SLAVE 屋敷の奥で〜百回いくまで逃げられない〜🔞

阿沙🌷

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・屋敷編

Thuー18

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 屋敷のヒエラルキーからいえば、藤滝のほうが上のはずなのだが、からかうように小言をいえる「商品」があっていいのだろうか。文字通りのただならぬ関係なのだろう。ふたりの間からは色っぽいが異様な雰囲気が漂ってくる。しかし、そうなのだとしたら、このふたりは一体、どういう関係なのだろうか。距離が近い。親しい、といえるかもしれない。
「っ!」
 ふたりを凝視してしまっていた青年は、思わず身体をはねあげさせた。男が強く彼の下半身を押しつぶした。「ひっ」と息を飲んで肩を震わせる。じわじわとあのなんともいえないうずきとともに身体じゅうに熱がまわってくる。
 朋華の手が伸びて来た。頬に触れられてその手の冷たさに、ほっと息を吐く。
「何しているんですか、乱暴ですねぇ」
「お前こそ」
 じゃれあうように構いあうふたりの挟まれた青年は、唇をそっと朋華の指になぞられて、ぞくぞくと背中を震わせた。
 ただ表面をなぞられただけなのに、内側まで溶けていくような感覚にゾッとする。
「お前だってその気じゃないか」
 藤滝があざけるように彼に言い放った。
「誰が始めたお遊びでしたっけ?」
 言い合う軽口の中間で、四本の手腕が青年を介して絡まり合う。胸の尖りを指の腹でつつかれて、ヒィッと腰を引けば、それを諭すように下半身を愛でていた手が追いついて来る。
 いつの間にか朋華に寄りかかるように背中を預けており、それ以上後ろに逃げられなくなった。腹の向こう側――足を割ったその間に、藤滝が割り込んできて脚をとじられなくなった。
「ふ、……んんっ」
 朋華の指先が口のなかに入ってきた。唾液をからませた指はゆっくりと中を遊覧するように遊びまわり、空いた隙間からくぐもった声が洩れる。腰が砕けたように、足に力が入らない。
 男に膝裏を掴まれて両足を持ち上げられていたとき、青年は抵抗すらできなかった。
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