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お父さん?⑶
しおりを挟む「(お父さんがいたらこんな感じなのかな…)」
「っ!待て!今とてつもなく失礼なことを考えなかったか?」
「いえ、何も。」
フィーと出会ったのは魔法士団に入団後、しばらくしてから。ギルド登録時にギルド内で暴れてしまって、そこからお世話になっている。
いつも私の心を読んだかのようにしてほしいこと、欲しい言葉をくれる。
だからか、疲れたらいつもこうしてここへ来てしまうのだ。それに、身体の関係を迫られることもないし
「(安心、してるんだろうな…)」
先程から一定のリズムで背中を叩かれ、私の意識を誘う。
「(あぁ、眠たい。瞼おも、い…)」
だんだんと瞬きがゆっくりになっていくのが分かる。
「なんだ、眠いのか?ふっ、クレールはお子ちゃまだなぁ。…フッ、冗談だ。疲れてるんだろう?ゆっくりお休み。」
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