「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜

大好き丸

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5章

48、最強の力

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 レッドのとぼけた質問にミルレースは呆れた顔を見せる。

『いやいや……多分迷子ではないでしょうし、どう考えてもおかしいでしょ?今あなたの名前を口にしましたよ?そんな少年が存在するはずがないですよ』
「ああ、印象の改善を今始めたばかりだというのにレッドを知っているとは相当な通か。はたまた別の何かか……お前は何者だ?名を名乗れ」
「僕の名前はグリードだよ。そういう君こそ失礼じゃ無いか?いったい何様だい?」

 オリーがギロッと睨みつける。既に敵だと認識しているのだ。グリードは感心した顔でオリーを見た。

「む?ゴーレムだと?」
「なっ!?……わ、分かるのか?!」

 レッドは目を剥いてグリードを見る。初見でオリーをゴーレムと見破れる存在がこの世に存在していた事実に驚愕したのだ。

「生きているようにしか見えないな。これほど精巧なゴーレムは見たことがない」
「えへっえへっ!そうなんだよ!オリーは凄いんだぞ~!……あっいや、よく分かったな。魔道具専門の研究員でも見破れなかったってのに……」
「ふっ……僕は特別な存在だからな。人間とは格が違うのさ」

 グリードは自分という存在を見せつけるように両手を広げてレッドたちにアピールする。普通の少年ではないとは分かったが、レッドから見れば最近唐突に凄い能力を獲得したのを誇っているかのような印象を受ける。

「へぇ……そうかい。それで?俺に何か用か?」
「ああ、大切な用事がある。君の命をもらいたいんだ」

 その瞬間にオリーは腰を落として戦闘態勢に移行する。レッドは手をかざしてオリーの動きを制止するとサーベルをしまってグリードに向き直った。

(バカな!!?何をしているんだレッド=カーマイン!!)

 レッドの行動に草陰に隠れて見つからないようにしていたグルガンが慌てる。もしレッドがグリードと戦えば勝率は5割と見ていた。それというのもグリードはどんな敵に対してもまず見るところから始める。余裕ぶったグリードから攻撃が始まるほんの0コンマで斬り伏せることが出来るならレッドの勝ち。それを逃せばレッドの負けだろう。
 グリードが出てくる前から剣を抜いていたレッドは、まさにその0コンマの世界に切り込む余地を残していた。知るはずもないグルガンの期待をレッドは当然無視する。

「命をもらう?はぁ……まったく。この装備が見えないのか?神秘の鎧にエンジェルアームと風神脚、そしてこの魔剣。君がどれだけ凄い力を持っているのかは知らないけど、今の俺に攻撃は通用しない」
「ほぅ?その装備にかなり自身があるようだな。そのような無様な格好になってまで信頼する装備、俄然興味が湧く」

 グリードは目を凝らすようにジッとレッドを見つめた。実はグリードの強奪能力の副産物として、相手のステータスを覗き見る力を有している。相手が一番悔しがるだろう能力を選んで取るという陰湿なことをしていたこともある。この能力は有機物や無機物関係なく使用可能。

「……ん?なんだ?この……え?」

 しかしその顔はレッドの自信を裏付けるものではなかった。

「よ、弱すぎる……何だ?なんでこれで威張れるんだ?」
「ふっ……やはりな。この装備の力が分からないとは所詮子供。鎧は物理攻撃の無効、魔力阻害、筋力上昇効果を持っている。さらにエンジェルアームは聖なる力を持ち、1日に複数回魔法防壁を発動可能。風神脚はどんな足場であっても快適な歩行が出来るすぐれものだ。そしてこの魔剣は所有者の魔力を高め、切れ味を向上させる。俺にはいまいちこういう装備の凄さが分からなかったが装備して分かる。これならどんな敵でも倒すことが出来るとな……いやぁ、高い買い物だったが、これぞ必要経費ってやつだな」
「そんな力無いよ」
「は?突然何を……」
「鎧には物理攻撃の軽減はあるけど魔力には特に抵抗はない、筋力上昇効果もない。籠手は魔法防壁ではなくて魔法に多少抵抗があるだけだな。すね当ては脚力が上がるか。それっぽいのは足だけって感じだな。一番酷いのは魔剣だ。完全に見た目だけで何の力もない。店に騙されたみたいだな」
「そ、そそ、そんなことあるもんか。ふんっ!俺の気を逸らして隙をつく魂胆だな?そうはいくか!……って言いたいとこだけど、ここまでコケにされて一方的に攻撃するのは違うか……一発くらい入れさせてやるとしよう」

 その言葉に頭を抱えたのはグルガンだ。レッドは死んだ。もう終わりだ。とりあえずレッドの死を確認して帰ることに頭をシフトさせ、自分の心を守ることに専念した。

『ちょっとレッド。調子に乗り過ぎですよ。相手が何かも分からないのに攻撃を誘発させるなんて……』
「ミルレース。この鎧の効果をバカにされたままじゃ戦えないだろ?少し現実ってもんを教えてやろうじゃないか」
『んもー……ねぇ、オリー』
「レッドの判断だ。私に口出しは出来ないが……もし危ないようなら私が出る」

 レッドのためなら消滅することもいとわないオリーは、今すぐにも出ていきたい気持ちを我慢して静観している。これでもう一つの可能性であるオリーの犠牲によりレッドが憤慨する事象も消えた。既にグルガンは諦めているので心は揺るがない。

「こんなのに苦しめられているのか……今の皇魔貴族はもしやカス揃いなのか?いや、とにかくこの雑魚を処分してしまおう」

 スッと手をかざすグリード。「さぁ来い」と胸を張るレッド。しかしレッドの思う攻撃は飛んでこなかった。

 ──ズッ

「……ん?」

 何かを吸われたような不思議な感覚を覚える。

「む?魔力がほとんどない?では魔力で底上げされた強さではないのか……」
「え?は?失礼な……魔力はそこそこあるだろ。冒険者なら当然だ。どんな職業ジョブだろうと魔力で技を出すんだからな」

 そんなことも分からないのかとレッドは呆れ返る。グリードは黙ってジッとレッドを見た。

(スキルもない。魔力も満足にない。となればそれ以外の身体能力だというのか?ありえないことだが……チッ、フィニアスに力を封じられているせいかボヤけて値が見えないな……)

 一向に攻撃しないグリードを訝しむレッドの顔にそろそろ苛立ちを感じてきた。

「もう面倒だ。全部吸って終わりにしてやろう。──理不陣インペリアルフィールド

 グリードは本気で吸収を仕掛けた。

 ゴォッ

 その瞬間、先の魔力などとは比にならないほどの力が流れ込んでくる。

「お?おお~?」

 レッドも吸われている感覚があるのか変な声を出した。だがグリードにとってはそんなレベルの話ではない。

「ぐおおぉっ!?な、何だこれはっ!!今までに感じたことのない力が……流れ込んで……うおぉっ!!」

 ゴゴゴゴ……と川の濁流が一気に流れ込んでくるかのようにかざした手に入り込む。グリードは苦しんでいるような驚いた顔を段々と喜悦へと変化させていった。

「はは……ふはははっ!!最高だ!!これが貴様の力か!!確かに凄まじい!!これはどの世代の皇魔貴族でも刃が立たなかっただろうなぁ!!」
『レッド!?何をされているのです!?なんか凄く危険な香りがするのですが……!?』
「いや、分かんないけど……なんか吸われているような気がする」
『吸われてる?!それは不味いんじゃ……!』

 ミルレースは慌ててレッドに声を掛けるが、レッドは平気そうな顔で首を傾げている。何が起こっているのかよく分からない中、グリードだけがどんどん強くなっていった。

「はははーっ!!凄いぞ!!僕はこの世で最強……いや、神にすらなれる!!」

 メキメキと小さな体が突然成長し始める。急激な変化を目の当たりにしたレッドは驚いて目を丸くする。

「わわっ!何だぁ!?人間じゃないのか!?」
『いや、何を今更……』

 レッドの間抜けっぷりに呆れるミルレースだったが、事態は深刻になりつつあった。グリードの体は成人男性の大きさへと変化し、筋肉も膨らんでいく。最終的に角まで生えてきて、その姿は誰もが思い描く魔王の見た目へと進化していた。

「これが!これが本当の力!!」

 グリードの変化に流石に恐怖を覚えたレッドは声をかけようとする。

「あ、あの……」
「今更もう遅い!貴様は最悪の選択をしたのだ!!だが、僕……いや、俺からも最期のチャンスをやろう!俺の能力の範囲はあの山の向うだ!!範囲内から出られれば吸われることはないぞ!?さぁ!無様に逃げてみせろ!!」

 レッドはクルッと振り返って山を見る。目をパチクリしながらもう一度グリードに向き直った。

「いや……一発入れさせてやるとは言ったけど、そこまで力を込められると流石にビビるというか……あの山まで逃げたら見逃してやるってことか?」
「はははっ!何を言ってるんだ!?貴様はそんなことを心配してる場合ではない!!このまま俺が吸い続ければいずれは……うっ!?」

 ボゴボゴボコッ

 体が歪に膨れ上がる。何が起こったのかグリードにも一瞬分からなかったがすぐに気付いた。

(そんなバカな!?この俺が吸いきれないとでも?!)

 グリードの許容量は強さに比例するように巨大で、同胞から見てもまさに無限と呼べる領域だった。それでもレッドの力は果てしなく広いグリードの許容量を満杯にし、体に異変を起こさせていた。だと言うのにレッドの様子は何も変わらない。力が抜けている感じもなく、きょとんとした顔でグリードを見ている。その上、吸収している勢いが衰えることなく、吸い始めた時と変わらず一定に流れ込んでくる。

(ぐっ……!これ以上は体が耐え切れない!ここは一旦吸収を止めてこいつを殺す!!これだけあればもう充分だ!!)

 グリードがレッドから流れ込む力を止めるため、スキルを解除しようとするが、何をどうすれば中断出来るのかが分からなかった。魔法を一時中断する方法や手を握ってみるとか息を止めて見るなど、いろいろな事柄を途中でやめる行為を試してみるが止まらない。
 それもそのはず、彼はその無限とも思える許容量を過信して止める方法を模索しなかった。そしてそれこそがこの最強のスキルの欠点である。吸い始めた力はその力を吸い切るまで任意による中断を行うことが出来ない。力を吸収している対象が自らその力が及ぶ範囲外に脱出するか、自分で離れて範囲外に出るしか中断方法がないのだ。これはステータス表に記されてあり、グリード自身も確認済みだが、それ以外に止める方法がないなど今まで考えたこともなかった。
 さらに厄介なのは対象の距離に合わせて吸収量が増えたり減ったりする。具体的には近いと力を多く吸い取り、遠いと少ない量しか吸い取れないといった感じだ。

(あ、あり得ん!?この俺が身を引くなど!!い、いや、しかし……!!)

 かざしている右手が膨張したハムの塊のようになれば、流石のグリードも後退しようと試みる。だがグリードのプライドの限界まで刺激された体では既に機敏に動けるだけの敏捷性を失っている。どころか動かした足が今度はボゴッと音を立てて膨らんだ。

「ぬぅおっ!?ま、まさかっ!!」

 筋肉の動きに合わせて吸収した力が踏ん張った足に移動した。それに合わせて痛みが生じる。感じたことのない初めての痛みを我慢するために奥歯を噛み締めた。次の瞬間、左頬がボゴッと膨らんだ。最も力の入った場所に吸収した力が移動するようだ。その後もわずかに力が入った場所が膨らみ続ける。

「うがががが……っ!!?」
「……え?お、おい……?大丈夫なのか?な、なんか破裂しそうなんだけど……」

 レッドはグリードを心配し始める。肉塊と化した見るも無惨なグリードは、それと分かるほど狼狽しながら絶望の眼差しをレッドに向ける。

「や、やべろぉ!!るなぁあっ!!……ぶごっ!!」

 まともに喋れないほど膨張した体でレッドの接近を否定しようとするが、首を振る動作でわずかに残った筋繊維も叫んだ喉も膨張が始まり、息も詰まる。

「えぇ……来るなって言ってもさぁ……その体は……」

 レッドは後悔していた。レッドの煽りを受けた結果、鎧を何としてでも貫通させようとしたに違いないのだ。自分の力に押し潰されそうになっているのを見ると、気が引けるのは当然のこと。優しく諭して力を抑え込むよう伝えようと、手を伸ばしながら近付く。
 もう声さえ出ないグリードは恐怖から体を仰け反らせる。それが最後のトドメとなった。

 パアァンッ

 風船のように膨れ上がったグリードはレッドの接近によってとうとう弾けた。その肉片は血飛沫と共に飛び散り、グリードを粉々に崩壊する。原型を留めない完全な破壊。グリードを構築していたすべての液体や固形物がレッドとオリーに頭から降り注いだ。

 ビチャビチャビチャ……

「……え?」

 レッドは頭からかぶった血のりに目を向ける。糸が引くほど粘着性のある液体や、手を振った程度では取れない肉片。グリードだったものの体液と肉片の混合物は純白の鎧を赤黒く染め、泥水に浸ったようにぬちゃぬちゃと纏わりついてくる。
 レッドは呆然と全身を確認する。新品だった装備品はすっかり汚れ、しまったはずの剣にもべっとりとどうしようもなく染み込んでいる。チラッとオリーを見ると、オリーもベチャベチャに血みどろとなっていた。

「う……うぅ……ううぅ……」

 レッドは泣き出した。せっかく買った高級な装備が何もせずに汚れてしまった。そしてオリーに買ってあげた服もダメにした。いきなり起こった自爆行為にびっくりしたのも相まって、レッドの心は耐えきれず涙腺が決壊したのだ。

「レッド!どうした?!どこか怪我でもしたのか?!」

 駆け寄るオリーに頭を横に振る。レッドは黙ってトボトボとしばらく歩き始め、川の方に向かうとおもむろに鎧を脱いで流水に漬ける。頑張って洗い流そうと手のひらでゴシゴシしてみるが、なかなか落ちることなく血肉がへばりつく。

「うぅ……ううぅ……あっ!」

 徐々に力を入れてこすっていたらメキョッと音が鳴る。汚れと共に表面が剥げてしまった。「あっあっ!」とレッドは急いで持ち上げたが、その持ち上げ方がいけなかったのかバキッと別の箇所の金具が取れる。その瞬間にグリードの言葉がフラッシュバックした。

(完全に見た目だけで何の力もない。店に騙されたみたいだな)
「うああぁっ!!」

 ガシャァンッ

 鎧を持ち上げて地面に叩きつける。ちょっと地面に埋まって同時に少し凹んだ。

『ちょっとレッド!なんでそんなことをしているのですか!』
「くそっ!こんなもの!こんなもの!」

 バチィッと籠手を鎧に投げつけ、すね当ても魔剣も投げ捨てた。

「レッド……」
『レッド!ほらちゃんと拾って。これから印象を良くするのでしょう?』
「……もういいよ、偽物だ。見てろ」

 魔剣と呼んでいたサーベルを鞘から抜き出し、足で踏んづける。バキィンッと刀身と柄の部分が簡単に2つに折れた。

「ほらな」
『いや、ほらなって……』
「魔剣なら折れなかった。……グリードが言ったようにこれは偽物なんだよ。……オリー」
「なんだ?」
「服を買いに行こう。その格好じゃ他の国に行けないからさ」
「ああ、分かった」

 レッドはオリーを引き連れて魔導国に戻ることにした。
 一部始終を陰から見ていたグルガンは驚きを超えて無の境地に至っていた。

「レッド=カーマイン……使えるぞ」

 グルガンは意味深な言葉を残し、バサッとマントを翻してレッドたちとは反対方向に姿を消した。
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