【完結】異世界でお菓子屋さんを始めました!

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異世界でお菓子屋さんを開きました 第三章 本編(和菓子編 後半)

第7話 思い出の和菓子(豆大福)②

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第7話 思い出の和菓子(豆大福)②

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2時間後…


緑「…とりあえず これで30人分の
豆大福は完成ね…」

「うん…後は残り70人分…
材料が来るまで待つしかないね 母さん…」

急ピッチで作業を進めた事により
材料がある分の豆大福が完成した。

1人分に対して、豆大福が2個。
それを30人分となると60個…

……正直、これでもキツかった
本来は3人で余裕を持って、
豆大福を作る予定だったから…

あと70人分作らないといけない…
…となると…70人分×2個で…えーと…
残り…140個……

…エゲツない量…
母さんと私だけじゃ
完全に間に合わない…

でも、今回は大丈夫

蓬ちゃんが助っ人 2人を呼んでくれて、
今ちょうど豆大福の作り方を教えているから


蓬「先輩、生地を餡子に包む際は…」

先輩1「成る程、そういう風に包めば良いのか」

先輩2「豆入りの生地に餡子…
不思議な組み合わせ
どんな風に完成するのか楽しみ」

助っ人の2人は料理人だからか
飲み込みが早い
数十分後には豆大福の作り方を熟知した。

あとは…黒夜ちゃんが、
材料を集めてくれるだけ…

だけど…あの小さな身体で、
一体どうやって…材料集めを…

……心配になってきた

なら、私もっ…

「ねえ母さん 私も……」

材料探しの為、外に出ようと
口に出した瞬間…

バタ バタ  バタ…

複数人の足音がした。

ガララッ!(扉を開ける音)


黒夜「きゅーきゅきゅー!!
(お待たせ皆んな! 材料と
助っ人連れてきたよ)」

翠狐「蓬ー!僕も助っ人に来たよ」

扉が開いたとともに、
黒夜ちゃん、翠狐さんが中に入り

呉紅店主「私もお手伝いに参りました
緑さん、真澄さん、蓬さん」

なんと、材料買う為に利用したお店の
店主さんが来てくれた。

3人とも相当な量の荷物を
持っていて…ゼェゼェと息を切らし
急いで材料を集めてくれた事がわかった。

「みなさん ありがとうござます!
こんなにいっぱいの量…
残りの70人分も充分作れます
ささっお三方は休んで下さい
緑茶、お持ちします。」

緑「真澄!緑茶持ってきたよ
3人に渡してね」

「えっ…早い!ありがとう母さん!
じゃあ、持ってくね よいしょっ」

母さんが用意してくれた
お盆を持ち、3人の前に…

音を立てないように湯呑みを置いた。

喉が乾いたのか3人はすぐさま、
ごくごく音を立て
一気に緑茶を飲み干した。

すごい、あの緑茶…
結構 湯気たっていたのに…
熱くないのかな?

黒夜「きゅー…きゅう(ありがとう 真澄
あぁ…生き返る…)」

呉紅店主「緑茶が美味しいですね…」

みんなは全く熱がってる様子はなく
ほー…と落ち着いている。

翠狐「あー…落ち着く……って
ちょっとみんな!!
ゆっくりしてる場合じゃないよ!
豆大福を作らないと

それと真澄さん聞きたい事があるんだ」

翠狐さんがカッと目を開き
バッと私の方を見た。

翠狐「一体、誰が100人分作れなんて
言ったのさ?!」

「えっと…人数分は紙に書かれていて、
その紙はいつも調理場に
置かれているんです
たしか……」

ガサ ゴソ ガサ ゴソ

「あった!これです」

ポケットに入れていた紙を取り出し
翠狐さんに渡した。


翠狐「ありがとう 真澄さん」

そう言って
渡された紙を見た瞬間…

翠狐「……この紙!! 黒夜!呉紅店主
この紙を見て!!」

翠狐さんは驚いた顔をして、
黒夜ちゃんと呉紅店主にも
その紙を見せた。

黒夜「きゅー?きゅきゅきゅ!!
(どうしたんですか?翠狐様
……なっなんでこの紙が此処に!!
この紙は国の秘密裏に使う物じゃ)」

呉紅店主「……この紙…術がかかってるわ
たしかに100って書かれているけど…」

翠狐「……術をかけた人物に
後から変えられるかもね……
…変えられたら困る…見ただけじゃ
証明にならないし…何か証拠を残せれば…」
(この紙を用意した人物は…だいたい予想がつく
あの方しかいない…邪魔してまでも
真澄さんをこの国に居て欲しいなんて…
あまりにも身勝手すぎるよ)

黒夜「きゅきゅうきゅーきゅ きゅう
(翠狐様!それなら良い方法があるよ
緑!)」

何かの話し合いが終わり、
黒夜ちゃんは母さんの名を呼び

緑「どうしたの?黒夜ちゃん」

黒夜「きゅーきゅーきゅう!きゅっ
(この紙をスマホという機械で写真を
取ってくれないかな
術がかけられていて もしかしたら
文章が変えられるかもしれないんだ)」

紙を口にくわえ、
母さんの前に持ってきた。

緑「そうなの?!それは変わる前に
早く証拠を残さないと
ちょっと待っててね」

何故か、母さんはスマホを取り出し、
パシャと黒夜ちゃんの写真を撮った。




『この対応』が後の出来事に
役に立つなんて この時は思いもしなかった。



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