唇が、この数日で誠の全てに触れた。そう考えるだけで、胸からじわじわと熱が広がっていった。
 アレクセイの色香に惑わされそうになる。けれどここがどこか思い出した誠は、何とか指を取り戻すことに成功した。

「…厨房とキッチンは、俺の聖域だからな」
「分かった」

 ニヤリと笑ったアレクセイは、誠に見せつけるように唇をゆっくり舐めた。
 誘われている。いや、最後までできないからこそ、少しずつこうして欲を発散しているのだろうか。戯れが過ぎる。それなのに、付き合う自分も自分だ。
 嫌ではない。だからアレクセイに触れたいし、触れられたい。
 誠はアレクセイに近付くと、背伸びをして顎の辺りにキスをしてやった。

「…くっそ。背ぇ高過ぎなんだよ」

 本当は唇にしてやりたかったのだが、おそらく二十センチ近く身長が違うので無理だ。誠は理不尽な怒りをアレクセイにぶつけながら、クッキーが入った紙袋をバッグにしまっていった。


 商業ギルドに行くのは二回目だ。最初は一人で。今回は二人で。見回りを終えたから暇だと言うアレクセイが、ついて来てくれたのだ。
 次の町に移動するまで屋台を開きたいことをアレクセイに相談したら、まずはレシピだけでも先に登録しておいた方が良いと言われたので、昨晩のうちにレシピは書き終えてある。それに、出店する場合は自分の屋号を決めておかなければならないらしく、そのマークの登録の提出も必要だ。
 誠は最初、牡丹と龍のマーク、つまり遠野の始祖をモチーフにしたものを使おうと思っていた。けれど、せっかくならば狼が良い。考えたのは、牡丹を咥えたトライバル柄の狼の横顔。アレクセイと、遠野の妖狐である証の牡丹の花だ。
 ギルド内の応接室で職員にそのマークとレシピ、そして現物を提出した。隣に制服を着たアレクセイが座っているせいだろうか、職員の動きは少し固いように見える。

「…なるほど。新しいスイーツですか」
「はい。とりあえず、レシピは秘匿の方向で」
「分かりました。ところでトオノ様の登録カードは白色ですが、やはり屋台のままでこちらの商品を売りたいと?」

 冒険者カードはアルファベットでランクが分かれているが、商業カードは色で店舗の規模が分かれている。誠が登録したのは白色のカードで、これがあると露店や屋台が開けるのだ。

「はい。とりあえず屋台でのんびり売りたいので」
「のんびり…」

 心なしか、職員の視線が生温い気がする。もしかしたら、のんびりどころか閑古鳥が無くと思われているのだろうか。
 誠は少し不安になり、アレクセイを見てしまった。

「…のんびりどころか、すぐに売れると思うけどな」

 アレクセイの言葉に、職員も同意する。

「私もそう思います。先程いただきましたが、このクッキーもメレンゲクッキーも、この国どころか周辺諸国でも食べたことのない物でした。これなら貴族がこぞって買い求めるレベルだと思います。…どうです。我々商業ギルドは融資もしております。店舗資金が必要でしたら…」

 その説明は長いのか。そう思った瞬間、室内の温度が急激に下がった。
 原因は分かっている。アレクセイだ。

「…彼は俺のツガイだ。この領で店を出すわけがないだろう」
「ひっ…!」

 一気に顔色を悪くした職員は、勢いよくアレクセイに頭を下げた。
 なるほど。金が集まると思えば、商業ギルドはこうしてたたみかけるように融資、出店を促すのか。
 アレクセイが着いて行くと言った時は、ただ単に自分と一緒に居たいからだと思っていた。けれど用心棒もしくは秘書のような役割をかってくれたのだろう。
 当のアレクセイは、この空間を支配したかのように足を組み直してソファの背に上半身を預けていた。そして優雅に紅茶を啜っている。

「彼の後ろ盾は、我がヴォルク家が行うことが決まっている。君達商業ギルドは、彼の自由と権利を守ってやって欲しい。頼めるか?」

 ただ脅すだけではない。こうして信用していると思わせている。
 さすがは騎士団で人を動かす立場にある彼だ。「人を動かす」ということを、良く分かっているのだろう。誠は自分にはできそうもないアレクセイの言動に、ただただ感心していた。
 職員は何度も頷き、「かしこまりました」と頬を上気させている。商業ギルド職員としてのプライドをくすぐられたようだった。
 ロビーに戻って先程の職員を待っている間、誠は窓口の隅に置かれていた領内の地図を何の気無しに眺めていた。出店するポイントは決めている。見ていたのは、純粋に観光をしたいからだ。

「どこか気になる所でも?」

 誠の腰を抱いたアレクセイが、地図を覗き込んでくる。

「いや。せっかく時間があるんだから、観光したいだけ。あと、何か面白い店があれば良いなーって」
「そうか。…俺が休みの日は、一緒に行こう」
「ん。だったら昼は、俺が弁当作るよ」
「楽しみだ」

 元気に揺れるアレクセイの尾が、背中に当たる。余程嬉しいのだろう。
 擽ったくて手でパシパシと叩いていると、先程の職員がやって来た。

「トオノ様、お待たせしました。先程のレシピは秘匿として登録が完了しました。あと、こちらがペナントとなっております」

 職員からA4サイズ程のペナントを受け取る。ベースは黒。マークは銀色に指定しておいた。一緒にカードも返却され、裏面には新たに店のマークがプリントされていた。これで露店や屋台スペースの代表にカードとペナントを見せて出店料を支払えば、いつでも商売が開始できる。

「登録されたギルドでも説明があったと思いますが、屋台の目立つところにペナントは吊るしておいてください」
「分かりました。ありがとうございます」
「いいえ、こちらこそ。また何かありましたら、いつでもお越しください」

 笑顔の職員と握手をしようと思ったところで、アレクセイに腰を引かれた。

「それでは帰ろうか、マコト。レビ達が腹を空かせて待っているんじゃないか?」
「え?ああ、もうそんな時間か。職員さん、それじゃあ」

 少々強引に連れ出された誠は、アレクセイに文句を言おうと見上げると、アレクセイは冷たい表情をして前を向いていた。

「アレクセイ?」

 気になって名前を呼ぶと、更に密着させるように体を寄せられた。

「…あの職員は駄目だ。合法的に君に触ろうとするなぞ、許せん」
「もー…」

 また狼さんの独占欲だ。本当に狭量だ。誠はアレクセイの胸を、ドンと叩いてやった。
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