【完結】総受け主人公のはずの推しに外堀を埋められた!?

抹茶らて

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kiss?⑵

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時同じくして、




「はああぁぁぁぁぁぁぁぁ~」

してしまった…ついにベルにキスをしてしまった。

自室に入ってベッドへ身を放り投げる。

勢いに任せてしまったところはあるけど、ちょっとでも気づいてもらわないとって…

誕生日パーティーでの言葉の意味もまだ全然分かっていない様子だったし。







それにしても…

「(ベルの唇、柔らかかったな…)」

その時は何も考えられなくて、今になって色々と思い出してくる。

驚いた顔も、キスしたことに照れたのか少し火照った頬も、全部可愛くて。
絶対手放したくなくて、俺の隣にいて欲しいって強く思ってしまった。

昔は俺のことを理解してくれるだけで嬉しかったのに、どんどん強欲になっていく自分が嫌になる。でも、それほど好きな人に出会えて俺は幸せ者なんだって思う。

矛盾しているけど、人の心は矛盾しているものだし気にしない。

ベルをどう手に入れるかだ。社交界で宣言したし、ベルにもはっきりとはいかないけどアピールを続けてる。後は、周りの邪魔虫たちを牽制していかないと。18歳で成人だからあと11年。

自分の理想を思い浮かべて着々と計画を立てるシガン。それとは裏腹にベルの気持ちは思わぬ方向へ進んでいるとは思いもしなかった。








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