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ドリームパンク

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ソリッドスリット、バンバンバン。
撃ちまくる路上の隙間に咲く花がある。
亀裂から接吻の興奮。爆闘リリック、聴いている声がして、刺さるように研ぎ澄まされる感覚スリット、覗いているスコープファイア、炎上の恋情に非情にループスカイダンシング昆布、コンボに決めて、トラッドコンポから鳴るトラディショナルエラー、ブザーが鳴って、張り付いたピクチャータイプ、プロットタイパー、タイトに決める言葉が、走るランニング、ラーニングワーニングモーニング、狂い咲いた花の雌しべに、流れるような言葉の流動、ブロックサインに引かれるヒキガエル故郷に帰る。
辿る道しるべ、頼りない肩に路肩のキスが、傷を持った女のまたぐらに胡坐をかいて胡椒を振った鼻の上に止まる、ブレーキブレイク、止まらない情動は、ブラックファースト。
レディファースト、導く手が、ドレスの隙間に忍び込む、爆音の音符、暗号化したコードの華やぐ賑わいに、握った胸の押しつぶすような孤独をさいなむ懊悩の喉元に、魚の骨は、泳いだ香水のこと流し、埋もれる女の肉体に、夢を抱いた旅する魚団は、冗談を言って、まとわりつくウミヘビ、ぬるりとしたさわりに、沢の畔で待っている逆流の魚、夢の魚、それは、おいしい肉、まるで、ナンカンカーのハスキーボイス、かすめ取る女のボディにコントラスト鮮やかな、日差し、はまりこんだ肉欲のソルト、振りかけた調味料、天真爛漫のスター、落ち着いた世界に寄り掛かる胸元の隆起は、頂点で噴火する乳頭の白き喘ぎ、まさにミルクステーキ、見る見るうちに、夢に落ちてパンクする噴火口、ジューダの涎、銃身を捧げる火花にヒバリが、鳴いて、鈍感の土管のドックンドックン素敵な夢にうたた寝、旅人、先々に、哀れ、泡のように、浮いた、油浮きに、コスメの消えるドリーム残滓。
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