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本当に成るようになる?
変幻?
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「だからぁ、僕を小さくして欲しいんだってば!」
僕はだらしなくソファに埋もれるメダにさっきから頼み込んでいた。けれども返事は芳しくない。
「何故だ?その姿の方が見映えがするじゃないか。あのおチビさんも良いけどな、いかんせん口が回らないだろう?王は年寄りだから、上手く聞き取れない。年寄りは労ってやらないとな?ハハハ。」
絶対龍神さまの方が年寄りのくせに。今は自分の方が若いからってその言い草だよ。それに王様ってパーカスと同じ位じゃないのかな。
僕の負け勝負を眺めていたパーカスが僕に言った。
「もしかしたら明後日までに自然に小さくなるかもしれんからな。一応両方の少し大きめのサイズを用意させておるから安心せい。その髪はどうするかのう。いつもなら切っておるのだが…。」
「駄目だぞ?お前の髪には魔素が溜まっておるからな、切ってしまっては勿体無い。床を引き摺る訳でもない、腰ぐらいの長さなのだ。我慢しろ?」
そうソファからわざわざ起き上がってメダが注意した。成る程、切った髪がぼんやり光るくらいだから髪を切らない方が魔素が欠乏しなくて良いのかもしれないな。とは言え邪魔くさい。
「メダ様、今までのテディの髪を切ったものが辺境の町の家に貯めてあるのですが、あれはどう扱ったら宜しいですかの?」
パーカスがそう言うと、メダは少し考えて言った。
「…良質の魔素が含まれているからな、素材のひとつにはなるだろう。粉にして魔法陣のインクに混ぜたら効力が増すだろうな。」
するとマクロスが急に前に出てパーカスに申し出た。
「辺境にお戻りの際は、是非そちらの保管してあるものを塔の方へお送りください。熟練の素材部門がありますから、上手く扱うと思いますので。」
僕は自分の真っ直ぐな黒髪を、指に巻き付けて目の前に持ってきた。こうして見ても光っては見えない。切らないと光らないのはどう言う理屈なんだろうか。
とは言え自分の必要ないものが役に立つなら、なんか良かった。もっとも粉にしたものを飲むとか言われたら、速攻止めたけどね。自分の髪を食べられるとか、ちょっとゾッとする。
結局王宮への登城日になっても僕は変幻しなかった。新しく仕立てて貰った衣装は、スッキリとしたデザインの白いブラウスと短丈の明るいグレーのジャケットだった。ジャケットの後ろはヒダが何本も折り込まれていてまるで鳥の尻尾の様だ。
ピッタリと足に張り付くズボンは真っ白で、艶のある黒いブーツを引き立てていた。
流石にだらしなく髪を下ろして置くわけにもいかなくて、僕はメアリが嬉々として顔周りを編み込むのを苦笑いしながら受け入れた。
鏡に映る僕の姿は、成る程額をスッキリ出しているせいか、それとも少し成長したせいか学院の制服を着た時より大人びて見えた。自分じゃないみたいで、見慣れなくて何度も鏡を覗き込んでいる僕を見てメダがニヤニヤしている。
「何だ、随分気に入った様子じゃないか。王宮に行くのにお洒落していかないといけないからな、中々の美人ぶりだぞ?」
僕はジトっとメダを見つめて言った。
「そう言うメダはいつもの格好だけど。まぁ国民と同じ衣装じゃ見分けがつかないかな。」
僕がそう言ってメダを揶揄うと、メダはフンと鼻息を吐き出して言った。
「お前が禁止したから神々しさを隠してただけだからな。今日は解禁といこう。」
そう言うと、あっという間に黄金色のメタリックカラーのうねる髪を背中まで長く伸ばした。それから瞳はいつ見ても感嘆してしまう星を敷き詰めたような輝かしい銀の瞳になった。
時々黒い瞳孔が爬虫類の様に縦に裂けて見えるのが、龍神ならではなんだろう。
しなやかなシルクの様なドレープの衣装も、いつものものとは布量が多くて、一体この布は魔法で出来ているのか、それとも神さまの身体の一部がそう見えているのかと、思わず僕はじっと見つめてしまった。
「どうだ。神々しいだろう?」
そう言いながら僕と一緒に鏡を覗き込んだメダは、妙に背が高い。僕は隣のメダを見上げて呟いた。
「狡い…。また大きくなってる。」
するとニヤリと笑ったメダは僕の腰をグッと引き寄せて言った。
「お前を側に置いて置くのに具合が良いだろう?それにあの男も王宮で待ってるだろうからな。牽制は大事だ。」
メダが何を言っているのか分からなくて眉を顰めると、メダは面白そうに笑った。
「まったく哀れなものだな。お前の鈍感さに泣く奴らが多そうだ。」
そう言って、成り行きを固唾を呑んで見守っていたメアリに僕をもう一度引き渡した。
「胸元に魔石をつけ忘れるなよ?ブレーベルの魔物の魔石だ。あれを小さくしたのは惜しかったが、お前の胸元に飾るならばそれもアリだったと諦めもつく。」
部屋を出て行くメダの後ろ姿を見送りながら、僕は神さまと言うのは何でもお見通しなのだと恐れ入っていた。
「テディ様はメダ様が恐ろしくはないのですか?私はあの方は何だか恐ろしくて。ご長老の縁戚なのでお若くても魔力の使い手は恐ろしいほどですけどね。あの髪も一瞬でしたでしょう?
…あの方はテディ様に酷く執着なさっておられる様ですわねえ。最近グッと大人っぽくなられましたからお気持ちは分かるんですけど、心配ですわ。旦那様もきっとそうお思いですわね。」
そう言って僕の差し出した魔石を首元の共布で出来たタイに付けてくれた。
メアリはメダが龍神とは知らないけれど、あの不遜な態度や変貌ぶりに恐れを抱いたみたいだった。僕は丸っこいメアリの肩に手を回して、にっこり微笑んだ。
「僕が大人っぽいのなんて、一時的だもの。早く小さくなってパーカスに抱っこされたいよ。ね?」
僕たちはまるで不安を吹き払う様に馬鹿みたいに笑った。でも冗談めいた僕の甘ったれた言葉は、実のところ本心だった。色々目まぐるし過ぎて、ストレスが溜まっていた僕は甘えたいんだ。
この身体じゃパーカスは滅多に抱っこしてくれないし、僕もそれは変だと知ってる。じゃあ誰に甘えるの?分からないよ。
「本当に私まで王宮に登城しても宜しいのでしょうか。」
王宮へ向かうダダ鳥車の中で、そう不安気に話すマクロスにパーカスは言った。
「多分控えの間で待つことになるだろうが、マクロスは長老に命を受けた龍神様のお付きだからの。一緒に居てもらわないと万が一の時に困るじゃろう?
それにしてもテディ、また随分と雰囲気が変わったのう。少し成長しただけだと思ったが、その頃の少しは見え方も大きく違うものなのじゃな。よく似合っておるし、その髪型も良いな。」
パーカスが喜びと戸惑いを示して僕に微笑むので、僕は前に座るパーカスの手を繋いで言った。
「ありがとう、おとーさん。でも僕自身の中身は変わらないけどね?でも早く成長すると、僕早く死ぬんじゃないのかな。」
僕が何気なくそう言うと、ダダ鳥車の中が妙に静かになった。強張った顔のパーカスが、その現実を思い出して痛みを感じているみたいだ。僕にしてみれば、当たり前の寿命だけど、彼らにはやはり短い生命体なんだ、僕は。
「何を言っているんだ、お前は。」
僕の隣に座って腕を組んで目を閉じていたメダが、僕の方を見て口を開いた。
「なぜ早く死ぬ?お前は私の生贄だぞ?他の者より長く生きるに決まっておろうが。」
僕はびっくりしてメダを見つめた。え?僕人間ですけど。長くても90歳ですけど!?
僕はだらしなくソファに埋もれるメダにさっきから頼み込んでいた。けれども返事は芳しくない。
「何故だ?その姿の方が見映えがするじゃないか。あのおチビさんも良いけどな、いかんせん口が回らないだろう?王は年寄りだから、上手く聞き取れない。年寄りは労ってやらないとな?ハハハ。」
絶対龍神さまの方が年寄りのくせに。今は自分の方が若いからってその言い草だよ。それに王様ってパーカスと同じ位じゃないのかな。
僕の負け勝負を眺めていたパーカスが僕に言った。
「もしかしたら明後日までに自然に小さくなるかもしれんからな。一応両方の少し大きめのサイズを用意させておるから安心せい。その髪はどうするかのう。いつもなら切っておるのだが…。」
「駄目だぞ?お前の髪には魔素が溜まっておるからな、切ってしまっては勿体無い。床を引き摺る訳でもない、腰ぐらいの長さなのだ。我慢しろ?」
そうソファからわざわざ起き上がってメダが注意した。成る程、切った髪がぼんやり光るくらいだから髪を切らない方が魔素が欠乏しなくて良いのかもしれないな。とは言え邪魔くさい。
「メダ様、今までのテディの髪を切ったものが辺境の町の家に貯めてあるのですが、あれはどう扱ったら宜しいですかの?」
パーカスがそう言うと、メダは少し考えて言った。
「…良質の魔素が含まれているからな、素材のひとつにはなるだろう。粉にして魔法陣のインクに混ぜたら効力が増すだろうな。」
するとマクロスが急に前に出てパーカスに申し出た。
「辺境にお戻りの際は、是非そちらの保管してあるものを塔の方へお送りください。熟練の素材部門がありますから、上手く扱うと思いますので。」
僕は自分の真っ直ぐな黒髪を、指に巻き付けて目の前に持ってきた。こうして見ても光っては見えない。切らないと光らないのはどう言う理屈なんだろうか。
とは言え自分の必要ないものが役に立つなら、なんか良かった。もっとも粉にしたものを飲むとか言われたら、速攻止めたけどね。自分の髪を食べられるとか、ちょっとゾッとする。
結局王宮への登城日になっても僕は変幻しなかった。新しく仕立てて貰った衣装は、スッキリとしたデザインの白いブラウスと短丈の明るいグレーのジャケットだった。ジャケットの後ろはヒダが何本も折り込まれていてまるで鳥の尻尾の様だ。
ピッタリと足に張り付くズボンは真っ白で、艶のある黒いブーツを引き立てていた。
流石にだらしなく髪を下ろして置くわけにもいかなくて、僕はメアリが嬉々として顔周りを編み込むのを苦笑いしながら受け入れた。
鏡に映る僕の姿は、成る程額をスッキリ出しているせいか、それとも少し成長したせいか学院の制服を着た時より大人びて見えた。自分じゃないみたいで、見慣れなくて何度も鏡を覗き込んでいる僕を見てメダがニヤニヤしている。
「何だ、随分気に入った様子じゃないか。王宮に行くのにお洒落していかないといけないからな、中々の美人ぶりだぞ?」
僕はジトっとメダを見つめて言った。
「そう言うメダはいつもの格好だけど。まぁ国民と同じ衣装じゃ見分けがつかないかな。」
僕がそう言ってメダを揶揄うと、メダはフンと鼻息を吐き出して言った。
「お前が禁止したから神々しさを隠してただけだからな。今日は解禁といこう。」
そう言うと、あっという間に黄金色のメタリックカラーのうねる髪を背中まで長く伸ばした。それから瞳はいつ見ても感嘆してしまう星を敷き詰めたような輝かしい銀の瞳になった。
時々黒い瞳孔が爬虫類の様に縦に裂けて見えるのが、龍神ならではなんだろう。
しなやかなシルクの様なドレープの衣装も、いつものものとは布量が多くて、一体この布は魔法で出来ているのか、それとも神さまの身体の一部がそう見えているのかと、思わず僕はじっと見つめてしまった。
「どうだ。神々しいだろう?」
そう言いながら僕と一緒に鏡を覗き込んだメダは、妙に背が高い。僕は隣のメダを見上げて呟いた。
「狡い…。また大きくなってる。」
するとニヤリと笑ったメダは僕の腰をグッと引き寄せて言った。
「お前を側に置いて置くのに具合が良いだろう?それにあの男も王宮で待ってるだろうからな。牽制は大事だ。」
メダが何を言っているのか分からなくて眉を顰めると、メダは面白そうに笑った。
「まったく哀れなものだな。お前の鈍感さに泣く奴らが多そうだ。」
そう言って、成り行きを固唾を呑んで見守っていたメアリに僕をもう一度引き渡した。
「胸元に魔石をつけ忘れるなよ?ブレーベルの魔物の魔石だ。あれを小さくしたのは惜しかったが、お前の胸元に飾るならばそれもアリだったと諦めもつく。」
部屋を出て行くメダの後ろ姿を見送りながら、僕は神さまと言うのは何でもお見通しなのだと恐れ入っていた。
「テディ様はメダ様が恐ろしくはないのですか?私はあの方は何だか恐ろしくて。ご長老の縁戚なのでお若くても魔力の使い手は恐ろしいほどですけどね。あの髪も一瞬でしたでしょう?
…あの方はテディ様に酷く執着なさっておられる様ですわねえ。最近グッと大人っぽくなられましたからお気持ちは分かるんですけど、心配ですわ。旦那様もきっとそうお思いですわね。」
そう言って僕の差し出した魔石を首元の共布で出来たタイに付けてくれた。
メアリはメダが龍神とは知らないけれど、あの不遜な態度や変貌ぶりに恐れを抱いたみたいだった。僕は丸っこいメアリの肩に手を回して、にっこり微笑んだ。
「僕が大人っぽいのなんて、一時的だもの。早く小さくなってパーカスに抱っこされたいよ。ね?」
僕たちはまるで不安を吹き払う様に馬鹿みたいに笑った。でも冗談めいた僕の甘ったれた言葉は、実のところ本心だった。色々目まぐるし過ぎて、ストレスが溜まっていた僕は甘えたいんだ。
この身体じゃパーカスは滅多に抱っこしてくれないし、僕もそれは変だと知ってる。じゃあ誰に甘えるの?分からないよ。
「本当に私まで王宮に登城しても宜しいのでしょうか。」
王宮へ向かうダダ鳥車の中で、そう不安気に話すマクロスにパーカスは言った。
「多分控えの間で待つことになるだろうが、マクロスは長老に命を受けた龍神様のお付きだからの。一緒に居てもらわないと万が一の時に困るじゃろう?
それにしてもテディ、また随分と雰囲気が変わったのう。少し成長しただけだと思ったが、その頃の少しは見え方も大きく違うものなのじゃな。よく似合っておるし、その髪型も良いな。」
パーカスが喜びと戸惑いを示して僕に微笑むので、僕は前に座るパーカスの手を繋いで言った。
「ありがとう、おとーさん。でも僕自身の中身は変わらないけどね?でも早く成長すると、僕早く死ぬんじゃないのかな。」
僕が何気なくそう言うと、ダダ鳥車の中が妙に静かになった。強張った顔のパーカスが、その現実を思い出して痛みを感じているみたいだ。僕にしてみれば、当たり前の寿命だけど、彼らにはやはり短い生命体なんだ、僕は。
「何を言っているんだ、お前は。」
僕の隣に座って腕を組んで目を閉じていたメダが、僕の方を見て口を開いた。
「なぜ早く死ぬ?お前は私の生贄だぞ?他の者より長く生きるに決まっておろうが。」
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