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成長期?
怒れるロバート
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「…テディ、その頭は一体何なんだい?」
ロバートは僕をソファに座らせると、目の前に仁王立ちして腕を組んで唸る様に尋ねた。
僕はハッとして頭に手をやると、慌てて後ろに垂らしていた紐を探った。いきなり動いて、しかも手を上げたせいで脇腹の打撲が軋んだ。
「痛っ!」
僕は痛さに息を止めてそろそろと手を下げた。自分でカチューシャを外すのは無理っぽい。ピクリとロバートが片眉を上げるのを見上げながら、僕は余計なことを言わない方が良さそうだと口を閉じた。
ため息混じりにロバートが僕の前に膝立ちすると、僕の首に両手を回して紐を探った。スルリと頭に縛っておいた固定が外れて、僕のケモ耳はロバートの手の中に移った。
ロバートはそれをマジマジと見つめると、チラッと僕の頭を見て呟いた。
「よく出来てる。最初テディだとは分からなかったくらいだ。でもその瞳は隠せないだろう?こんな耳をつけて皆の前に出たことも、よく考えると許せないな。俺がそんな事主張出来る権利なんて無いのは百も承知だがね。」
僕はロバートの言う事の意味が分からなくて首を傾げた。
「それよく似合ってたでしょ?僕ら三兄弟作戦はまずまず及第点だったと思うけど。そんなに怒るほど変だった?」
僕がそう尋ねると、ロバートは僕の乱れた髪を撫で付けながら呟いた。
「似合いすぎるし、毛皮でちょっと獣化してる風なのが無防備で色っぽ過ぎてまずい。」
僕はポカンとロバートの顔を見つめると、クスクス笑ってしまった。突然思いもしない事を言われて正直びっくりした。
僕はカチューシャを受け取って毛皮を撫でながら、それでもまだクスクス笑って呟いた。
「ふふ、獣化に見えると色っぽいの?誰もそんな事教えてくれなかったな。まぁ、これ見せたの今日が初めてだしね。
そう言えばこれを一緒に作ってる時、侍女たちは意味深な目配せしてたっけ。競技に使うとか内緒にしてたから、彼女たちって僕がこれをどうやって使うと思ってたんだろう。」
するとロバートが僕の隣にどさりと座り込んで、僕の肩に手を回して囁いた。
「…お楽しみに使うと思ったんじゃないか?獣化ってのは凄くプライバシーな事だから。」
急にロバートが甘い空気を出して来た気がして、恐る恐る顔を見上げるとまだ顔は強張ってる。
「…怒ってる?」
ロバートは僕の髪に口づけて掠れた声で言った。
「ああ、テディが無謀過ぎて腹が立つ。あれがテディじゃ無かったら、戦略も良かったし、びっくりするほど騎鳥の統制もついてた。三人が同じ見かけになった作戦も良かった。
でも打たれて揉みくちゃになった時、普段テディが戦闘とは遠いのを知ってる俺からしてみれば、ゾッとする事だったんだ。
…結局こんな風に怪我までして。パーカス殿は承知していたのか?」
僕は怪我をしてしまった事については、何の言い訳もできないとうなだれた。でも王国騎士団の一員であるロバートに褒めてもらったことを考えれば、そこそこ立派に競技に参加できたんだろうと気分を上げた。
嬉しくなってクフフと忍び笑いをしてると、ロバートが僕に体を寄せてぼそりと言った。
「腹が立つけど、テディに会えてすごく嬉しいのは本当だ。…会いたかった。」
ロバートが急にしおらしくなっちゃって、尻尾まで垂れ下がっている。僕はそのしっぽを目で追いかけて、僕より体温の高い体を感じながら、ロバートと目を合わせて微笑んだ。
「…おかえり、ロバート。僕もロバートに会いたかったよ?あれから僕結構いろいろあって…。」
ん?ロバートに発情期云々言うのは正解じゃ無いかもしれない。とっても微妙な話だから。
そんな僕の躊躇を強張った表情で受け止めたロバートは、ため息をついて言った。
「…発情期来たんだって?」
バレてる!いや、どうして誰でも彼でも僕のプライバシーな事知ってるの!?でも僕のそんなギョッとした思いは、沈むロバートの表情を見たら何も言えなくなってしまった。
「テディの側に居られないせいで、辛いんだ。テディの隣に居るためにも、王立騎士団の一員にならなければと思ったのだけれど、反対に側に居られなくなってしまった。…今はどちらが正解だったのか分からないよ。」
すっかり気落ちしているロバートに、僕はどうしたら良いか分からなくなって、項垂れるロバートの頬に優しくキスした。ロバートが凹んでいるのは僕のせいな気がしたし。
僕の慰めのキスに、閉じた瞼をピクリと震わせると、ロバートはゆっくりと瞼を上げた。明るい透き通る様な水色の瞳が真っ直ぐに僕を捉えて、僕は魅入られた様に身動きできなくなってしまった。
「テディ、…そんな隙を見せたら調子に乗るけど良い?」
僕はロバートの瞳を覗き込んだ時からドキドキと心臓が波打っていた。ああ、どうしよう。僕、ロバートとキスしたいかも。じわじわと顔が熱くなるのを自覚しながら、ロバートが僕に顔を近づけるのを止めなかった。
胸の鼓動が唇まで届いている気がする。触れるロバートの唇が熱くて、僕はもう何も考えられなかった。頭のどこかで自分を責める言葉が浮かんだ気がしたけど、圧倒する肌感覚の前には、そんなものなど何処かに吹き飛ばされてしまった。
啄む様に優しく唇を突っつくロバートに、僕は直ぐに夢中になった。ああ、これ好き…。僕が焦れつくくらいゆっくりと時間を掛けたロバートが僕の口の中をなぞる頃には、僕は待ってましたとばかりにキスを楽しんでいた。
絡め合う舌が甘くて、僕は思わず伸び上がってロバートにしがみついた。その拍子に傷んだ脇腹に刺激が走って、僕はロバートの口の中へ小さな悲鳴を押し込んだ。
「痛む?ちょっと見せてくれる?」
少し息の上がったロバートが、僕を心配そうに覗き込んでそう囁いた。それから僕をそっとソファに寝かせると、僕を横向きにして服を捲り上げた。
「…ちょっと赤みが出てるね。癒してあげよう。」
そう言うと、僕の脇腹に唇を這わした。それからゆっくりと舌で舐め始めた。獣人はもしかして舐めて傷を癒すとかあるのかなと少し戸惑いながら、段々痛みが消える様な気もして、僕は甘く息を吐き出した。
さっきから僕の身体を支えるロバートの指先が胸の辺りに時々触れて、ムズムズしてしまう。我ながら自分の身体の反応がエッチすぎて、僕は慌ててロバートの顔を押し退けて言った。
「…あの、もう大丈夫。」
僕が胸を覆った姿を見たロバートが、察したのかギラついた眼差しで僕に優しく言った。
「…もっと舐めて欲しい?テディの気持ち良いところ。」
僕はドキドキして思わず顔を逸らして呟いた。
「…ロバート意地悪だ。そんな言い方…。」
するとロバートは僕に噛み付くキスをしてから、ベロリと自分の唇を舐めて言った。
「ああ。意地悪言った。でもテディにちゃんとお願いされたいんだ。俺はテディを怖がらせたくない。」
それはまるで神経を張り詰めたロバートの懇願の様に聞こえて、僕はロバートと目を合わせた。
「もっと舐めて…。」
まるで泣きそうな顔をしたロバートが、目を合わしながら僕の手を退けて、捲れた服から覗く僕の胸の印を指で弾いた。
「んっ…。」
僕のため息が合図になったみたいに、ロバートは僕をゆっくり押し倒すと僕の胸のてっぺんを啄んだ。ああっ、そう、それ。ロバートのくれるその愛撫は、僕の待ち望んだ快感で、僕は仰け反って首を晒した。
甘噛みされて、キュッと吸いつかれると、快感が矢の様に下半身に集まってしまう。ああ、どうしよう。僕はすっかりロバートの愛撫で、にっちもさっちもいかない状態になってしまってる。
僕が思わず太腿を擦り合わせると、ロバートがじゅっと強く僕の胸のてっぺんを咥えたので、ビクビクと身体を震わせてしまった。ああ、バレちゃう!
ロバートは僕をソファに座らせると、目の前に仁王立ちして腕を組んで唸る様に尋ねた。
僕はハッとして頭に手をやると、慌てて後ろに垂らしていた紐を探った。いきなり動いて、しかも手を上げたせいで脇腹の打撲が軋んだ。
「痛っ!」
僕は痛さに息を止めてそろそろと手を下げた。自分でカチューシャを外すのは無理っぽい。ピクリとロバートが片眉を上げるのを見上げながら、僕は余計なことを言わない方が良さそうだと口を閉じた。
ため息混じりにロバートが僕の前に膝立ちすると、僕の首に両手を回して紐を探った。スルリと頭に縛っておいた固定が外れて、僕のケモ耳はロバートの手の中に移った。
ロバートはそれをマジマジと見つめると、チラッと僕の頭を見て呟いた。
「よく出来てる。最初テディだとは分からなかったくらいだ。でもその瞳は隠せないだろう?こんな耳をつけて皆の前に出たことも、よく考えると許せないな。俺がそんな事主張出来る権利なんて無いのは百も承知だがね。」
僕はロバートの言う事の意味が分からなくて首を傾げた。
「それよく似合ってたでしょ?僕ら三兄弟作戦はまずまず及第点だったと思うけど。そんなに怒るほど変だった?」
僕がそう尋ねると、ロバートは僕の乱れた髪を撫で付けながら呟いた。
「似合いすぎるし、毛皮でちょっと獣化してる風なのが無防備で色っぽ過ぎてまずい。」
僕はポカンとロバートの顔を見つめると、クスクス笑ってしまった。突然思いもしない事を言われて正直びっくりした。
僕はカチューシャを受け取って毛皮を撫でながら、それでもまだクスクス笑って呟いた。
「ふふ、獣化に見えると色っぽいの?誰もそんな事教えてくれなかったな。まぁ、これ見せたの今日が初めてだしね。
そう言えばこれを一緒に作ってる時、侍女たちは意味深な目配せしてたっけ。競技に使うとか内緒にしてたから、彼女たちって僕がこれをどうやって使うと思ってたんだろう。」
するとロバートが僕の隣にどさりと座り込んで、僕の肩に手を回して囁いた。
「…お楽しみに使うと思ったんじゃないか?獣化ってのは凄くプライバシーな事だから。」
急にロバートが甘い空気を出して来た気がして、恐る恐る顔を見上げるとまだ顔は強張ってる。
「…怒ってる?」
ロバートは僕の髪に口づけて掠れた声で言った。
「ああ、テディが無謀過ぎて腹が立つ。あれがテディじゃ無かったら、戦略も良かったし、びっくりするほど騎鳥の統制もついてた。三人が同じ見かけになった作戦も良かった。
でも打たれて揉みくちゃになった時、普段テディが戦闘とは遠いのを知ってる俺からしてみれば、ゾッとする事だったんだ。
…結局こんな風に怪我までして。パーカス殿は承知していたのか?」
僕は怪我をしてしまった事については、何の言い訳もできないとうなだれた。でも王国騎士団の一員であるロバートに褒めてもらったことを考えれば、そこそこ立派に競技に参加できたんだろうと気分を上げた。
嬉しくなってクフフと忍び笑いをしてると、ロバートが僕に体を寄せてぼそりと言った。
「腹が立つけど、テディに会えてすごく嬉しいのは本当だ。…会いたかった。」
ロバートが急にしおらしくなっちゃって、尻尾まで垂れ下がっている。僕はそのしっぽを目で追いかけて、僕より体温の高い体を感じながら、ロバートと目を合わせて微笑んだ。
「…おかえり、ロバート。僕もロバートに会いたかったよ?あれから僕結構いろいろあって…。」
ん?ロバートに発情期云々言うのは正解じゃ無いかもしれない。とっても微妙な話だから。
そんな僕の躊躇を強張った表情で受け止めたロバートは、ため息をついて言った。
「…発情期来たんだって?」
バレてる!いや、どうして誰でも彼でも僕のプライバシーな事知ってるの!?でも僕のそんなギョッとした思いは、沈むロバートの表情を見たら何も言えなくなってしまった。
「テディの側に居られないせいで、辛いんだ。テディの隣に居るためにも、王立騎士団の一員にならなければと思ったのだけれど、反対に側に居られなくなってしまった。…今はどちらが正解だったのか分からないよ。」
すっかり気落ちしているロバートに、僕はどうしたら良いか分からなくなって、項垂れるロバートの頬に優しくキスした。ロバートが凹んでいるのは僕のせいな気がしたし。
僕の慰めのキスに、閉じた瞼をピクリと震わせると、ロバートはゆっくりと瞼を上げた。明るい透き通る様な水色の瞳が真っ直ぐに僕を捉えて、僕は魅入られた様に身動きできなくなってしまった。
「テディ、…そんな隙を見せたら調子に乗るけど良い?」
僕はロバートの瞳を覗き込んだ時からドキドキと心臓が波打っていた。ああ、どうしよう。僕、ロバートとキスしたいかも。じわじわと顔が熱くなるのを自覚しながら、ロバートが僕に顔を近づけるのを止めなかった。
胸の鼓動が唇まで届いている気がする。触れるロバートの唇が熱くて、僕はもう何も考えられなかった。頭のどこかで自分を責める言葉が浮かんだ気がしたけど、圧倒する肌感覚の前には、そんなものなど何処かに吹き飛ばされてしまった。
啄む様に優しく唇を突っつくロバートに、僕は直ぐに夢中になった。ああ、これ好き…。僕が焦れつくくらいゆっくりと時間を掛けたロバートが僕の口の中をなぞる頃には、僕は待ってましたとばかりにキスを楽しんでいた。
絡め合う舌が甘くて、僕は思わず伸び上がってロバートにしがみついた。その拍子に傷んだ脇腹に刺激が走って、僕はロバートの口の中へ小さな悲鳴を押し込んだ。
「痛む?ちょっと見せてくれる?」
少し息の上がったロバートが、僕を心配そうに覗き込んでそう囁いた。それから僕をそっとソファに寝かせると、僕を横向きにして服を捲り上げた。
「…ちょっと赤みが出てるね。癒してあげよう。」
そう言うと、僕の脇腹に唇を這わした。それからゆっくりと舌で舐め始めた。獣人はもしかして舐めて傷を癒すとかあるのかなと少し戸惑いながら、段々痛みが消える様な気もして、僕は甘く息を吐き出した。
さっきから僕の身体を支えるロバートの指先が胸の辺りに時々触れて、ムズムズしてしまう。我ながら自分の身体の反応がエッチすぎて、僕は慌ててロバートの顔を押し退けて言った。
「…あの、もう大丈夫。」
僕が胸を覆った姿を見たロバートが、察したのかギラついた眼差しで僕に優しく言った。
「…もっと舐めて欲しい?テディの気持ち良いところ。」
僕はドキドキして思わず顔を逸らして呟いた。
「…ロバート意地悪だ。そんな言い方…。」
するとロバートは僕に噛み付くキスをしてから、ベロリと自分の唇を舐めて言った。
「ああ。意地悪言った。でもテディにちゃんとお願いされたいんだ。俺はテディを怖がらせたくない。」
それはまるで神経を張り詰めたロバートの懇願の様に聞こえて、僕はロバートと目を合わせた。
「もっと舐めて…。」
まるで泣きそうな顔をしたロバートが、目を合わしながら僕の手を退けて、捲れた服から覗く僕の胸の印を指で弾いた。
「んっ…。」
僕のため息が合図になったみたいに、ロバートは僕をゆっくり押し倒すと僕の胸のてっぺんを啄んだ。ああっ、そう、それ。ロバートのくれるその愛撫は、僕の待ち望んだ快感で、僕は仰け反って首を晒した。
甘噛みされて、キュッと吸いつかれると、快感が矢の様に下半身に集まってしまう。ああ、どうしよう。僕はすっかりロバートの愛撫で、にっちもさっちもいかない状態になってしまってる。
僕が思わず太腿を擦り合わせると、ロバートがじゅっと強く僕の胸のてっぺんを咥えたので、ビクビクと身体を震わせてしまった。ああ、バレちゃう!
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