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盛り場の奇跡

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お盛んなお魚が、市場で揺れるいくらとウニと、真珠のような隠れた海に、転がる石は、落下する大陸棚、あるバレット・ガンズ&フィッシャー。
デルイの海は、崖によって、寄り添う君は、解放のデッド・ザクロス・マリエール。
ほらを吹く、ほら貝の、ほら、僕は天使の夢に、今日は気分がいいね、鳴り響く泡の歌。
お魚を集めて、料理をする、集めた食材は、盛り場に並ぶ。
酒を持って来い、酒のつまみに、藍皿、淡い夢盛、大盛りの刺身は、食って候、皇帝のディナー。
どんちゃん騒ぎ、騒いで酔って、泣いていた。冗語の正午に白昼スピレッドワイン
摘めた酒樽、摘んでいた、中には、オレシース産のワイン、赤白黄色。
黄色いワインは、飲んだくれ、もう月が出るころ、バルコニーに出て、空を見上げた、君たちがいた。
星の一つ一つ101&365そして人工知能の星月夜。
戸惑いに明け暮れたみなしごの僕は、信じている、この空と青い月と星々、そして仲間の口笛を。
出会ったから、このまま、旅に出た、大切な思いで、胸に抱いて、握りしめた手に星屑のオルゴール、壊れないように大切に、流れる曲は、「スターチャイルド・ムーンレインボー」弾いているのは、ピアノです。自動演奏お手の物。AI退行人間か。
進化の過程で、精神が、曲に耳を奪われて、入ってくる奥の真の方へ。
そして、盛り場の奇跡が起きた。
刺身の魚が生き返る、酒のブドウが、ブドウに戻る。Gストリングスのきれいなストリングの曲、次は「ストロング・ロートリッパー」脱いでいるストリッパーは星の女優、名前は誰でも知っている。
彼女は言った。
私はもう死んだのよって。
僕は見とれて、生命の復活を楽しんだ。
そして、夜が更けて、僕は彼女に恋を打ち明けた。
返事はいたって簡単。
ただ一言。
脱がせたいの、なら、金よ。
そういくら?
ああ、あなたの星が買えるほど、そう夢を追うなら、払ってね、あなたの瞳が対価です。
僕は沈黙してから、そっと彼女の手を握り、空に登った、ベッドの上は月の下で、転がって銀河の海に落ちた、夜明けと共に101&365の星が眠って、目覚めた太陽は、彼女の香水「シャネル31番」。僕は彼女の首筋をなめて、香りを食べた、わきの下、そっと眠る横顔をうかがいながら、キスをした。
寝返りを打って、僕の頬によった彼女の乳房を鼻腔一杯に吸い込んで、朝は、そのまま溶けていく、ロマンティックなコーヒーは、パールの香り、香りが混ざって、官能に窓の外のスズメが、落ちた。
そして目覚めた彼女がこう言った。
「あなたって素敵ね」
僕は笑って、煙草に火を点け、別れるまで、音楽を聴いていた。
彼女の声、それは、至高の音、まるで太陽に月が混ざって、出来上がった灼熱のオブジェ。
流れ出す吐息は、月の裏のブルードレス・ホール。
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