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神様のイジワル⑷
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「ちょっと、ごめんね」と湖城に布団を全てめくられると、颯の失態がまざまざと露わになる。もう、恥ずかしくて死にそうだ。
「体が冷えちゃってるね。ごめんね。早く気づいてあげれなくて」
こんなどうしようもない状態の颯にも湖城はいつも通り、優しくて、よりこんな自分が情けなくて、涙が溢れる。だけど、それもまた子どもみたいで恥ずかしくて両腕で顔を隠しながら首を振る。手早く着替えさせられ、ベットも寝れる状態に整えていく。病院だから、血だったり、嘔吐だったりでベットが汚れることが多いから、常に防水シートが敷いてあるようで、マットレスまでは汚れていなかった。
「トイレ行きたい時は、遠慮しなくていいから、いつでもナースコール鳴らしてよ。我慢しなくてもいいからね」
湖城は、我慢しすぎて間に合わなかったと思っている。確かに、この歳でおねしょしちゃうとは思ってもいないだろう。
「あ……ち、違くて……」
「ん?」
「寝てる間に……その……」
「おねしょしちゃった?」
改めて、言葉にされると破壊力がすごい……。全くその通りなんだけど、俯くしかできない。でも、もうそれが肯定だということもバレバレだ。
「そっか……颯くんは、こういうことって、たまにあるのかな?」
初めは言っている意味がよくわからなくて、ちょっとポカンとしてしまうが、要するに今でもおねしょをしてしまうのかと聞いているのだ。最後にしたのは、もう思い出せないくらい昔、幼稚園のころだろうか……湖城に今でもしていると思われたのかと、思いっきり首を振る。
「あ、ごめん。そういう意味じゃなくて……でもそれなら、カテーテル抜いたばかりで感覚が鈍ってるのかもしれないね。一時的なものだから気にすることはないよ。だからそんな顔しなくて大丈夫だから」
湖城はフワッと笑って、颯の頭に手を乗せる。なんだか、子ども扱いされてる気もするけど、湖城の手は安心できた。
「体が冷えちゃってるね。ごめんね。早く気づいてあげれなくて」
こんなどうしようもない状態の颯にも湖城はいつも通り、優しくて、よりこんな自分が情けなくて、涙が溢れる。だけど、それもまた子どもみたいで恥ずかしくて両腕で顔を隠しながら首を振る。手早く着替えさせられ、ベットも寝れる状態に整えていく。病院だから、血だったり、嘔吐だったりでベットが汚れることが多いから、常に防水シートが敷いてあるようで、マットレスまでは汚れていなかった。
「トイレ行きたい時は、遠慮しなくていいから、いつでもナースコール鳴らしてよ。我慢しなくてもいいからね」
湖城は、我慢しすぎて間に合わなかったと思っている。確かに、この歳でおねしょしちゃうとは思ってもいないだろう。
「あ……ち、違くて……」
「ん?」
「寝てる間に……その……」
「おねしょしちゃった?」
改めて、言葉にされると破壊力がすごい……。全くその通りなんだけど、俯くしかできない。でも、もうそれが肯定だということもバレバレだ。
「そっか……颯くんは、こういうことって、たまにあるのかな?」
初めは言っている意味がよくわからなくて、ちょっとポカンとしてしまうが、要するに今でもおねしょをしてしまうのかと聞いているのだ。最後にしたのは、もう思い出せないくらい昔、幼稚園のころだろうか……湖城に今でもしていると思われたのかと、思いっきり首を振る。
「あ、ごめん。そういう意味じゃなくて……でもそれなら、カテーテル抜いたばかりで感覚が鈍ってるのかもしれないね。一時的なものだから気にすることはないよ。だからそんな顔しなくて大丈夫だから」
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