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・地下室調教編(Day7~)

二日目 5-2

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 すっと、彼の手がやんだ。いまが、与えられたチャンスなのだと、藤滝の瞳が言っている。青年は、震えながら口を開いた。
「……っ、ご、主人さまの……で……胸を……っ」
 小さくなりそうな声で必死に伝えるが、藤滝はよしとしなかった。
「そうじゃないだろう? ちゃんと、教えられたはずだ」
 いいたいことは、わかる。
 だがそれは――。
 けれど、逡巡している間すら、青年には淫獄だった。
「だっ、だから、あんたの……! ご、主人さまの、ち×ぽで、胸を……っされて、喜んでいる豚です……っ!!」
 言った。
 いや、言わされたか……?
 けれど、ことばにした途端に、それが、羞恥となって己の身にふりそそいでくる。
 藤滝は、ようやく満足したように、ちいさくうなづいた。
 これで、ようやく――。
 解放への道が開けたとばかりに、胸をなでおろす青年だったが、彼が、再び、己の欲望を、押し付けてきた。
「なっ……んで!?」
 藤滝が面白そうに顔をゆがめた。
「喜んでいるのなら、それをしてやろうというものに」
「ふ、ざけ……んんっ!」
 ピンと、片方の胸の尖りを、指ではじかれて、青年はのけぞった。
「こういうときには?」
「く……っ、くそ……」
 なんといえばいいのか、教えられてはいるが。
「あ、りがとう、ございます……」
 口にすれば、それでどうにかなるのか? 声に出した途端、藤滝は満足げに、行為を再開しだした。
 先端からとろとろと彼の先走りが、流れ出す。それによって潤った皮膚の上を、凶暴な雄が駆け出している。
 ごしごしと、先端で尖りを突かれ、つぶされて、青年は呻く。
「ほら、ちゃんと、何をされているのか、説明してみろ」
 藤滝の声がしても、快楽にとろけきった脳味噌でそのまま反射してしまった。
「お、れの……んっ、胸を、ご主人さまの……熱いので、擦られてて……」
「そんな上品なことばづかいを教えられたのか? お前のようなただの雌犬が?」
 なじられて、ぎゅっと、身体が燃えた。
「ご、ごめんなさ……」
 謝罪のことばが、勝手に出てくる。
「ご、主人さまの、ち×ぽで、俺のお……っ、おっぱい、を……」
「どうされている?」
 ずるっと、胸に這わされていたそれが進撃してくる。
「んんっ……いいとこ、いっぱい、突かれてぇっ……」
 ぶるっと、青年はまた身震いした。
「もぉっ……は、ああっ、う、……んんっ、あっ、は、弾かな……んあああっ!!」
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