36 / 62
第1章 ようこそ!獣人の国クモード王国へ
第10話 送り黒豹にご注意を…の件について①
しおりを挟む
……………………………………………………
第10話 送り黒豹にご注意を…の件について①
……………………………………………………
メチル街【噴水広場】
空は暗くなり、街灯に優しい光が灯り出す。
フレンチレストラン・マスカルーサで料理を堪能した後、私はダークさんと一緒にメチル街【噴水広場】を歩いていた。
「ダークさん。今日はありがとうございました。美味しい食事に、素敵な衣装まで…。今度、和食をお礼します!」
ダーク「……いや…我の方こそ、色々と知れた。感謝をする。」
「??どういたしまして?」
…てっきり、レストランからクモード城までの距離は15分程度だし、ダークさんとは帰る場所が違うから、現地解散だと思っていたが…
ダークさんが『夜道は危ない。我が送る。』とお見送りを申し出てくれた。
当然、私はオーバーリアクション(喜び)でお見送りを受け入れた。断ったら彼は不機嫌になるのは学習済みだからね!
「…………」ちらっ
おもむろにダークさんを見る。
綺麗な横顔だな…女性にモテるのは納得する。なのに何で……
ふと疑問に思ったんだ。どうして彼はこんなブス女に関わるのだろうかと。
私の作る料理を気に入ったから?この国の主食は洋食で、和食なんて無いから?それともクモード王国の人々は美男美女ばかりだから、私の残念なお顔と太った体型が珍しいから?
…絶対にそれしかあり得ない。きっとそうだ。
「……ぶつぶつぶつ……」無意識
自分で考えた結論に納得して目線を前に向けようとした途端、
ダーク「……違う。そんな下らない理由で近付いたのではない。」
「……えっ…ダークさん?」
どうやら…頭の中で考えていた事を無意識に声で出していた。つまり…内容はダークさんに筒抜け…やばい やばい やばい どうしよう!!
当然、私の不適切な発言で彼の表情はみるみる不機嫌になった。
あー!!せっかく不機嫌を回避できたと思ったのに(涙)
ガシッ!!(肩を掴まれる)
そして勢いよくダークさんに肩を掴まれた。
ギャー!!ごめんなさいっごめんなさい!悪気は無いんですぅぅ!本当なんです!!ただ…っいたた肩っ肩がぁぁ。
獣人の力なのか、両手で掴まれた肩はだんだんと強くなる。あっ肩に指が食い込んでいるような…
「ダッ…ダークさん…ごっごめんなさい。ただ疑問に思っただけで…こんなデブと…」
ダーク「…これ以上、自身を卑下するな。…覚えていないのか?」
「…おっ…覚えていないとは…」
ダーク「姿は変わったとはいえ、我の事を覚えていないのか?」
……姿が変わった?どう言う事?ダークさんが言っている意味が分からない。でも彼の黄金色の瞳を見ると何だか懐かしい感じがする。
懐かしい感じがする?どうしてダークさんに対して、そんな感情が湧き上がったの?
ダーク「我はずっと覚えていた。だから近付いた。なのに都子は覚えていない。」
「…!!」
私の本名!!なんでダークさんが知っているの?!知っているのはリール国王とルビーちゃんだけの筈よ。
2人から【異世界人を隠した方が良い】と勧められたから情報を広めるのは100%あり得ない。また彼女らはダークさんと殆ど接点がない。
ダーク「なあ、我の事…本当に覚えていないのか。」
「…………」
…ダークさんは私を元から知っている。…となると完全に私を異世界人だと気付いている。
それがわかった瞬間、身体中から一気に冷や汗が出る。
そっそんな…まだ転移して1ヶ月しか経っていないのに。異世界人だとバレちゃったよ!!!
第10話 送り黒豹にご注意を…の件について①
……………………………………………………
メチル街【噴水広場】
空は暗くなり、街灯に優しい光が灯り出す。
フレンチレストラン・マスカルーサで料理を堪能した後、私はダークさんと一緒にメチル街【噴水広場】を歩いていた。
「ダークさん。今日はありがとうございました。美味しい食事に、素敵な衣装まで…。今度、和食をお礼します!」
ダーク「……いや…我の方こそ、色々と知れた。感謝をする。」
「??どういたしまして?」
…てっきり、レストランからクモード城までの距離は15分程度だし、ダークさんとは帰る場所が違うから、現地解散だと思っていたが…
ダークさんが『夜道は危ない。我が送る。』とお見送りを申し出てくれた。
当然、私はオーバーリアクション(喜び)でお見送りを受け入れた。断ったら彼は不機嫌になるのは学習済みだからね!
「…………」ちらっ
おもむろにダークさんを見る。
綺麗な横顔だな…女性にモテるのは納得する。なのに何で……
ふと疑問に思ったんだ。どうして彼はこんなブス女に関わるのだろうかと。
私の作る料理を気に入ったから?この国の主食は洋食で、和食なんて無いから?それともクモード王国の人々は美男美女ばかりだから、私の残念なお顔と太った体型が珍しいから?
…絶対にそれしかあり得ない。きっとそうだ。
「……ぶつぶつぶつ……」無意識
自分で考えた結論に納得して目線を前に向けようとした途端、
ダーク「……違う。そんな下らない理由で近付いたのではない。」
「……えっ…ダークさん?」
どうやら…頭の中で考えていた事を無意識に声で出していた。つまり…内容はダークさんに筒抜け…やばい やばい やばい どうしよう!!
当然、私の不適切な発言で彼の表情はみるみる不機嫌になった。
あー!!せっかく不機嫌を回避できたと思ったのに(涙)
ガシッ!!(肩を掴まれる)
そして勢いよくダークさんに肩を掴まれた。
ギャー!!ごめんなさいっごめんなさい!悪気は無いんですぅぅ!本当なんです!!ただ…っいたた肩っ肩がぁぁ。
獣人の力なのか、両手で掴まれた肩はだんだんと強くなる。あっ肩に指が食い込んでいるような…
「ダッ…ダークさん…ごっごめんなさい。ただ疑問に思っただけで…こんなデブと…」
ダーク「…これ以上、自身を卑下するな。…覚えていないのか?」
「…おっ…覚えていないとは…」
ダーク「姿は変わったとはいえ、我の事を覚えていないのか?」
……姿が変わった?どう言う事?ダークさんが言っている意味が分からない。でも彼の黄金色の瞳を見ると何だか懐かしい感じがする。
懐かしい感じがする?どうしてダークさんに対して、そんな感情が湧き上がったの?
ダーク「我はずっと覚えていた。だから近付いた。なのに都子は覚えていない。」
「…!!」
私の本名!!なんでダークさんが知っているの?!知っているのはリール国王とルビーちゃんだけの筈よ。
2人から【異世界人を隠した方が良い】と勧められたから情報を広めるのは100%あり得ない。また彼女らはダークさんと殆ど接点がない。
ダーク「なあ、我の事…本当に覚えていないのか。」
「…………」
…ダークさんは私を元から知っている。…となると完全に私を異世界人だと気付いている。
それがわかった瞬間、身体中から一気に冷や汗が出る。
そっそんな…まだ転移して1ヶ月しか経っていないのに。異世界人だとバレちゃったよ!!!
15
あなたにおすすめの小説
甘い匂いの人間は、極上獰猛な獣たちに奪われる 〜居場所を求めた少女の転移譚〜
具なっしー
恋愛
「誰かを、全力で愛してみたい」
居場所のない、17歳の少女・鳴宮 桃(なるみや もも)。
幼い頃に両親を亡くし、叔父の家で家政婦のような日々を送る彼女は、誰にも言えない孤独を抱えていた。そんな桃が、願いをかけた神社の光に包まれ目覚めたのは、獣人たちが支配する異世界。
そこは、男女比50:1という極端な世界。女性は複数の夫に囲われて贅沢を享受するのが常識だった。
しかし、桃は異世界の女性が持つ傲慢さとは無縁で、控えめなまま。
そして彼女の身体から放たれる**"甘いフェロモン"は、野生の獣人たちにとって極上の獲物**でしかない。
盗賊に囚われかけたところを、美形で無口なホワイトタイガー獣人・ベンに救われた桃。孤独だった少女は、その純粋さゆえに、強く、一途で、そして獰猛な獣人たちに囲われていく――。
※表紙はAIです
残念女子高生、実は伝説の白猫族でした。
具なっしー
恋愛
高校2年生!葉山空が一妻多夫制の男女比が20:1の世界に召喚される話。そしてなんやかんやあって自分が伝説の存在だったことが判明して…て!そんなことしるかぁ!残念女子高生がイケメンに甘やかされながらマイペースにだらだら生きてついでに世界を救っちゃう話。シリアス嫌いです。
※表紙はAI画像です
面倒くさがりやの異世界人〜微妙な美醜逆転世界で〜
波間柏
恋愛
仕事帰り電車で寝ていた雅は、目が覚めたら満天の夜空が広がる場所にいた。目の前には、やたら美形な青年が騒いでいる。どうしたもんか。面倒くさいが口癖の主人公の異世界生活。
短編ではありませんが短めです。
別視点あり
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日7時•19時に更新予定です。
異世界推し生活のすすめ
八尋
恋愛
現代で生粋のイケメン筋肉オタクだった壬生子がトラ転から目を覚ますと、そこは顔面の美の価値観が逆転した異世界だった…。
この世界では壬生子が理想とする逞しく凛々しい騎士たちが"不細工"と蔑まれて不遇に虐げられていたのだ。
身分違いや顔面への美意識格差と戦いながら推しへの愛を(心の中で)叫ぶ壬生子。
異世界で誰も想像しなかった愛の形を世界に示していく。
完結済み、定期的にアップしていく予定です。
完全に作者の架空世界観なのでご都合主義や趣味が偏ります、ご注意ください。
作者の作品の中ではだいぶコメディ色が強いです。
誤字脱字誤用ありましたらご指摘ください、修正いたします。
なろうにもアップ予定です。
ヤンデレ旦那さまに溺愛されてるけど思い出せない
斧名田マニマニ
恋愛
待って待って、どういうこと。
襲い掛かってきた超絶美形が、これから僕たち新婚初夜だよとかいうけれど、全く覚えてない……!
この人本当に旦那さま?
って疑ってたら、なんか病みはじめちゃった……!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる