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21:大切なものは股間から取り出すタイプの竜王様
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「身内だからという理由で、手を出さないと言いながら可愛い小さなピヨちゃんにキスするなんて!!邪な気持ち抱いてるじゃないか!!許さん!!」
凄いキレキレで久しぶりに戻ってきたヨグ様がおじい様にタックルした。しかし、おじい様も玄人、少し動いたが、転んだりするほどではないらしい。
「お戻りになられたのですね、ヨグ様。相変わらずお元気で何よりです」
ニコニコと微笑みながら、なんか黒いなにかを感じさせてくるナイアさん。しかし、それを丸っと無視してヨグ様はおじい様を睨んでいる。
「違いますよ、ヨグ様。僕はあくまで聖なる証を貰っていただけで……」
「えっ!!そんなのが欲しかったの!?それなら僕の大切なのもピヨちゃんにあげるから!!」
と言って張り合うように僕に銀色の煌めく美しい鍵を手渡した。
「なんですか、これは……」
「これはね、銀の鍵と言って『窮極の門』を開く鍵なんだ。愛するピヨちゃんが困ったらこの鍵を使うと良いよ」
「なんです、『窮極の門』って……」
あまり知りたくない予感がする単語に眉を顰めるとすごく嬉しそうにヨグ様が、こう答える。
「僕に通じるめくるめく世界への扉だよ」
「つまり変態の世界への鍵ですか、あの返品していいですか??」
そんな恐ろしい世界の扉を開く気は永遠にない。しかし、ヨグ様は首を振って鍵の返品を認めない。
「いや、普通にいらないです。だって気持ち悪いじゃないですか」
「僕の世界を気持ち悪いと面と向かって言えるのってピヨちゃんくらいだよね。はぁはぁ、いいなその氷の言葉プライスレスで好き。安心して、そこまでやばくないよ。ただ、混沌の只中で永遠に泡立ち続けてる触手とか、強烈な光を放つ玉虫色の球体の集積物という僕の根源的な秘密が隠れているだけだから。けっしてその触手を使ってピヨちゃんが泣いて悦んで叫んで「ヨグ様の触手しゅきぃ」って言わせたいとか、あまつさぇダブル……」
「絶対いらないです。そしてとても気持ち悪いです」
それこそ汚物を扱うように持って、その見た目だけ綺麗な鍵を投げ捨てようとしたが、なぜか体が動かない。
「……ヨグ様、何かしましたか??」
「ふふふ。だめだよピヨちゃん。それは僕と君の大切なおうちの鍵になるから。だから捨てちゃいけないんだ。確かにしばらくは役に立たないかもだけど、そのうち役に……」
言葉を紡いでいる途中で、蛇の大群がいきなりヨグ様に投げつけられた。それをヨグ様が躱す。
「何するんだイグ!!」
「先ほどいきなり誤解でタックルしたお返しです。そして、私の可愛い可愛い愛し子のひとりに気持ち悪い鍵を渡した報いです」
「ははは、やるか??」
今にもやり合いそうなふたりの間に割って入ってとりあえず大人げないふたりを両方ともしかることにした。
「やめてください。大体、何の確認もせずおじい様にタックルしたのはヨグ様ですから、しっかりおじい様に謝ってください。後、ヨグ様が謝ったら、おじい様も謝るのですよ。いきなり人?に蛇を投げてはだめです。蛇が可哀そうですから」
「「ごめんなさい」」
ふたりとも割と素直に謝ってくれたのでホッとする。
「流石、番様。面倒くさいふたりを簡単に黙らせるなんて。ふふふ。素晴らしい手腕です」
「ありがとうございます。話が色々それましたが、ヨグ様、例の本はありましたか??」
「ああ。これだよ」
そう言ってヨグ様は何故か穿いていたズボンの社会の窓を開いて、股間からそれを取り出した。ちょっと待て、非常に触りたくない。後どういう原理で格納されていたのかも小一時間は問い詰めたい。
「なに変なところから出しているんですか。汚いです」
「大切なものはみんなここにしまうだろう??それにピヨちゃんと愛し合っている器官があるだけで汚いことは……」
「汚いです。触りたくありません」
僕が拒否すると不思議そうに首を傾げている変態。どうやらプレイとかではなく素らしいことがわかり僕は凄く嫌な顔になる。
凄いキレキレで久しぶりに戻ってきたヨグ様がおじい様にタックルした。しかし、おじい様も玄人、少し動いたが、転んだりするほどではないらしい。
「お戻りになられたのですね、ヨグ様。相変わらずお元気で何よりです」
ニコニコと微笑みながら、なんか黒いなにかを感じさせてくるナイアさん。しかし、それを丸っと無視してヨグ様はおじい様を睨んでいる。
「違いますよ、ヨグ様。僕はあくまで聖なる証を貰っていただけで……」
「えっ!!そんなのが欲しかったの!?それなら僕の大切なのもピヨちゃんにあげるから!!」
と言って張り合うように僕に銀色の煌めく美しい鍵を手渡した。
「なんですか、これは……」
「これはね、銀の鍵と言って『窮極の門』を開く鍵なんだ。愛するピヨちゃんが困ったらこの鍵を使うと良いよ」
「なんです、『窮極の門』って……」
あまり知りたくない予感がする単語に眉を顰めるとすごく嬉しそうにヨグ様が、こう答える。
「僕に通じるめくるめく世界への扉だよ」
「つまり変態の世界への鍵ですか、あの返品していいですか??」
そんな恐ろしい世界の扉を開く気は永遠にない。しかし、ヨグ様は首を振って鍵の返品を認めない。
「いや、普通にいらないです。だって気持ち悪いじゃないですか」
「僕の世界を気持ち悪いと面と向かって言えるのってピヨちゃんくらいだよね。はぁはぁ、いいなその氷の言葉プライスレスで好き。安心して、そこまでやばくないよ。ただ、混沌の只中で永遠に泡立ち続けてる触手とか、強烈な光を放つ玉虫色の球体の集積物という僕の根源的な秘密が隠れているだけだから。けっしてその触手を使ってピヨちゃんが泣いて悦んで叫んで「ヨグ様の触手しゅきぃ」って言わせたいとか、あまつさぇダブル……」
「絶対いらないです。そしてとても気持ち悪いです」
それこそ汚物を扱うように持って、その見た目だけ綺麗な鍵を投げ捨てようとしたが、なぜか体が動かない。
「……ヨグ様、何かしましたか??」
「ふふふ。だめだよピヨちゃん。それは僕と君の大切なおうちの鍵になるから。だから捨てちゃいけないんだ。確かにしばらくは役に立たないかもだけど、そのうち役に……」
言葉を紡いでいる途中で、蛇の大群がいきなりヨグ様に投げつけられた。それをヨグ様が躱す。
「何するんだイグ!!」
「先ほどいきなり誤解でタックルしたお返しです。そして、私の可愛い可愛い愛し子のひとりに気持ち悪い鍵を渡した報いです」
「ははは、やるか??」
今にもやり合いそうなふたりの間に割って入ってとりあえず大人げないふたりを両方ともしかることにした。
「やめてください。大体、何の確認もせずおじい様にタックルしたのはヨグ様ですから、しっかりおじい様に謝ってください。後、ヨグ様が謝ったら、おじい様も謝るのですよ。いきなり人?に蛇を投げてはだめです。蛇が可哀そうですから」
「「ごめんなさい」」
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「流石、番様。面倒くさいふたりを簡単に黙らせるなんて。ふふふ。素晴らしい手腕です」
「ありがとうございます。話が色々それましたが、ヨグ様、例の本はありましたか??」
「ああ。これだよ」
そう言ってヨグ様は何故か穿いていたズボンの社会の窓を開いて、股間からそれを取り出した。ちょっと待て、非常に触りたくない。後どういう原理で格納されていたのかも小一時間は問い詰めたい。
「なに変なところから出しているんですか。汚いです」
「大切なものはみんなここにしまうだろう??それにピヨちゃんと愛し合っている器官があるだけで汚いことは……」
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