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騒めき
ジェシーside俺のテディ
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「今日、テディの親戚みたいな綺麗な竜人…?が、ジェシーを探しに広場の方に向かったけど会えたのかい?」
そう、お兄ちゃんに尋ねられて俺は夕食の手を止めた。お兄ちゃんは、あれがテディだなんて全然考えもしないんだ。確かに俺も目の前でチビなテディからあの姿に変幻するのを目の当たりにしなければ、考えもしなかったけど。
「…あの人、何か言ってた?」
俺が何気ない風でそう言うと、お兄ちゃんは少し顔を赤らめた。
「僕の事、お兄ちゃんって呼び掛けるからびっくりしちゃって。どう考えてもあの人の方が歳上だろう?それにあんな綺麗な人滅多に居ないから。」
俺は手元のスープを、スプーンで意味もなくぐるぐる掻き混ぜながら呟いた。
「テディから聞いてたのかも。…あの人テディの親戚みたいだから。それにもしかしたらテディ、もうあまりこの町に来ないかもしれないって、そんな事言ってた。」
お兄ちゃんは目を見張って、俺に同情めいた視線をよこした。
「そうなのかい?それって隠者様の事情があるのかもしれないね。…ジェシーはテディの事が大好きだから、そうだったら残念だね。」
俺だけじゃなくて、うちの家族は皆テディが大好きだ。あんなに可愛くて面白い奴は中々居ない。それに俺がへばっている時に助けてくれたのもある。
子供だけで先に夕食を済ませていたものの、話を聞いていたらしいお母さんが俺たちの方を向いて尋ねた。
「それってテディは引っ越しするって事なのかしら。もしそうなら随分寂しくなるわね…。ね、ジェシー。」
俺は二人から同情めいた眼差しを感じてイライラして来た。何も知らないくせに!テディは姿を変えてしまっても町から出ていくわけじゃない。…それとも出ていくのかな。くそっ。
ベッドに転がりながら、それでも今の俺にはどうしようも出来ないって事はよく分かっていた。俺はまだたかだか6歳だ。テディなんてもっとチビだったのに。
あいつはどちらも自分のありのままだって言ってたけど、そんなの嘘だ。テディはやる事なす事変わってた。言葉は舌っ足らずだったけど、行動は今考えると大人びていた。
獣化した俺が大好きだった変わり者だけどな。
さっきお母さんが言ってたみたいに、小さくなれなくなったテディはこの町に前の様には来ないのかな。俺が10年後にブレーベルのこうとう学院へ通う頃には、テディは王都で王立学校か?竜人は成人まで獣人より時間が掛かるってお兄ちゃんが言ってた。
大きいあいつは一体何歳なんだろう。俺が大きくなった時に、一緒に肩を並べる事が出来るのかどうかも分からないなんて。俺はイライラして枕を部屋の壁に投げつけた。
テディが俺を置いて大人になってしまうのが、どうしてこんなに嫌なのか分からなかった。
「ジェシー?入るよ?」
さっきの枕の音で、お兄ちゃんが心配して様子を見に来たみたいだ。俺はどすんとベッドにうつ伏せると、ベッドに近づくお兄ちゃんの気配を気にした。
「落ち込んでるかと思ったけど、暴れてたのかい?…僕もテディに会えなくなると思うと悲しいけど、まだハッキリそうと決まった訳じゃないから。ね?」
俺はむしゃくしゃして飛び起きて叫んだ。
「テディはもう俺たちのことなんて忘れちゃうんだ!さっさと王都に行ってしまって、こんな辺境の町の俺のことなんて直ぐに忘れるよ!」
言葉にするとそれが事実の様な気がした。テディは昼間、ずっと俺たちは友達だって言ったけど、そんな事無理なんだ。俺は子供過ぎて、あいつは子供じゃない。
お兄ちゃんは目を丸くして僕の剣幕に驚いていたけど、クスッと笑った。
「テディがジェシーを忘れる訳ないだろう?テディはジェシーが大好きじゃないか。それにジェシーだってテディが好きだし。」
お兄ちゃんの優しい言葉も、全然慰めにはならなかった。お兄ちゃんだって、大きくなったテディを綺麗な竜人だって言ってたじゃないか。小さなテディでなければ、俺の手には届かない。
「…お兄ちゃん、テディがもし大人になったらどんな感じになると思う?」
唐突な俺の言葉にお兄ちゃんは目を何度か瞬いて、口を開いた。
「…きっと、今日会ったあの綺麗な人みたいになるんじゃないかな。」
俺はお兄ちゃんの顔がやっぱり少し赤らむのを見つめながら呟いた。
「側にいなくちゃダメだったのに…。テディは俺のこと大事な友達って言った。でもそんなの俺は望んでないんだ。一緒に学校行って、一緒にこうとう学院へ行って、一緒に王立学校へ行かなきゃ、ずっとテディの側には居られないんだよ!」
「ジェシー…。だから最近学校の事色々聞いてたのかい?テディがこの町に居られなくなるって知ってたの?でも僕は少し離れたとしても、いつかはどこかでもう一度会えると思うよ。
それにジェシーは魔力が増えて、鍛錬すれば他の人より王国騎士団になれるチャンスがあるんだよ?そしたらテディに会える様になるさ。ね?」
お兄ちゃんの言葉は、一瞬俺の心を揺らした。王国騎士団の騎士になればテディに会える?隠者様は騎士団の偉い人だったみたいだし、可能性はあるかもしれない。
黙りこくった俺の頭を優しく撫でて、部屋の隅に転がっていた枕をベッドに戻したお兄ちゃんは、余計な事を言わずにおやすみと言って部屋を出て行った。俺はボスンと枕に倒れ込みながら窓から覗く月を見つめた。
もう一度、チビテディに会いたいな。そしたら俺の決心をちゃんと話しておくのに。
俺の願いが届いたのか、数日後、目の前にチビテディが立っていた。
「じぇちー、こにちわ。」
俺は口元が緩むのを感じながら、誤魔化す様に口を尖らせて言った。
「…なんだ。もうチビにならないって思ってた。」
するとテディは可愛くクスクス笑って言った。
「んーちょね、僕もそう、思っちぇた。でも、ちょっとおっきくなっちゃでちょ?」
そう言って目の前でクルクル回った。そう言われて見ると何処か違う気もする。
「そうか?全然チビのままだぞ?」
俺が認めたくなくてそう言うと、テディは目を丸くして首を傾げた。
「ちょう?ま、いっか。…僕、これ以上おっきくなっちゃら、ここに来れないの。変でちょ?だからもちかちたら、今日が最後かもちれない。」
俺はショックで何も言えなくなった。何なら喉の奥が詰まって苦しい。
するとテディは俺に抱きついてぎゅっとして言った。
「じぇちー、泣かないでぇ。僕も悲ちくなる。でもおっきい僕なら、きっちょ来れる!」
俺は自分より小さなテディの体温を感じて、やっぱりぎゅっと抱きしめて、鼻をグスグス言いながら呟いた。
「…生意気だぞ、俺様より大きくなるなんて。…俺はチビのテディの方がいい。」
そんな事言ってもしょうがないのに、俺は言わずには居られなかった。テディは黙っていたけど、ハッとした様に俺から離れると満面の笑顔で俺に言った。
「ね、おっきい僕、きっちょいっぱいなでなで出来る!ねー?」
そう言いながら俺様の尻尾をねちっこい目つきで追いかけるテディに、俺は何だか可笑しくなってすっかり涙も引っ込んでしまった。
こいつはチビでも大きくても、やっぱり中身は同じなんだ。
「…時々なら撫でさせてもいいぜ。まったく、そう言う恥ずかしい事、他のやつには言うなよ?あのさ、俺様は王国騎士団の騎士になるからさ、テディの事守ってやってもいいぜ。」
するとテディは可愛い顔でにっこり笑って言った。
「ほんちょに?たのちみ!」
そう、お兄ちゃんに尋ねられて俺は夕食の手を止めた。お兄ちゃんは、あれがテディだなんて全然考えもしないんだ。確かに俺も目の前でチビなテディからあの姿に変幻するのを目の当たりにしなければ、考えもしなかったけど。
「…あの人、何か言ってた?」
俺が何気ない風でそう言うと、お兄ちゃんは少し顔を赤らめた。
「僕の事、お兄ちゃんって呼び掛けるからびっくりしちゃって。どう考えてもあの人の方が歳上だろう?それにあんな綺麗な人滅多に居ないから。」
俺は手元のスープを、スプーンで意味もなくぐるぐる掻き混ぜながら呟いた。
「テディから聞いてたのかも。…あの人テディの親戚みたいだから。それにもしかしたらテディ、もうあまりこの町に来ないかもしれないって、そんな事言ってた。」
お兄ちゃんは目を見張って、俺に同情めいた視線をよこした。
「そうなのかい?それって隠者様の事情があるのかもしれないね。…ジェシーはテディの事が大好きだから、そうだったら残念だね。」
俺だけじゃなくて、うちの家族は皆テディが大好きだ。あんなに可愛くて面白い奴は中々居ない。それに俺がへばっている時に助けてくれたのもある。
子供だけで先に夕食を済ませていたものの、話を聞いていたらしいお母さんが俺たちの方を向いて尋ねた。
「それってテディは引っ越しするって事なのかしら。もしそうなら随分寂しくなるわね…。ね、ジェシー。」
俺は二人から同情めいた眼差しを感じてイライラして来た。何も知らないくせに!テディは姿を変えてしまっても町から出ていくわけじゃない。…それとも出ていくのかな。くそっ。
ベッドに転がりながら、それでも今の俺にはどうしようも出来ないって事はよく分かっていた。俺はまだたかだか6歳だ。テディなんてもっとチビだったのに。
あいつはどちらも自分のありのままだって言ってたけど、そんなの嘘だ。テディはやる事なす事変わってた。言葉は舌っ足らずだったけど、行動は今考えると大人びていた。
獣化した俺が大好きだった変わり者だけどな。
さっきお母さんが言ってたみたいに、小さくなれなくなったテディはこの町に前の様には来ないのかな。俺が10年後にブレーベルのこうとう学院へ通う頃には、テディは王都で王立学校か?竜人は成人まで獣人より時間が掛かるってお兄ちゃんが言ってた。
大きいあいつは一体何歳なんだろう。俺が大きくなった時に、一緒に肩を並べる事が出来るのかどうかも分からないなんて。俺はイライラして枕を部屋の壁に投げつけた。
テディが俺を置いて大人になってしまうのが、どうしてこんなに嫌なのか分からなかった。
「ジェシー?入るよ?」
さっきの枕の音で、お兄ちゃんが心配して様子を見に来たみたいだ。俺はどすんとベッドにうつ伏せると、ベッドに近づくお兄ちゃんの気配を気にした。
「落ち込んでるかと思ったけど、暴れてたのかい?…僕もテディに会えなくなると思うと悲しいけど、まだハッキリそうと決まった訳じゃないから。ね?」
俺はむしゃくしゃして飛び起きて叫んだ。
「テディはもう俺たちのことなんて忘れちゃうんだ!さっさと王都に行ってしまって、こんな辺境の町の俺のことなんて直ぐに忘れるよ!」
言葉にするとそれが事実の様な気がした。テディは昼間、ずっと俺たちは友達だって言ったけど、そんな事無理なんだ。俺は子供過ぎて、あいつは子供じゃない。
お兄ちゃんは目を丸くして僕の剣幕に驚いていたけど、クスッと笑った。
「テディがジェシーを忘れる訳ないだろう?テディはジェシーが大好きじゃないか。それにジェシーだってテディが好きだし。」
お兄ちゃんの優しい言葉も、全然慰めにはならなかった。お兄ちゃんだって、大きくなったテディを綺麗な竜人だって言ってたじゃないか。小さなテディでなければ、俺の手には届かない。
「…お兄ちゃん、テディがもし大人になったらどんな感じになると思う?」
唐突な俺の言葉にお兄ちゃんは目を何度か瞬いて、口を開いた。
「…きっと、今日会ったあの綺麗な人みたいになるんじゃないかな。」
俺はお兄ちゃんの顔がやっぱり少し赤らむのを見つめながら呟いた。
「側にいなくちゃダメだったのに…。テディは俺のこと大事な友達って言った。でもそんなの俺は望んでないんだ。一緒に学校行って、一緒にこうとう学院へ行って、一緒に王立学校へ行かなきゃ、ずっとテディの側には居られないんだよ!」
「ジェシー…。だから最近学校の事色々聞いてたのかい?テディがこの町に居られなくなるって知ってたの?でも僕は少し離れたとしても、いつかはどこかでもう一度会えると思うよ。
それにジェシーは魔力が増えて、鍛錬すれば他の人より王国騎士団になれるチャンスがあるんだよ?そしたらテディに会える様になるさ。ね?」
お兄ちゃんの言葉は、一瞬俺の心を揺らした。王国騎士団の騎士になればテディに会える?隠者様は騎士団の偉い人だったみたいだし、可能性はあるかもしれない。
黙りこくった俺の頭を優しく撫でて、部屋の隅に転がっていた枕をベッドに戻したお兄ちゃんは、余計な事を言わずにおやすみと言って部屋を出て行った。俺はボスンと枕に倒れ込みながら窓から覗く月を見つめた。
もう一度、チビテディに会いたいな。そしたら俺の決心をちゃんと話しておくのに。
俺の願いが届いたのか、数日後、目の前にチビテディが立っていた。
「じぇちー、こにちわ。」
俺は口元が緩むのを感じながら、誤魔化す様に口を尖らせて言った。
「…なんだ。もうチビにならないって思ってた。」
するとテディは可愛くクスクス笑って言った。
「んーちょね、僕もそう、思っちぇた。でも、ちょっとおっきくなっちゃでちょ?」
そう言って目の前でクルクル回った。そう言われて見ると何処か違う気もする。
「そうか?全然チビのままだぞ?」
俺が認めたくなくてそう言うと、テディは目を丸くして首を傾げた。
「ちょう?ま、いっか。…僕、これ以上おっきくなっちゃら、ここに来れないの。変でちょ?だからもちかちたら、今日が最後かもちれない。」
俺はショックで何も言えなくなった。何なら喉の奥が詰まって苦しい。
するとテディは俺に抱きついてぎゅっとして言った。
「じぇちー、泣かないでぇ。僕も悲ちくなる。でもおっきい僕なら、きっちょ来れる!」
俺は自分より小さなテディの体温を感じて、やっぱりぎゅっと抱きしめて、鼻をグスグス言いながら呟いた。
「…生意気だぞ、俺様より大きくなるなんて。…俺はチビのテディの方がいい。」
そんな事言ってもしょうがないのに、俺は言わずには居られなかった。テディは黙っていたけど、ハッとした様に俺から離れると満面の笑顔で俺に言った。
「ね、おっきい僕、きっちょいっぱいなでなで出来る!ねー?」
そう言いながら俺様の尻尾をねちっこい目つきで追いかけるテディに、俺は何だか可笑しくなってすっかり涙も引っ込んでしまった。
こいつはチビでも大きくても、やっぱり中身は同じなんだ。
「…時々なら撫でさせてもいいぜ。まったく、そう言う恥ずかしい事、他のやつには言うなよ?あのさ、俺様は王国騎士団の騎士になるからさ、テディの事守ってやってもいいぜ。」
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