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本当に成るようになる?
男とばかりキス
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少し細めた瞼から伸びる長いまつ毛も青みが掛かっているのかと、僕は妙な事に感心してバルトさんからキスを受けていた。無理強いする様なキスではなかったせいで、僕は抵抗もせずに受け入れてしまっていた。
啄む様なバルトさんの唇は優しかった。まるで僕が怖がらない様に気遣う様なキスは、僕に少し物足りない気持ちを芽生えさせた。少なくとも僕はキス遍歴の人数は指何本かはあるんだ。
そんな気持ちがあったせいか、僕は自分からゲオルグにされたキスの真似っこをしてしまった。舌を伸ばしてチロリとバルトさんの唇を舐めてやった。少し得意な気持ちになった僕は、本当の意味でのキスを知らなかった。
不意に僕はバルトさんにグッと引き寄せられて、口の中をあっという間に蹂躙されていた。ほとんど経験のないそれに目を白黒させているうちに、バルトさんの長い舌で口の中を何度もなぞられて、自分の舌をくすぐられた。
それは僕にゾクゾクする様な気持ち良さを教えた。
すっかり心臓がドキドキして、身体が目覚めてしまった事に気づいた時には、バルトさんの腕の中で僕はぐったりとしてしまっていた。ああ、どうしよう。なんて事だ!
熱くなった顔をあげてバルトさんを見つめると、バルトさんは凄く嬉しそうに僕に囁いた。
「テディ、私を受け入れてくれたのか?」
受け入れる?どう言う事?僕の好奇心はバルトさんを誤解させてしまったのかな。それとも僕もそれを望んでいたのかな。僕には分からなかった。
実際バルトさんとキスするのは初めてではないし、僕は男達からキスを受けることにすっかり慣れてしまっていたのかもしれない。それはチビのテディが皆から受ける愛着のキスとは違うのかな。
けれどもさっきバルトさんは僕を愛おしいと言った?バルトさんはチビテディを知っているだけに、愛着のキスの延長なのではないのかな。それとももっと特別の意味があるのかな。ゲオルグ的な?
「…分かんない。受け入れるって何?」
僕が困ってそう言うと、バルトさんは少し戸惑った様子だったけれど、僕を抱き寄せて言った。
「すまない。テディが可愛くて突っ走ってしまった。私の気持ちを押し付けるには、まだテディは若過ぎるのに。」
そう言って僕を離すと、立ち上がってキッチンに立った。少し落ち込んでいる気がして、僕は何か言いたかったけれど、何を言うべきなのかも今の僕には分からなかった。
それから直ぐに気を取り直したバルトさんは、僕を急きたてる様に部屋から出ようと言った。少し困った顔で、青い瞳を色めかせながら微笑んだ。
「ここにいたら、またテディに口づけたくなってしまうからね。…テディをこれ以上困らせたくないんだ。でも私は一人の男としてテディに認められる様に時間をかけて頑張るつもりだよ。」
…やっぱりバルトさんは僕に特別な感情抱いているのかな。僕はバルトさんに言った。
「ごめんね、バルトさん。僕、経験が無さ過ぎて、どんな言葉を返して良いのかよく分からないんだ。それに今でも小さなテディに気持ちが引っ張られて、甘えたい気持ちが大きいの。…でもキス、あ、口づけは気持ち良いから好きかも。」
正直に僕が言うと、バルトさんは僕の手を引っ張ってもう一度そっと抱き寄せた。
「はぁ、困ったな。心配事が増えてしまったよ。私はテディがちゃんと大人になるまで、ヤキモキして過ごす事になりそうだ。人間はいつ大人になるんだい?」
僕は大人の定義は不明だと思いながら、すっかり居心地良く感じるバルトさんの逞しい腕の中で呟いた。
「…うーんと、この身体だったら後三年ぐらい?でも僕はチビテディの方がメインだから、正直どうなるのかよく分からないけど。」
するとバルトさんはパッと体を離して、少し赤らんだ顔で嬉しげに言った。
「そんなに直ぐ大人になるのかい?人間ていうのは早熟なんだね。」
早熟…。確かにこの異世界の年齢年表でいけば、そうとも言えるのかもしれない。けれど、僕はふと思い出した。
「そう言えば、メダが変な事を言ってたんだ。僕の命は長くなるみたいな事。人間は早熟なのはそうだけど、寿命もみんなと比べれば短いから。でもメダは自分の生贄なんだから長生きするって。」
僕と手を繋いで扉に向かっていたバルトさんが、ギョッとした様に足を止めた。
「…寿命が短いって、どれくらいなんだい?」
僕はパーカスがいつもこの話になると顔を曇らせるのを思い出しながら、きっとバルトさんもショックを受けるのかもしれないと思った。だからはっきりと言えなくなったんだ。
「…竜人ほど長生きは出来ないって事だよ。ね、そろそろ行かないとパーカスが待っているんじゃない?」
結局パーカスと合流してバルトさんと別れを告げると、僕らはようやく屋敷に戻ることが出来た。ダダ鳥車の中で、僕は窓から外を眺めながらパーカスに言った。
「ねぇ、パーカス。生贄になった僕は寿命が伸びるって、メダが言ったの覚えてる?もしそうなったら、お父さん嬉しい?僕は元々90歳も生きるなら長生きだなって思ってたから、短いとか思ったことないんだけどね?
でもお父さんが悲しむのはちょっと嫌だなと思って。それにジェシーが大人になる前に、僕がおじさんになるのも何だか許せないんだ。ふふ、だって変でしょ?」
そんな事を呟く僕をじっと見つめてパーカスが言った。
「私はテディが長生きしてくれる事に越したことはないと思うがの。じゃが、無理してそうなるべきでも無いと思ってもおる。テディが望んでそうなるのならば良いが…。
私はテディがいつでも幸せでいて欲しい、それだけが望みなのじゃよ。」
僕はパーカスの方を振り向いて、肩に頭を乗せて目を閉じた。いつだってパーカスは僕を一番に考えてくれるんだ。それは愛なんだろうか。僕にもパーカスより一番に優先する相手が出来る日が来るんだろうか。
「ありがとう、お父さん。それを聞けて良かった。大好きだよ、お父さん。」
パーカスが僕の肩に手を回すのを感じながら、僕は黙ってダダ鳥車の揺れに身を預けた。…しかし、ほんと揺れるなダダ鳥車って。
色々あって感傷的になっていた僕を待ち受けていたのは、気分屋の龍神だった。屋敷に到着するとマクロスがウロウロと困り果てた様子で、僕たちを玄関で待っていた。
僕は嫌な予感がすると思いながら、マクロスの訴えを聞いた。
「ああ、良かった!戻ってきて下さって!メダ様がだいぶ機嫌が悪くらして、近づくのも怖いほどなんですよ。」
先に帰ると言ったのはメダのくせに、何ともわがままな神さまだ。
僕はメダの居る温室に向かうと、ハンモックに横たわっているメダを窺い見た。…眠ってる?触らぬ神に祟りなしかな?僕がどうすべきか迷っていると向こうを向いたメダが声を掛けてきた。
「… 遅いじゃ無いか。私をほったらかしにするとは良い度胸だな。お前が一緒に来いというから、現世に来てやったのに。」
すっかり臍を曲げた神さまは、祟り神になりそうな雰囲気があった。僕は肩をすくめてハンモックに近づくと、美しく光るメタリックカラーの髪を撫でて言った。
「先に帰ってしまったのはメダでしょう?でももっと早く帰れば良かったね。ごめんね?」
すると頭を撫でている僕の手をぎゅっと掴んで振り返ると、顔を顰めた。
「お前、また別の魔素を取り入れたな?まったく油断も隙もない。お仕置きが必要だな?」
えーと、僕ピンチじゃない!?頭撫でて、謝ったのにぃ!
啄む様なバルトさんの唇は優しかった。まるで僕が怖がらない様に気遣う様なキスは、僕に少し物足りない気持ちを芽生えさせた。少なくとも僕はキス遍歴の人数は指何本かはあるんだ。
そんな気持ちがあったせいか、僕は自分からゲオルグにされたキスの真似っこをしてしまった。舌を伸ばしてチロリとバルトさんの唇を舐めてやった。少し得意な気持ちになった僕は、本当の意味でのキスを知らなかった。
不意に僕はバルトさんにグッと引き寄せられて、口の中をあっという間に蹂躙されていた。ほとんど経験のないそれに目を白黒させているうちに、バルトさんの長い舌で口の中を何度もなぞられて、自分の舌をくすぐられた。
それは僕にゾクゾクする様な気持ち良さを教えた。
すっかり心臓がドキドキして、身体が目覚めてしまった事に気づいた時には、バルトさんの腕の中で僕はぐったりとしてしまっていた。ああ、どうしよう。なんて事だ!
熱くなった顔をあげてバルトさんを見つめると、バルトさんは凄く嬉しそうに僕に囁いた。
「テディ、私を受け入れてくれたのか?」
受け入れる?どう言う事?僕の好奇心はバルトさんを誤解させてしまったのかな。それとも僕もそれを望んでいたのかな。僕には分からなかった。
実際バルトさんとキスするのは初めてではないし、僕は男達からキスを受けることにすっかり慣れてしまっていたのかもしれない。それはチビのテディが皆から受ける愛着のキスとは違うのかな。
けれどもさっきバルトさんは僕を愛おしいと言った?バルトさんはチビテディを知っているだけに、愛着のキスの延長なのではないのかな。それとももっと特別の意味があるのかな。ゲオルグ的な?
「…分かんない。受け入れるって何?」
僕が困ってそう言うと、バルトさんは少し戸惑った様子だったけれど、僕を抱き寄せて言った。
「すまない。テディが可愛くて突っ走ってしまった。私の気持ちを押し付けるには、まだテディは若過ぎるのに。」
そう言って僕を離すと、立ち上がってキッチンに立った。少し落ち込んでいる気がして、僕は何か言いたかったけれど、何を言うべきなのかも今の僕には分からなかった。
それから直ぐに気を取り直したバルトさんは、僕を急きたてる様に部屋から出ようと言った。少し困った顔で、青い瞳を色めかせながら微笑んだ。
「ここにいたら、またテディに口づけたくなってしまうからね。…テディをこれ以上困らせたくないんだ。でも私は一人の男としてテディに認められる様に時間をかけて頑張るつもりだよ。」
…やっぱりバルトさんは僕に特別な感情抱いているのかな。僕はバルトさんに言った。
「ごめんね、バルトさん。僕、経験が無さ過ぎて、どんな言葉を返して良いのかよく分からないんだ。それに今でも小さなテディに気持ちが引っ張られて、甘えたい気持ちが大きいの。…でもキス、あ、口づけは気持ち良いから好きかも。」
正直に僕が言うと、バルトさんは僕の手を引っ張ってもう一度そっと抱き寄せた。
「はぁ、困ったな。心配事が増えてしまったよ。私はテディがちゃんと大人になるまで、ヤキモキして過ごす事になりそうだ。人間はいつ大人になるんだい?」
僕は大人の定義は不明だと思いながら、すっかり居心地良く感じるバルトさんの逞しい腕の中で呟いた。
「…うーんと、この身体だったら後三年ぐらい?でも僕はチビテディの方がメインだから、正直どうなるのかよく分からないけど。」
するとバルトさんはパッと体を離して、少し赤らんだ顔で嬉しげに言った。
「そんなに直ぐ大人になるのかい?人間ていうのは早熟なんだね。」
早熟…。確かにこの異世界の年齢年表でいけば、そうとも言えるのかもしれない。けれど、僕はふと思い出した。
「そう言えば、メダが変な事を言ってたんだ。僕の命は長くなるみたいな事。人間は早熟なのはそうだけど、寿命もみんなと比べれば短いから。でもメダは自分の生贄なんだから長生きするって。」
僕と手を繋いで扉に向かっていたバルトさんが、ギョッとした様に足を止めた。
「…寿命が短いって、どれくらいなんだい?」
僕はパーカスがいつもこの話になると顔を曇らせるのを思い出しながら、きっとバルトさんもショックを受けるのかもしれないと思った。だからはっきりと言えなくなったんだ。
「…竜人ほど長生きは出来ないって事だよ。ね、そろそろ行かないとパーカスが待っているんじゃない?」
結局パーカスと合流してバルトさんと別れを告げると、僕らはようやく屋敷に戻ることが出来た。ダダ鳥車の中で、僕は窓から外を眺めながらパーカスに言った。
「ねぇ、パーカス。生贄になった僕は寿命が伸びるって、メダが言ったの覚えてる?もしそうなったら、お父さん嬉しい?僕は元々90歳も生きるなら長生きだなって思ってたから、短いとか思ったことないんだけどね?
でもお父さんが悲しむのはちょっと嫌だなと思って。それにジェシーが大人になる前に、僕がおじさんになるのも何だか許せないんだ。ふふ、だって変でしょ?」
そんな事を呟く僕をじっと見つめてパーカスが言った。
「私はテディが長生きしてくれる事に越したことはないと思うがの。じゃが、無理してそうなるべきでも無いと思ってもおる。テディが望んでそうなるのならば良いが…。
私はテディがいつでも幸せでいて欲しい、それだけが望みなのじゃよ。」
僕はパーカスの方を振り向いて、肩に頭を乗せて目を閉じた。いつだってパーカスは僕を一番に考えてくれるんだ。それは愛なんだろうか。僕にもパーカスより一番に優先する相手が出来る日が来るんだろうか。
「ありがとう、お父さん。それを聞けて良かった。大好きだよ、お父さん。」
パーカスが僕の肩に手を回すのを感じながら、僕は黙ってダダ鳥車の揺れに身を預けた。…しかし、ほんと揺れるなダダ鳥車って。
色々あって感傷的になっていた僕を待ち受けていたのは、気分屋の龍神だった。屋敷に到着するとマクロスがウロウロと困り果てた様子で、僕たちを玄関で待っていた。
僕は嫌な予感がすると思いながら、マクロスの訴えを聞いた。
「ああ、良かった!戻ってきて下さって!メダ様がだいぶ機嫌が悪くらして、近づくのも怖いほどなんですよ。」
先に帰ると言ったのはメダのくせに、何ともわがままな神さまだ。
僕はメダの居る温室に向かうと、ハンモックに横たわっているメダを窺い見た。…眠ってる?触らぬ神に祟りなしかな?僕がどうすべきか迷っていると向こうを向いたメダが声を掛けてきた。
「… 遅いじゃ無いか。私をほったらかしにするとは良い度胸だな。お前が一緒に来いというから、現世に来てやったのに。」
すっかり臍を曲げた神さまは、祟り神になりそうな雰囲気があった。僕は肩をすくめてハンモックに近づくと、美しく光るメタリックカラーの髪を撫でて言った。
「先に帰ってしまったのはメダでしょう?でももっと早く帰れば良かったね。ごめんね?」
すると頭を撫でている僕の手をぎゅっと掴んで振り返ると、顔を顰めた。
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