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・屋敷編
Thuー19
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藤滝は視線を落とした。
「真っ赤に熟れてるな」
ここに来たときはそうでもなかったのに、と笑われて青年はカッと頬を染めた。逃げようとばたつかせるも、ふたりがかりに抑えられていては、ただ足先を微かに動かすくらいしかできない。
「よく誘うようになった」
くぱと、小さく震えるそこが開閉して、情けを求めている。塞がれた唇で「違う」といえども、真っ赤に咲いたそこが求めてうずくことを止めることができない。
ひた、とその花の縁に、男の指先が触れた。冷たいようで熱く、つつかれだだけで、小さく声を上げてしまう。
朋華の指が青年の唾液をまとって、そっと唇からでてきた。その感触に青年はぶるりと震えた。
「あ……」
前に伸びた朋華の綺麗な指先が胸板の飾りに伸ばされる。ひたりとぬめりを帯びたままの指先で先端を撫でられて、勝手に声がでた。
「ここも、こんなになっていますね」
ふふっと笑う吐息が耳元に降りかかる。
ゆっくりと指先が降りてきて、指の腹が青年の尖りを押しつぶした。
「~~ッ!」
ひくんと震える青年を面白がる二匹の獣が、さらに遊戯を続ける。縁をなぞるだけだった男の指先が、いつの間にか、静かに内側に潜り込んでいこうとしていた。
「や、やだっ……」
抵抗するように指先にまとわりついた媚肉が、つぷりとその侵入を受け入れた。その期に、男は一気に指を奥まで差し入れた。
びりっと何かが張り裂けるような感覚に青年は声も出せずに伸びた。ぱっと散った白濁に、その後、ぎゅっと体中に力が入ってその後、弛緩した。
浅く呼吸を繰り返す胸元を朋華の指が這う。
「あら、いれられてしまっただけでこのざま」
「笑うな、お前だって似たようなもののくせに」
「それはどうか、御存じではありませんか」
ふふっと笑う男の吐息が降りかかる。
たっぷりと腹の上に注がれた白い欲望がねっとりと肌に絡み合う。
内側では藤滝の指を離さぬようにぎゅっとしまり絡みついていた。その肉の懐柔を振り切るように、藤滝の指が動き始めた。
「あ、や、そ……そこはっ!」
達したばかりで敏感になっているせいだ。何度も頭を振りながら、嫌だというが、膝裏を持ち上げられ、秘部をさらされたまま、男の指が青年を暴いていく。
「真っ赤に熟れてるな」
ここに来たときはそうでもなかったのに、と笑われて青年はカッと頬を染めた。逃げようとばたつかせるも、ふたりがかりに抑えられていては、ただ足先を微かに動かすくらいしかできない。
「よく誘うようになった」
くぱと、小さく震えるそこが開閉して、情けを求めている。塞がれた唇で「違う」といえども、真っ赤に咲いたそこが求めてうずくことを止めることができない。
ひた、とその花の縁に、男の指先が触れた。冷たいようで熱く、つつかれだだけで、小さく声を上げてしまう。
朋華の指が青年の唾液をまとって、そっと唇からでてきた。その感触に青年はぶるりと震えた。
「あ……」
前に伸びた朋華の綺麗な指先が胸板の飾りに伸ばされる。ひたりとぬめりを帯びたままの指先で先端を撫でられて、勝手に声がでた。
「ここも、こんなになっていますね」
ふふっと笑う吐息が耳元に降りかかる。
ゆっくりと指先が降りてきて、指の腹が青年の尖りを押しつぶした。
「~~ッ!」
ひくんと震える青年を面白がる二匹の獣が、さらに遊戯を続ける。縁をなぞるだけだった男の指先が、いつの間にか、静かに内側に潜り込んでいこうとしていた。
「や、やだっ……」
抵抗するように指先にまとわりついた媚肉が、つぷりとその侵入を受け入れた。その期に、男は一気に指を奥まで差し入れた。
びりっと何かが張り裂けるような感覚に青年は声も出せずに伸びた。ぱっと散った白濁に、その後、ぎゅっと体中に力が入ってその後、弛緩した。
浅く呼吸を繰り返す胸元を朋華の指が這う。
「あら、いれられてしまっただけでこのざま」
「笑うな、お前だって似たようなもののくせに」
「それはどうか、御存じではありませんか」
ふふっと笑う男の吐息が降りかかる。
たっぷりと腹の上に注がれた白い欲望がねっとりと肌に絡み合う。
内側では藤滝の指を離さぬようにぎゅっとしまり絡みついていた。その肉の懐柔を振り切るように、藤滝の指が動き始めた。
「あ、や、そ……そこはっ!」
達したばかりで敏感になっているせいだ。何度も頭を振りながら、嫌だというが、膝裏を持ち上げられ、秘部をさらされたまま、男の指が青年を暴いていく。
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