強運と幸運を持ったガチャ好きな召喚者は目標が無いので最強を目指してみた

中沢日秋

文字の大きさ
23 / 39
第一章 奔走冒険者編

第二十二話 出発前

しおりを挟む
 ガチャ様頼みます。これ失敗したときのことを考えると恐ろしくてたまらない。
 エクストラガチャ2連続、女性用洋服&装備セット。頼みますマジで!


 ・治癒と慈悲の天女【純白】セット ☆EX
 ・殺傷と嘲笑の地女【純黒】セット ☆EX


 【ガチャでの『女性用洋服』の使用が制限されました】
 【ガチャでの『女性用洋服』の使用が禁止されました】
 【神界の『運命の女神』からの伝言を受け取りました】
 【『そんなつまらないことでこの能力を使わないで頂戴!!!』だそうです】
 【ガチャでの『洋服』の使用が禁止されました】
 【ガチャでのカテゴリの一部が禁止されました】
 【カテゴリの一部が禁止された影響でその他カテゴリのレア度が上昇しました】


 一体俺が何したって言うんだあああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿!!!!!!!
 うう・・・・・・!(泣)俺が一体何したって言うんだぁぁぁ・・・・・・。
 ・・・・・・・・・・・・気を取り直してどんなものか確認しよう。


   治癒と慈悲の天女【純白】
    効果  『光速治癒LvMAX』『光速再生LvMAX』『信頼強化LvMAX』
    特性  【慈悲Lv--】【天女Lv--】
    防御力   +1200

   殺傷と嘲笑の地女【純黒】
    効果  『光速殺傷LvMAX』『光速悪化LvMAX』『信頼強化LvMAX』
    特性  【嘲笑Lv--】【地女Lv--】
    防御力   +1200


 病院に行こう!眼科に行こう!!脳外科に行こう!!!
 だっておかしいでしょ!?なんで運命の女神が一転移者にそんな伝言伝えてんの!?てかこの装備思いっきり対を成してるじゃん!

 「お前ら、もう洋服は期待するなよ・・・・・・」
 「「え!?」」

 その言葉を聞いたルムとミリスは、それほどまでに酷い物なのだろうか・・・・・・とおもった。が、装備を見た瞬間に目を見開いて口をあんぐりとあけた。

 「ほれ、お前らの分だ」
 「やりましたわーーーーー!!!」
 「やったのじゃーーーーー!!!」

 うお、お前ら、そんなぶっ飛び装備でも嬉しいのかヨ・・・・・・。

 「よし、お前ら。そろそろ行くか?」
 「準備は出来てるし、私は大丈夫!」
 「もう私はとっくの昔に準備してたのじゃ!」

 うん。19歳の美女と14歳の美少女は目の保養になる。ありがたやありがたや。

 「あと必要なのは馬車と馬と食料か・・・・・・。じゃ、町に買い物しに行こうか」

 あ、もちろん俺は仮面をつけたうえで黒袴も着てるよ?ちゃんと着てるからね?オーケー?
 二人に関しては、すでに装備を身に付けています。
 道中はいろいろ奇怪な眼を向けられたが、ほとんどはすぐに興味をなくしてくれた。マジ安心だわこの仮面。
 で、いろいろと買い物をしたが、獣人国では農作物を作る人が多く質も高いため、栄養価が高い上にこれがウマイ!!
 ので、けっこうな量の生食品を買い込みました。その重さ250kg強。ちょ~っと買いすぎたかな?
 馬車を売っているでかい店に入ったが、一際大きい馬車があった。8人ぐらいなら余裕で乗れそうな馬車だ。

 「店主。この馬車はどういったものなんだ?馬がひくには少し大きすぎる気がするんだが」
 「ええ、ええ。そうなんですよ。実はそれは魔物が引くように作られた物でしてねぇ、はい。流石に魔物を従える王族も居ないんで売れ残ってたんですよぉ、はい」
 「だったら、俺が買おう。引いてくれる魔物なら心当たりがある」
 『えー、フレスタさん?聞こえてます?』
 『・・・・・・・・・・・・・』
 『地炎虎フレスタさん?ねえ、聞こえてますかー?』
 『・・・・・・・・・・・・・』
 『居ないんだったら他の魔物に『だーっ!私が引くから!ちゃんと引くから!』居るじゃん』

 お久しぶりの登場のフレスタさん。馬車(?)を引いてもらうことになりました。

 『それと、天空龍のドランガルがそろそろ痺れを切らしそうよ。速く呼んで上げて、ついでに好きになってあげてね(笑笑)』

 ・・・・・・今度誰も居ない時に呼んでやるか。一応機嫌取りに肉も用意しとかないとな。

 「大銀貨3枚と銀貨2枚になりますが、お支払いできますか?」
 「ほれ、これでいいだろ?」

 かなり多めに大銀貨を5枚払う。かなり多いが口止め料だ。

 「え、し、しかし、これではお釣りが・・・・・・」
 「口止め料だ。受け取ってくれ」

 そう言って馬車もどきを『異次元空間』の中にしまう。これで大方分かったはずだ。

 「だから言ったろ?さ、準備も整ったし、そろそろ出発するぞ」

 そのときの店主は、目を見開いて大口を開け半分白目をむいていた。そのことを俺達は知るよしも無い。いや、ルムとミリスは知ってたかも・・・・・・。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

聖女が降臨した日が、運命の分かれ目でした

猫乃真鶴
ファンタジー
女神に供物と祈りを捧げ、豊穣を願う祭事の最中、聖女が降臨した。 聖女とは女神の力が顕現した存在。居るだけで豊穣が約束されるのだとそう言われている。 思ってもみない奇跡に一同が驚愕する中、第一王子のロイドだけはただ一人、皆とは違った視線を聖女に向けていた。 彼の婚約者であるレイアだけがそれに気付いた。 それが良いことなのかどうなのか、レイアには分からない。 けれども、なにかが胸の内に燻っている。 聖女が降臨したその日、それが大きくなったのだった。 ※このお話は、小説家になろう様にも掲載しています

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

地味な薬草師だった俺が、実は村の生命線でした

有賀冬馬
ファンタジー
恋人に裏切られ、村を追い出された青年エド。彼の地味な仕事は誰にも評価されず、ただの「役立たず」として切り捨てられた。だが、それは間違いだった。旅の魔術師エリーゼと出会った彼は、自分の能力が秘めていた真の価値を知る。魔術と薬草を組み合わせた彼の秘薬は、やがて王国を救うほどの力となり、エドは英雄として名を馳せていく。そして、彼が去った村は、彼がいた頃には気づかなかった「地味な薬」の恩恵を失い、静かに破滅へと向かっていくのだった。

追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?

タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。 白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。 しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。 王妃リディアの嫉妬。 王太子レオンの盲信。 そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。 「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」 そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。 彼女はただ一言だけ残した。 「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」 誰もそれを脅しとは受け取らなかった。 だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。

渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。 しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。 「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」 ※※※ 虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。 ※重複投稿作品※ 表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。

処理中です...