アナザー・リバース ~未来への逆襲~

峪房四季

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Scene10 被告:綴真弥

scene10-9 御縁司を怒らせた場合

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 沢崎悠佳が良善の標本コレクションの一つになった後。
 地面に残された美女……恐らく七~八歳くらいは成長した千紗は、いよいよ状態が危険な域に入っていた。

「ひゅ……ひぅ……――ごはッ!? お、ぇ……が、ぐぁはッ!?」

 笛を吹く様な息、上下する胸の歪な動き、もはや呼吸さえ満足に行えなくなりつつあるその様子は、もって半日の命か。そんな瀕死の少女を良善はもう十分ほど傍に立って観察していた。

「なるほど、おおよそ掴めた。はぁ、可哀そうに……高出力に耐え得る様に外骨格で自身の骨格を無理矢理変えさせられたか。相当な激痛だっただろうし、成長させられた身体のサイズと内臓が全く合っていない。中がスカスカで内臓が捩じれ放題だ」

 クスクスと小粋なジョークに微笑む様な顔の良善。
 しかし、それは常人より遥かに頑丈なデーヴァの身体であっても命に関わる状態。さらに司の〝D・E〟との相性も適切に調整されている様子が無く、身体は所々内出血が起きていたり、逆に血が無くて青白くなっていたりとおぞましい斑模様になっている。

「やれやれ……敵とは言え、自分の作品が無駄に死滅するのを放置は寝覚めが悪いね。仕方ない」

 千紗の身体を小脇に抱える良善。
 長身の割にその腕に掛かる重さは、まるで幼女でも抱えているかの様に軽かった。

「司に怒られるかな? いや……私が手に掛ける訳では無いし、大丈夫だろう。寧ろここで放置しては間違いなく死ぬからね」

 良善の手に注射器が現れ、それを適当に千紗の項へ挿して内薬を注入する。

「がッ! ぜぇ……ぜぇ……――ぐがぁッ!? あ、ぁ……ッ! あ、あぁ……ぁ…………あ、ぁ…………」

 絶え絶えだった息が僅かに落ち着き、苦悶に歪んでいた顔からも若干険しさが抜ける。
 弱々しい呼吸はそのままだが、明らかにリズムが落ち着き、斑肌も青白いに統一されていく。

「さぁ、ゴミ掃除は済んだし、私も帰るとするか。司の方は…………あぁ、これなら大丈夫そうだ」

【アクエケス】が墜落した方へ目を向ける良善。
 そこから感じ取れる存在圧は、なかなか面白いことになっていた。

「司の奴め、自重しろと言ったのに思いっ切り敵陣へ飛び込んだな? 全く……無鉄砲な子だ」

 呆れているがどこか好意的な笑み。
 司の若さを微笑ましく見ている様だが、別に手助けに行くつもりは無いらしく、良善は千紗を抱えたまま〝ルシファー〟の方を向き一歩足を前に出した瞬間、溶ける様にその場から消えてしまった…………。







 悠佳がまだ良善を説得出来ると思っていた頃。
 司は敵陣のど真ん中に降り立ち、そこにいる場違いなクズを睨み付けていた。

「よぉ、何してんだ? この状況なら少しでも周りの人を助けようと動いたらどうなんだよ?」

「え? ……――なッ!? お、お前……」

 見渡す限りほぼ全員が負傷している中、それでも必死に協力して立つこともままならないより重症の者を助けたり出来る限りの治療をしようと奔走している緊迫した状況。
 そんな中、どういう巡り合わせかそれらしい怪我も無く平然と立っているのに、何もせず周り見渡して途方に暮れていた和成の前に立つ司の顔は、本当に心底軽蔑した眼差しを向けていた。

「くッ! 敵襲! 戦える者は前へッ!!」

【修正者】達が司を囲む。
 この側流世界の住人である騎士達の姿が見えない所を見るに【アクエケス】が吹き飛ばされる前の位置にあった城の付近に置き去りにされてしまったのだろう。

(丁度いいじゃん……関係無い奴を巻き込むのも気が引ける。デーヴァこいつら相手なら容赦なくやれるし……)

 司は黒い鞭を取り出して緩やかに構える。
 特に追い詰められた感も無い。
 何せ、こちらを囲んでいる面子も〝多少マシ〟というだけで、実際はほぼ負傷者達ばかり。

 完全に消化試合。
 この戦闘のMOMマンオブザマッチは、達真で確定してしまった。
 故に、司はもうさほどこの状況に交戦欲は無い。
 だが、その中で唯一敵意を向けるとすれば……。

「おい、如月和成……お前が掛かって来いよ。こんなボロボロの女どもの後ろに隠れてていいのか?」

「うぐッ!?」

 流石に思う所はあるらしい。
 だが、それでも前に出て来ない辺り、やはりこの男の本質は、司には理解し難いモノがあった。
 しかし……。

「な、舐めるなッ! お前なんかに見下されて堪るかッッ!!」

 黒いArm'sを纏い、斧を構える【修正者】が司に真正面から突っ込んで来る。
 こめかみを打ったのか、片目が殆ど開いていないのに大した闘志だとは思うが、今の司には欠伸が出来る動きであり、羽虫でも払う様に鞭がその脇腹を払い叩く。

「きゃうぅッッ!? ――がッ!? あ、ぁああぁぁ…………」

 ぞんざいに地面に叩き付けられる【修正者】
 斧も手放し地面に倒れて悶えるが、すぐにフワリと身体から力が抜けてゆき、その顔がトロンと弛緩して大人しくなってしまう。

「な、何……この能力?」

「ち、ちょっと! しっかりしてッ!!」

 倒された【修正者】を他の【修正者】が抱え上げるが、微睡む様に虚ろなその顔にはもう欠片も闘志が残っておらず、誰の目から見ても戦える状態に無いと分かる。

「それ……俺の能力。多分そいつもう俺のこと好きになっちゃってる。……自分で言うとくそ恥ずいな」

 一体何を馬鹿なことを。
 周りの者達はみんなそう思っただろう。
 だが、現に司の鞭に打たれた【修正者】は、頬を赤らめてくたっと身体から力を抜き呆けている。

 あの鞭を喰らいのは不味い。

 警戒するのはもちろんだが、その能力が無くとも今の司の反応だけでしっかり戦闘訓練を積んで来た【修正者】達は、司に太刀打ち出来るとは思えず、すでに何人かは足が後ろへ下がっていた。

「今のでビビった奴は下がれよ。というか、お前らみんな殆どボロボロじゃん? そこに一人万全そうな奴がいるんだから、そいつに任せちまえばいいじゃんかよ?」

「「「…………」」」

 司の一言に皆の視線がスッと和成に向く。
 当然だ、五体満足で怪我も無い戦闘部隊の隊長。
 自分達が盾になってやる義理はなく、寧ろ率先して前に出て貰いたい。
 しかし……。

「お、おいッ! そいつはお前らの因縁の相手だろッ!? ぼ、僕を巻き込むなよッ!!」

 ゾッとする。
 恐怖とかでは無く、よくもそんな偉そうな軍服っぽい服まで着ておいて部外者気取りでいられるなという面の皮の厚さ的な意味でのおぞましさの話。
 司から見ても【修正者】達の表情に影が差すのが分かった。

「おい……お前と俺に因縁は無いか? お前の恋人だった七緒は俺が奪ったぜ? 今ではもうお前のことなんて過去の過ちだったみたいに思って俺にメロメロ……奪われたままでいいのかよ、このタマ無し野郎が」

「ぎぃッ!! あ、あんな……裏切り者なんて、もう……――うッ!?」

「「「…………」」」

 強がろうとしたが、それ以上言えば周りの白い目がいよいよ一線を越えると思ったのか、和成は吐きかけた言葉を飲み込み、軍服の胸元を握り締める。

「……けんな。……ふざ…………な。なんで……なん…………が…………で、僕が……」

「おい、ウザったいな……言いたいことがあるならはっきり言えや! この腐れカス野郎がよぉッ!」

 かつてあれほどこちらをゴミの様に吐き捨て周りに四人の美女を侍らせていい気になっていた奴の煮え切らない態度。
 見ているだけでイライラする。
 あと五秒……あと五秒経ってもまだ挑む気が無いならこっちから飛び掛かって血祭り上げてやろうと思った。

 すると、そんなゴミに馬鹿にされてプライドが傷付いたのか、ようやく和成が顔を上げてこちらへ近付いて来る。
 半信半疑の【修正者】達は、一応和成に道を開ける。
 そして、ようやく司と和成が正面から向き合う構図が出来上がった。

「お前、調子に乗り過ぎだよ……御縁司。なんでお前、もう僕と対等みたいに振舞ってるんだよ? ホント、理解出来ない……お前、知らないだろう? 僕がどんなに努力してきたか。僕がこんな状況に置かれていることがどれだけ理不尽なことか……」

 場の空気が凍る。
 ようやく戦う気になったのかと思ったのに、始まったのはまさかの〝僕頑張って来た自慢〟
 唖然とする【修正者】達。
 だが、司はあえてもう少し言い分を聞いてみることにした。

「努力? ふ~ん……自分に従順で大学の中ですら甲斐甲斐しくご奉仕してくれる美女四人を侍らせて、甘い甘い共同生活をしていたらしいのに、そんなに努力をしていたのか?」

 司は腰に手を当て皮肉を送る。
 対する和成は、そんな司の問いに憎たらしい笑みで応えた。

「何、覗いたことあるの? 嫌だなぁ……僻まないでよ。そりゃ、君はいつも一人で寂しい生活をしていたみたいだけど、僕があんな生活をしていたのは僕の努力の結果さ!」

 両手を広げ、ナルシズム剥き出しのキザっぽい態度でこの上ないドヤ顔を見せる和成。
 何となく分かった……これは時間稼ぎだ。
 どうにか少しでも時間を潰して、自分にまかせず直接司を倒したい奴の登場を待っているんだ。

(そういえば、天沢と綴……それと七緒にくっ付いてたチビっ子がいないな)

 確かにあの三人が現れたすぐさま自分に襲い掛かって来るだろう。
 その隙にシレっと下がるつもりなのか。

(本当にすげぇな……この腰抜けさ、もはや才能だろ)

 呆れも突き詰めれば感心になるのかと思った司。
 もういい……付き合ってられないと、司は拳を握り先制パンチを見舞ってやろうとした。
 しかし、次の瞬間和成の顔はまるで魂が抜けた様な無表情に様変わり、ダランと前屈みに両手を垂れ下げる。

「あの四人は最初から僕に惚れていた訳じゃない。僕がそれぞれの心の傷を癒してやって、一人ずつ惚れさせたんだ。僕は何もやましい事無く、愛で四人を虜にした……お前みたいに、卑怯な真似なんてしていない。お前みたいに……産まれる前から世界のゴミだった奴とは違う。僕は真っ当に……誰からも後ろ指刺されない真面目な生き方をして来たんだよぉッッ!! そんな正当に正しい生き方をして来た僕の人生は今、お前のせいで滅茶苦茶だ! 与えられるべき幸せをお前が全部僕から奪ったんだッッ!!」

「………………」

「こんな悲劇があるか!? 何一つ間違ったことをせず生きてきた僕の人生を、身勝手に……理不尽に奪ったッ!! あんまりだッ! 酷すぎるッ!! だけど僕はそれでも自分を褒めるね! 僕はお前に自分の赴くままに復讐する正当な権利があるにも拘わらず〝正義の一員〟として、正しい使命を持ってこの世に不要な悪を罰する立場に身を置き頑張ってるッッ!」

「………………」

「おい、どうなんだよ御縁司ッ!? お前、少しは自分が悪いことをしている自覚は無いのかッ!? ほんの少しでも人間らしく、自分の所業に罪悪感を感じているなら、反省の言葉を聞いてあげるよ! どうなんだッ! まさか反省の気持ちなんて欠片も感じていないほどお前は腐り切って――――」

「はぁ……なぁ、和成? 一つだけいいか?」

「あッ!?」

 身振り手振りを交え、まるで舞台役者の様に独壇場で話を続けていた和成に、司は軽く手で顔を覆い会話のマイクを奪う。

「お前の自己肯定云々はどうでもいい。ただ、今の発言の中で二つ引っ掛かった。まずさ、お前……〝全て奪われた〟って言ったな? そんなのこっちはな……ママに手を引かれて歩くくらいのガキの頃に経験済みなんだよ」

「――ひぃッ!?」

 指の隙間から覗く司の目。
 それはまるで血の池地獄の様に赤黒い渦が巻き煮え滾っていた。
 自慢する割になんて程度の低い〝全て〟か。
 しかも、何ならこっちは命以外は記憶さえ奪われた際に、おまけでサッカーボールの様に一方的に蹴り回されていたのだ。
 だが、そんなことは――――。

「そ、そそ……そんなこと知るかよッ!! そんなの関係無いッ! お、お前は奪われて当然ッ! というか、そもそも与えられてちゃいけない身だろッ!! 僕と同列に考えるなんて烏滸がましいんだよッッ!!!」

 そうだ……もうそんな過去の話は司とて、どうでもいい。
 その時の恨みは現在進行形で復讐の最中であり、こちらとて今目の前にいる男一人にとして差し向ける気は無いし、したくもない。

「あぁ……そうかよ。じゃあ、もう一つの引っ掛かった話をしよう。お前さ……今の自分を〝この世に不要な悪を罰する立場〟って言ったな? それ、お前さ…………」

 ――トンッ!

「ッッ!?」

 和成の目が見開かれる。
 自分は一瞬たりとも視線を逸らしていないのに、いつの間にかその眼前に地獄の底で煮え立つマグマの様な赤黒い二つ線が走り、真っすぐ突き出される拳が見えた。



「てめぇが自分の保身で殺そうとした美紗都にも同じこと言えんのかぁぁぁぁッッッ!!!!」



 一瞬、その場の全員の目に司の拳が和成の顔に手首まで埋まった様に見えた。
 そして、その拳を受けた顔が首から千切れ飛びそうになったが、辛うじて身体が付いて行き、和成は背後の撃墜された【アクエケス】の船首まで吹き飛びその装甲に大の字でめり込んだ。

「ごぇあッ!?」

 鼻の形は跡形も無く、口の中からジャラジャラとへし折れた歯を吐血と一緒に吐き出す和成。
 そして、そのまま前のめりに地面へ落ちそうになったが、矢の様に飛んで来た司の前蹴りが腹部へ突き刺さり、再び装甲に磔にされた和成は反り上げた身体で上向きにまた血を吐き上げる。

「ぶぼぇああぁあッッ!?」

「てめぇの狂った自尊心なんざどうでもいいし、確かにてめぇは俺の復讐には関係無いからこの場では部外者みたいなモノだった。でも……もう俺はそれを許さない。てめぇはもう無関係ではいさせない。本当に部外者だった美紗都を地獄の底へ蹴り落としたてめぇを……俺は許さないッッッ!!!!」

 潰れた和成の顔面を鷲掴みにして地面へ直滑降。
 そのまま地面に頭から叩き付けて手を離し、反動で跳ね上がった和成の身体を踵からの回し蹴りで今度は身体の前面からもう一度装甲にめり込ませる。

 凪梨美紗都は良善の起源体だ。
 〝ロータス〟側からすれば、それでもう標的とするに値する理由なのかもしれない。
 だが、それはあくまで〝ロータス〟側の言い分。
 司の言い分からすれば、親に売り物にされかけていた可哀想な女の子へ、さらに理不尽な追い打ちを掛ける畜生の所業。

「俺はもう悪党でいい……そんでもって悪党には悪党の矜持がある。それに照らしてお前は俺が殺す。悪党だからな……自分が気に入らないって理由だけで俺はお前を殺すッッ!!」

 背中の服を掴み装甲から引き抜く。
 べっとりと血を滴らせる潰れた和成の顔が露わになるが、やはり〝D・E〟持ちは簡単には死なない。

「ごひぃッ!? ひぃ……ひ、ぃ……ま、まっへ……し、しふ……し、しんひゃ……うぅ……」

「さっきから言ってんだろ? …………そのつもりだ」

 非道を誅するなんて驕る気はない。
 美紗都に頼まれた訳でも無いし、彼女のためと粋がる気も無い。

 司はこの男が気に入らない。
 だから、今持てる全ての力を持ってこの男を終わらせる。
 その決意はあまりにも渾身の物だったらしく、司の目は今までよりも明らかに濃く深い血色に染まっていた…………。
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