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異世界でお菓子屋さんを開きました 第三章 本編(和菓子編 前半)
第1話 牡丹王国と人質④
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第1話 牡丹王国と人質④
……………………………………………………………
前回のあらすじ
国王「とっ…とりあえず真澄さん!
今日はゆっくり休め、
そして明日【お菓子】という物を
儂達に用意させろ 良いな!」
国王様の命によりさっそく明日、
お菓子を作る事になった。
……………………………………………………………
…そして…今、私は
牡丹城の地上の二階の部屋にいる…
……が
「…………開かない…」
戸を引こうと引っ張っても開かなく、
地上の部屋でも閉じ込められている
状況だった。
外から木のつっかえ棒で、
閉められているのかな…
そして、窓もなく外が見れない。
「…………」
どうしよう、お菓子を作る件…
引き受けるんじゃなかった
…牡丹王国の街並みと食材を
ヒントにお菓子を作ろうかと思ったけど…
考えが甘かった…
『お菓子を作る為、
街並みや食材を見たいです!
外出してもよろしいでしょうか』
国王『何を言っておる!駄目に決まっている、
食材の種類は豊富にあるから
外出なんてしなくても良い』
『そっ……そんな……(がーん)』
部屋に移動する前、
国王様に外出の許可をもらうと
したけど駄目だった。
…さすがに人質を初日で外に出すなんて、
よく考えたらあり得ないよね…
信用関係も得られてないのに、
人質が外出させろって言ったら
誰だって脱走と判断するよ
……どうしよう……
どんなお菓子を作れば……
牡丹王国の情報なんて、
牡丹城の部屋の一部、
雛美火さん達の服装だけ…
どれも…懐かしく和風な感じだった
それらの得た情報から
いつも作る洋菓子より
【和菓子】の方が良いのでは…と考えた
……ただ、和菓子と言っても
どのお菓子を作れば……
………………………
……………………
…………
うーん……駄目だ
全然良い案が思い浮かばない…
…こうなったら、和菓子を作るのが
得意な あの人に協力をえよう!
そうと決まれば!
急いで、手作りの手提げバッグから
スマートフォンを取り出して、
まず、電波が繋がるか確認した。
………よし!若干微量だけど繋がってる
そして、トークチャットを開き、
私はあの人……いや母さんに連絡を入れた。
※ここから会話のみとなります
………………………………………………………
(チャット内容)
「こんにちは母さん!
今から相談したい事があるけど良いかな?」
緑「あら真澄!全然大丈夫よ
相談って何かしら?」
「今度は和菓子を作ってみたいんだけど
どんなお菓子を作れば良いか迷ってて……」
緑「うーん…そうね…
ちなみに和菓子を食べる人って
真澄のお友達?」
「ううん、今回は【鬼】なの
しかも、和風の服装をした…高貴な方たち」
緑「鬼?!鬼って角を生やした…」
「うっうん…鬼なの」
緑「成る程ね…真澄がいる場所は
色んな人達がいるのね……
鬼…鬼…そうだ!だったら
こんな和菓子はどうかしら!」
………………………………………………………………
ピコン!…と
レシピと一緒にとある和菓子の名前が
送られた。
「……この和菓子、鬼にちなんで……
ありがとう母さん 明日この和菓子を
作ってみるよ…」
さっそく雛美火さんに
和菓子の必要な材料を伝えなくちゃ
母さんにはチャットでお礼を言ってから、
急いで呼び鈴で雛美火さんを呼んだ。
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