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第二・五章 復讐の化身編
第三十七話 魔法兵器
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ガチャの能力で、一つだけ、疑問に思ったことがある。
このガチャで手に入れた能力や物は、いったい何処で作り出され、何処から現れるのか。
ガチャで手に入れたものは、能力に頼らなくても頭で考えるだけで出し入れが可能だ。
いくら異世界から来て、強力な能力持っていたとしても、このガチャは異質だ。
もともと住んでいた世界でも、身体能力は比較的高かった。なのに何故か、この世界に来てからその身体能力が下がった。
ガチャだけじゃなく、おかしい事は挙げてみればまだまだ有る。
なぜ、【幸運】や【強運】などのよく分からない能力があるのか?これは詳細が全く調べられなかった。
なぜ、魔力の扱い方も知らない奴が、体の血液にイメージだけで魔力を流し込めるのか?本来は数年の時間をかけて扱うものらしい。
なぜ、レベルが上がる時は大きく上がることが殆どなのか?本来レベルは自分に見合った敵を倒し、命を絶つ、または経験することで上がる。
なぜ、レベルが上がりステータスを見ると、大抵種族が大きく進化しているのか?本来種族は最大レベルに達して進化すること以外では進化しない。
なぜ、最初は職業がなく、ちょっとした事や行いをするたびに職業が増えていくのか?職業は何があっても生まれたときから存在し、消えたり増えたりすることはない。
「へー。なんか知らないけど、ずいぶん頑丈な要塞になってるなー」
考え事をしながら、走ってエマルゴマ王国まで障害物や罠をぶち壊しながら来た。
落とし穴は飛べる俺には意味がない。
洞窟が崩れる罠も重力が操れる俺には意味がない。
山ごとゴーレムで不意打ちで襲ってきても俺の魔力量なら意味がない。
大魔法が無数に追跡しても攻撃無効並みの防御力の俺には意味がない。
明らかな日本の技術の込められた科学魔導兵器も一割にも満たない一振りの攻撃で消えるから意味がない。
で、この壁はどうなってるんだ?
普通にその巨大で分厚いことが分かる壁をそっと触る。
パリッ バチバチバチィ!!
突如、普通の災害指定の魔物やモンスターでも一瞬で消し炭になるであろう電流が流れた。
だが、あくまで普通の場合の話だ。
「なんだ?この程度か?・・・・・・もしそうなら、俺の仲間攫ったりしてんじゃねえぞ」
触れた瞬間に破壊する場合は困難だと見極めた為、広樹は指に力を込めてその壁に差し込んだ。そしてそのまま、力任せに巨大な外壁を持ち上げ国の中に入った。
「小形レールガンを完全装備でお出迎えか。乱暴すぎるんじゃないか?」
「うるせぇ!てめえがなんで九尾だの獣人だのになったのかはしらねえがよ、俺達が必死で強くなろうとしてるのに!てめえは一人で逃げ出してのうのうと自由に強くなりやがって!!ふざけんな!!」
「八つ当たりしてんじゃねえよ。あー、ところでさあ、あの二人は今何処だ?」
「「「ヒッ・・・・・・!」」」
8人ぐらいが、猟銃みたいな長さのレールガンを一人一つ装備してたけど、それでもこの程度の脅しでびびる奴が3人。
元クラスメイトでも、俺はほとんど関係なかったし、別に今は、殺しちゃっても良心はあまり傷つかない。
「死ねぇ!!」
レールガンをむやみやたらと乱れ打ちしてきた。当たればかなりの大ダメージを負う。それを分かってるからか、他のやつらは何もしてこない。俺はそれを避けない。避けないことで、こいつらの精神を砕く。
左肩と右膝、それに左横腹と右足首から下を吹き飛ばされた。
どさっ
両足に大きな傷を受け倒れた広樹だが、すぐに起き上がった。
「ウ・・・・・・ウソだろ・・・・・・!」
「嘘じゃねえ。見ての通り、一秒もなくても全部再生するし、そんな魔法兵器程度の攻撃力なら、性質上大きなダメージは受けても致命打にはならない。俺に与えた攻撃は、結果的に服を破いただけだったな。でもまあ、服の替えなんていくらでも持ってる」
そう言って、異次元空間に収納してあった服と着ていた服を入れ替える。それだけで服は全く変わっていない状態になった。
「う、うわああああああああああああ!!!!ひ、あ、もう、出ないなんて・・・・・・」
無駄に狙いも定めず撃って来た。回りの奴らも腰を抜かしてめちゃくちゃに撃っている。
でも、頭が一部消し飛んでも、胴体の大部分がなくなっても、四肢が消えても、すぐに戻る。再生する。
「悪いな。その程度じゃ意味無いんだ。やろうと思えば、ノーダメージにも出来るんだ。俺のステータスを見てみろ」
ステータスを見せる。もちろん数値だけだ。その他の物は見せる気はない。でも、十分絶望できただろう?
「う、嘘だ。ウソダウソダウソダウソダウソダウソダ!こんなのありえない!不公平すぎるじゃないか!なんで、なんでこんな、こんなのおかしいじゃないか!絶対に嘘だ!」
「お前らには悪いが、全部―――」
「(言わないで・・・・・・!そこから先は)」
「―――現実なんだよ」
ふーん。十分崩れたかな?こいつらはこれくらいでいいだろう。じゃあ、次だ。
このガチャで手に入れた能力や物は、いったい何処で作り出され、何処から現れるのか。
ガチャで手に入れたものは、能力に頼らなくても頭で考えるだけで出し入れが可能だ。
いくら異世界から来て、強力な能力持っていたとしても、このガチャは異質だ。
もともと住んでいた世界でも、身体能力は比較的高かった。なのに何故か、この世界に来てからその身体能力が下がった。
ガチャだけじゃなく、おかしい事は挙げてみればまだまだ有る。
なぜ、【幸運】や【強運】などのよく分からない能力があるのか?これは詳細が全く調べられなかった。
なぜ、魔力の扱い方も知らない奴が、体の血液にイメージだけで魔力を流し込めるのか?本来は数年の時間をかけて扱うものらしい。
なぜ、レベルが上がる時は大きく上がることが殆どなのか?本来レベルは自分に見合った敵を倒し、命を絶つ、または経験することで上がる。
なぜ、レベルが上がりステータスを見ると、大抵種族が大きく進化しているのか?本来種族は最大レベルに達して進化すること以外では進化しない。
なぜ、最初は職業がなく、ちょっとした事や行いをするたびに職業が増えていくのか?職業は何があっても生まれたときから存在し、消えたり増えたりすることはない。
「へー。なんか知らないけど、ずいぶん頑丈な要塞になってるなー」
考え事をしながら、走ってエマルゴマ王国まで障害物や罠をぶち壊しながら来た。
落とし穴は飛べる俺には意味がない。
洞窟が崩れる罠も重力が操れる俺には意味がない。
山ごとゴーレムで不意打ちで襲ってきても俺の魔力量なら意味がない。
大魔法が無数に追跡しても攻撃無効並みの防御力の俺には意味がない。
明らかな日本の技術の込められた科学魔導兵器も一割にも満たない一振りの攻撃で消えるから意味がない。
で、この壁はどうなってるんだ?
普通にその巨大で分厚いことが分かる壁をそっと触る。
パリッ バチバチバチィ!!
突如、普通の災害指定の魔物やモンスターでも一瞬で消し炭になるであろう電流が流れた。
だが、あくまで普通の場合の話だ。
「なんだ?この程度か?・・・・・・もしそうなら、俺の仲間攫ったりしてんじゃねえぞ」
触れた瞬間に破壊する場合は困難だと見極めた為、広樹は指に力を込めてその壁に差し込んだ。そしてそのまま、力任せに巨大な外壁を持ち上げ国の中に入った。
「小形レールガンを完全装備でお出迎えか。乱暴すぎるんじゃないか?」
「うるせぇ!てめえがなんで九尾だの獣人だのになったのかはしらねえがよ、俺達が必死で強くなろうとしてるのに!てめえは一人で逃げ出してのうのうと自由に強くなりやがって!!ふざけんな!!」
「八つ当たりしてんじゃねえよ。あー、ところでさあ、あの二人は今何処だ?」
「「「ヒッ・・・・・・!」」」
8人ぐらいが、猟銃みたいな長さのレールガンを一人一つ装備してたけど、それでもこの程度の脅しでびびる奴が3人。
元クラスメイトでも、俺はほとんど関係なかったし、別に今は、殺しちゃっても良心はあまり傷つかない。
「死ねぇ!!」
レールガンをむやみやたらと乱れ打ちしてきた。当たればかなりの大ダメージを負う。それを分かってるからか、他のやつらは何もしてこない。俺はそれを避けない。避けないことで、こいつらの精神を砕く。
左肩と右膝、それに左横腹と右足首から下を吹き飛ばされた。
どさっ
両足に大きな傷を受け倒れた広樹だが、すぐに起き上がった。
「ウ・・・・・・ウソだろ・・・・・・!」
「嘘じゃねえ。見ての通り、一秒もなくても全部再生するし、そんな魔法兵器程度の攻撃力なら、性質上大きなダメージは受けても致命打にはならない。俺に与えた攻撃は、結果的に服を破いただけだったな。でもまあ、服の替えなんていくらでも持ってる」
そう言って、異次元空間に収納してあった服と着ていた服を入れ替える。それだけで服は全く変わっていない状態になった。
「う、うわああああああああああああ!!!!ひ、あ、もう、出ないなんて・・・・・・」
無駄に狙いも定めず撃って来た。回りの奴らも腰を抜かしてめちゃくちゃに撃っている。
でも、頭が一部消し飛んでも、胴体の大部分がなくなっても、四肢が消えても、すぐに戻る。再生する。
「悪いな。その程度じゃ意味無いんだ。やろうと思えば、ノーダメージにも出来るんだ。俺のステータスを見てみろ」
ステータスを見せる。もちろん数値だけだ。その他の物は見せる気はない。でも、十分絶望できただろう?
「う、嘘だ。ウソダウソダウソダウソダウソダウソダ!こんなのありえない!不公平すぎるじゃないか!なんで、なんでこんな、こんなのおかしいじゃないか!絶対に嘘だ!」
「お前らには悪いが、全部―――」
「(言わないで・・・・・・!そこから先は)」
「―――現実なんだよ」
ふーん。十分崩れたかな?こいつらはこれくらいでいいだろう。じゃあ、次だ。
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