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02:ピヨちゃんの秘密
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「ヨグ様、念のためにお伝えいたしますが、ここは外なので番様となさるなら王宮へお戻りください。流石に青姦がはじめてでは番様が可哀そうですよ」
とても綺麗な笑顔でナイアさんが指摘した。そう、ここはお外である。まさかここでおっぱじめるつもりだったとは流石にこの人が残念そうでも思っていなかったのだが……。
「そういうものか??外の方が開放感があるし何より皆に可愛い僕の番を自慢できると思って……」
「外でヤルくらいなら死にます。後、その竜王様??僕は性的に不能なので行為をしても身はないですよ」
成長が著しく遅い僕は、未だに精通していない。しかしどんなに小さくても成人するころには精通くらいはあると医学書で読んでいたので自身が不能なのはわかっていた。
元々、王家の後継ぎは弟で正妃様の息子の第2王子なので僕はなにも求められていなかった。しかし、生贄にされた冤罪は僕が婚姻の意思もないのに複数の貴族女性と姦通していたというものだった。
平民ならいざしらず、王家の種を不用意にばらまくことは問題があるので、姦通が罪になることは理解している。
しかし、精通もせず当然勃起もしない僕が、彼女らを抱けるはずがないし、エッチな気持ちに等なったことも一度もない。
冤罪の証言者をしたのは、皆あまり評判のよくない身持ちが悪いとされる貴族女性ばかりだったのも、これはそういう訳アリな令嬢たちに声を掛けて金を渡す代わりに証言をさせたのだということがすぐ推測できた。
(完全なる冤罪。ここまであからさまなものが他に存在するだろうか……)
さらに、王族は僕が不能だからこそ、その残酷な仕打ちをしたのだ。誰がいくら冤罪でも「自身は不能者」だとわざわざ証言するだろうか。
今、ヨグ様については僕は夫婦の営みを求められているからそれが出来ないと告げているが、僕はあいつらに知られていても、その弱みを晒すことはできなかった。
(嫌なこと思い出して胃がムカムカするな)
苛立った僕の顔を先ほどからじーっと無言で見つめるヨグ様。流石に不能者を娶って後悔したのかもしれない。
「いっそう、殺して頂いてもかまいません、僕は結局お役にたちませんから」
「……ピヨちゃんを殺す時は僕も死ぬ時だ。そもそもピヨちゃんは勘違いしているが、ピヨちゃんは竜王である僕の番、つまり特別な存在だ。だから精通していないのも当たり前だから気にしてはいけない。その精通は僕がこの手でちゃんとさせてあげる。ピヨちゃんの一番初めのミルクは僕が責任をもって契約に使用するので心配しないでおくれ」
「いや、あの……僕は不能なんでそもそも勃たないですよ??」
あんまり自分で不能といいたくないが仕方ない。しかし竜王様はとても綺麗に笑う。顔面偏差値は罪である。
「大丈夫だ。ピヨちゃんは僕を誰だと思っているんだい??」
「変態、すいません、イダイナルリュウオウサマだと思ってます」
「明らかに片言になったね。うん。問題ない。そういうピヨちゃんのひよこっぽい外観とは異なる絶対零度の感じ死ぬほどすきだから。まぁ、細かいことは実際体験すると分かるよ。だから……」
強引に僕を押し倒したヨグ様。このままいくと青姦コースだと思ったが、ナイアさんが笑って指を鳴らした瞬間一瞬で見たことない位大きなベッドのある広い部屋に遷移していた。
「ナイアめ、折角青空の下でピヨちゃんといたそうとしたのに……ここは僕の寝室じゃないか」
「青空の下でされたらその後死ぬ予定でした」
「悪かった。理性が持つ限りは室内でするよう善処する。では、ふたりで湯あみをしよう」
そう言って僕は片手で持ち上げられてお姫様抱っこされる。2mの長身イケメンが、たまに10歳程度と言われる低身長の僕を持ち上げられないわけがない。しかしなんなら片腕どころか指1本でも持ち上げそうな雰囲気があることが否めず辛い。
「大丈夫だよ、優しく優しくするからね。はぁはぁ本当にピヨちゃんは良い匂いがするな……食べたいな、全部たべたいなーっ」
正直不安しかないが、僕はそのまま浴室に連れていかれた。
とても綺麗な笑顔でナイアさんが指摘した。そう、ここはお外である。まさかここでおっぱじめるつもりだったとは流石にこの人が残念そうでも思っていなかったのだが……。
「そういうものか??外の方が開放感があるし何より皆に可愛い僕の番を自慢できると思って……」
「外でヤルくらいなら死にます。後、その竜王様??僕は性的に不能なので行為をしても身はないですよ」
成長が著しく遅い僕は、未だに精通していない。しかしどんなに小さくても成人するころには精通くらいはあると医学書で読んでいたので自身が不能なのはわかっていた。
元々、王家の後継ぎは弟で正妃様の息子の第2王子なので僕はなにも求められていなかった。しかし、生贄にされた冤罪は僕が婚姻の意思もないのに複数の貴族女性と姦通していたというものだった。
平民ならいざしらず、王家の種を不用意にばらまくことは問題があるので、姦通が罪になることは理解している。
しかし、精通もせず当然勃起もしない僕が、彼女らを抱けるはずがないし、エッチな気持ちに等なったことも一度もない。
冤罪の証言者をしたのは、皆あまり評判のよくない身持ちが悪いとされる貴族女性ばかりだったのも、これはそういう訳アリな令嬢たちに声を掛けて金を渡す代わりに証言をさせたのだということがすぐ推測できた。
(完全なる冤罪。ここまであからさまなものが他に存在するだろうか……)
さらに、王族は僕が不能だからこそ、その残酷な仕打ちをしたのだ。誰がいくら冤罪でも「自身は不能者」だとわざわざ証言するだろうか。
今、ヨグ様については僕は夫婦の営みを求められているからそれが出来ないと告げているが、僕はあいつらに知られていても、その弱みを晒すことはできなかった。
(嫌なこと思い出して胃がムカムカするな)
苛立った僕の顔を先ほどからじーっと無言で見つめるヨグ様。流石に不能者を娶って後悔したのかもしれない。
「いっそう、殺して頂いてもかまいません、僕は結局お役にたちませんから」
「……ピヨちゃんを殺す時は僕も死ぬ時だ。そもそもピヨちゃんは勘違いしているが、ピヨちゃんは竜王である僕の番、つまり特別な存在だ。だから精通していないのも当たり前だから気にしてはいけない。その精通は僕がこの手でちゃんとさせてあげる。ピヨちゃんの一番初めのミルクは僕が責任をもって契約に使用するので心配しないでおくれ」
「いや、あの……僕は不能なんでそもそも勃たないですよ??」
あんまり自分で不能といいたくないが仕方ない。しかし竜王様はとても綺麗に笑う。顔面偏差値は罪である。
「大丈夫だ。ピヨちゃんは僕を誰だと思っているんだい??」
「変態、すいません、イダイナルリュウオウサマだと思ってます」
「明らかに片言になったね。うん。問題ない。そういうピヨちゃんのひよこっぽい外観とは異なる絶対零度の感じ死ぬほどすきだから。まぁ、細かいことは実際体験すると分かるよ。だから……」
強引に僕を押し倒したヨグ様。このままいくと青姦コースだと思ったが、ナイアさんが笑って指を鳴らした瞬間一瞬で見たことない位大きなベッドのある広い部屋に遷移していた。
「ナイアめ、折角青空の下でピヨちゃんといたそうとしたのに……ここは僕の寝室じゃないか」
「青空の下でされたらその後死ぬ予定でした」
「悪かった。理性が持つ限りは室内でするよう善処する。では、ふたりで湯あみをしよう」
そう言って僕は片手で持ち上げられてお姫様抱っこされる。2mの長身イケメンが、たまに10歳程度と言われる低身長の僕を持ち上げられないわけがない。しかしなんなら片腕どころか指1本でも持ち上げそうな雰囲気があることが否めず辛い。
「大丈夫だよ、優しく優しくするからね。はぁはぁ本当にピヨちゃんは良い匂いがするな……食べたいな、全部たべたいなーっ」
正直不安しかないが、僕はそのまま浴室に連れていかれた。
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