コレは流行りの転生ですか?〜どうやら輪廻転生の方でした〜

誉雨

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本編

3人は同類

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このままでは誰かに抱っこしてもらわなければ出かけるどころか庭で遊ぶ事もままならない。
ボーッと考えていると、庭師の人達が集まってくれていた。

おじいちゃんが3人と若い男の人が2人。
もう1人が自分のお世話係を巡ってセイバースさんとシェフを相手に戦ってくれた人だと思う。
1人だけ異常に興奮しているし、最初に膝から崩れ落ちた人だ。
たぶん、いや絶対にシェフやセイバースさんと同類。

「ファル坊っちゃまの為に庭にも遊具を作りました。獣様がお好きと聞きましたので色々な動物を模っております。是非遊びに来て下さい!」

おじいちゃん達も笑顔で頷いている。
庭師の仕事に遊具作成はないだろう。

「欲しい物があれば言ってくだされ。わしらが作りますんで」
「ワシらはキツネザルの獣人で手先が器用だもんで。魔道具の作成もしとるんです」

素敵なシマシマの尻尾だとは思っていましたが、キツネザルでしたか。
尻尾を腰に巻いているのがちょっともったいないが、長くてふわふわしてそうだ。
おじいちゃん達とは是非とも仲良くなって尻尾を触らせてもらおう。

「あぁぁ…自分には何で尻尾がないんだ。あんな風にファル坊っちゃまに見てもらえるなんて羨ましいを通り越してもはや憎い」

例の人がおじいちゃん達の尻尾をすごい目で見ている。
このままではあの素敵な尻尾に何か仕出かしそうな勢いだ。

「このとりちゃ、ちゅくったの?」

何とか気を引きたくて椅子の上に付いている小鳥のオブジェの話題を振ってみる。
これでこの鳥までもおじいちゃん達の作品だったら、大変な事になりそうだが果たしてどうだろうか。

「はい!自分が作りました!自分は爺さま達ほど手先は器用ではないかもしれません。尻尾もないですし…ですが、ファル坊っちゃまを思う気持ちは負けません!」

そこは張り合わなくて大丈夫です。

「しゅごいねぇ。シーちゃと、ソラちゃも、ちゅくれる?」
「お部屋に準備しました積み木セットの中にシーザー様とソラ様を模したお人形を入れてあります!是非、遊んで下さい」
「ありがとぉ。たのちみなのぉ」

よかった。
どうやら尻尾から気が逸れた様だ。
この小鳥も細部までこだわって作ってあるのがわかるし、熊や虎を模してあるのならきっと凄くカッコイイ出来になっているだろう。
今から見るのが楽しみだ。
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