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特別編3:異世界
救援要請
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ティナちゃんが色々考えてくれたのでルーティアさんはお酒の神様みたいにならなくて済んだんだね。
「私は浴びるほど飲んでみたいという夢が叶うかと思ったのだがな」
「お酒の湧く泉なんて作ったらお酒臭くて大変ですよ」
浴びるほどって結構いつも飲んでない?
「常にお酒の匂いをさせている見た目が子供の神様ですか。倫理的に良くないですね」
レナトゥスが倫理観をルーティアさんに語っている。
「ドゥームの君に言われるのは心外だな」
ルーティアさんは苦笑しながら答える。
「ティナちゃんの所の欠片は?」
「私の部屋に居ますよ。呼んできます」
そう言って2階に走って行くティナちゃん。
直ぐに女の子の手を引いて降りて来た。
栗色の長い髪を三つ編みにした女の子。
「紹介するね。ミウちゃんです」
「は、はじめまして!」
緊張した様子で勢いよく深々とお辞儀をするミウちゃん。
「ミナです。よろしくね」
「リースよ」
これで全員。同じ魂なのに性格も全然違う。みんなそれぞれ違った特徴を持っているね。
管理しているみんなとは関係も良さそうだし安心したよ。
(ミナ、少しいい?)
念話で聞いてきたのはカオリさんだ。全員が家作りをするのは流石に良くないと言う事で、カオリさん、シンさん、シゲルさんは監視をしてくれている。
(何かありました?)
(ファルシュングという世界からこちらに向けて救援要請よ。かなり遠くからみたいで声を何とか拾えたわ)
(そちらに行きます)
カオリさんの所に行って詳しい話を聞こう。
「私達も行くぞ」「はい!」
ルーティアさんとティナちゃんも一緒に向かう。欠片の子達は実体化を解除して一緒に来る。
カオリさんの所に行くとシンさんとシゲルさんも居て話し合っている所だった。
「罠の可能性は?」
「今更そんな事を仕掛けてくる理由が無いんじゃねえの?」
「こんな時に《未来視》が使えないとは…」
《未来視》が使えない?
「すみません、状況を教えてください」
「ええ。つい先程だけどファルシュングのラーナラーナという神から助けを求める声が届いたの。記録は取ってあるから聞いてみて」
カオリさんは水晶玉のような物を取り出して宙に浮かべる。
『……ア…ティア、聞、え……か?私…、ファルシュ…グ、ラーナラーナ…す。助…てくだ、い。ドゥーム、襲……て、ヴォイ…パ…ス、応、無…、ファ…シュングを………』
凄いノイズが入っていて聞き取り辛いけど、ファルシュングのラーナラーナと名乗っている。それに今ドゥームって聞こえたけど…。
〈セントラルコアに照会中……ファルシュングに居るのはドゥーム・ディア=ラヴィス。過去にリンクを切り離された群体です〉
「つまり健全化してない群体って事だね。それが今更動き出してあちらの神様だけでは手に負えないって事でいいのかな?」
「そんな所じゃないかしら」
受信できたのはこの声だけだったそうで、ドゥームによる被害が出ている事くらいしか分からない。
「シンお兄さんはさっき《未来視》が使えないって言ってたけど…」
「恐らく距離が離れ過ぎている事で不確定要素が多くなって未来が固定できないのだろう」
ティナちゃんに説明するシンさん、
「虚空宮にも交信したみたいだけど応答が無かったみたいだ。一応問い合わせてみたけど、何やらルトシカとのリンクに手こずっているらしくて他との連絡を取り合っている暇が無いんだそうだ」
シゲルさんが報告してくれた。
うーん、でもそれってただの虚空宮側の怠慢なんじゃない?川本さんが心配なのは分かるけど、全員で対応しなくてもいい様な気がする。
「虚空の覇者を欠いている虚空宮はアテにならないわ。助けに行くなら私達が行くしかないのだけど…」
「他のドゥームに行ってもらうのは駄目なのかい?」
カオリさんに聞いたのはルーティアさん。
「一応私のパートナードゥーム、キサラ経由で要請を掛けてみたけど、座標が確定できないから転移出来ないらしいわ」
「なるほど。つまりミナに探知してもらって乗り込むのが一番早いと」
私の探知能力ってセントラルコアより上なんだね。
「助けに行きましょう。これ以上犠牲になる世界が出るのはダメです」
「全員招集を掛けているよ。人選はどうする?」
「ディアとはいえ群体全部を相手にするのだからかなりの戦力を投入する必要があるだろう。それこそセントラルコアから応援をもらえないだろうか?」
私が助けに行く事を決めると、シゲルさんとシンさんがテキパキと準備を始めてくれる。
〈セントラルコアには私から要請します。ミナの要請ならコスモスが無条件で応えてくれるでしょう〉
うん。じゃあレナトゥスお願いね。
みんなも集まってきたので状況を説明して救援に行くメンバーを選ぶ。
「本当はミナさんは行かない方が良いのですが」
「世界ごと壊しちゃうかも?」
そんな事しないからねソラちゃん。多分…。
「それは…多分無いと思いますが、アスティアの主神が軽々しく他所の世界に行くのは良く無いかと」
なるほどレアさんの言う通りだ。でも私が行かないと距離があり過ぎて転移出来ないと思うよ。
「ミナが行くしかないのならガッチリ守りを固めて行くしかねえな。多めに人選しろよ」
ダキアさんは行く気みたい。
アスティアの管理もしなくちゃいけないから、人選は良く考えてしないとね。
「私は浴びるほど飲んでみたいという夢が叶うかと思ったのだがな」
「お酒の湧く泉なんて作ったらお酒臭くて大変ですよ」
浴びるほどって結構いつも飲んでない?
「常にお酒の匂いをさせている見た目が子供の神様ですか。倫理的に良くないですね」
レナトゥスが倫理観をルーティアさんに語っている。
「ドゥームの君に言われるのは心外だな」
ルーティアさんは苦笑しながら答える。
「ティナちゃんの所の欠片は?」
「私の部屋に居ますよ。呼んできます」
そう言って2階に走って行くティナちゃん。
直ぐに女の子の手を引いて降りて来た。
栗色の長い髪を三つ編みにした女の子。
「紹介するね。ミウちゃんです」
「は、はじめまして!」
緊張した様子で勢いよく深々とお辞儀をするミウちゃん。
「ミナです。よろしくね」
「リースよ」
これで全員。同じ魂なのに性格も全然違う。みんなそれぞれ違った特徴を持っているね。
管理しているみんなとは関係も良さそうだし安心したよ。
(ミナ、少しいい?)
念話で聞いてきたのはカオリさんだ。全員が家作りをするのは流石に良くないと言う事で、カオリさん、シンさん、シゲルさんは監視をしてくれている。
(何かありました?)
(ファルシュングという世界からこちらに向けて救援要請よ。かなり遠くからみたいで声を何とか拾えたわ)
(そちらに行きます)
カオリさんの所に行って詳しい話を聞こう。
「私達も行くぞ」「はい!」
ルーティアさんとティナちゃんも一緒に向かう。欠片の子達は実体化を解除して一緒に来る。
カオリさんの所に行くとシンさんとシゲルさんも居て話し合っている所だった。
「罠の可能性は?」
「今更そんな事を仕掛けてくる理由が無いんじゃねえの?」
「こんな時に《未来視》が使えないとは…」
《未来視》が使えない?
「すみません、状況を教えてください」
「ええ。つい先程だけどファルシュングのラーナラーナという神から助けを求める声が届いたの。記録は取ってあるから聞いてみて」
カオリさんは水晶玉のような物を取り出して宙に浮かべる。
『……ア…ティア、聞、え……か?私…、ファルシュ…グ、ラーナラーナ…す。助…てくだ、い。ドゥーム、襲……て、ヴォイ…パ…ス、応、無…、ファ…シュングを………』
凄いノイズが入っていて聞き取り辛いけど、ファルシュングのラーナラーナと名乗っている。それに今ドゥームって聞こえたけど…。
〈セントラルコアに照会中……ファルシュングに居るのはドゥーム・ディア=ラヴィス。過去にリンクを切り離された群体です〉
「つまり健全化してない群体って事だね。それが今更動き出してあちらの神様だけでは手に負えないって事でいいのかな?」
「そんな所じゃないかしら」
受信できたのはこの声だけだったそうで、ドゥームによる被害が出ている事くらいしか分からない。
「シンお兄さんはさっき《未来視》が使えないって言ってたけど…」
「恐らく距離が離れ過ぎている事で不確定要素が多くなって未来が固定できないのだろう」
ティナちゃんに説明するシンさん、
「虚空宮にも交信したみたいだけど応答が無かったみたいだ。一応問い合わせてみたけど、何やらルトシカとのリンクに手こずっているらしくて他との連絡を取り合っている暇が無いんだそうだ」
シゲルさんが報告してくれた。
うーん、でもそれってただの虚空宮側の怠慢なんじゃない?川本さんが心配なのは分かるけど、全員で対応しなくてもいい様な気がする。
「虚空の覇者を欠いている虚空宮はアテにならないわ。助けに行くなら私達が行くしかないのだけど…」
「他のドゥームに行ってもらうのは駄目なのかい?」
カオリさんに聞いたのはルーティアさん。
「一応私のパートナードゥーム、キサラ経由で要請を掛けてみたけど、座標が確定できないから転移出来ないらしいわ」
「なるほど。つまりミナに探知してもらって乗り込むのが一番早いと」
私の探知能力ってセントラルコアより上なんだね。
「助けに行きましょう。これ以上犠牲になる世界が出るのはダメです」
「全員招集を掛けているよ。人選はどうする?」
「ディアとはいえ群体全部を相手にするのだからかなりの戦力を投入する必要があるだろう。それこそセントラルコアから応援をもらえないだろうか?」
私が助けに行く事を決めると、シゲルさんとシンさんがテキパキと準備を始めてくれる。
〈セントラルコアには私から要請します。ミナの要請ならコスモスが無条件で応えてくれるでしょう〉
うん。じゃあレナトゥスお願いね。
みんなも集まってきたので状況を説明して救援に行くメンバーを選ぶ。
「本当はミナさんは行かない方が良いのですが」
「世界ごと壊しちゃうかも?」
そんな事しないからねソラちゃん。多分…。
「それは…多分無いと思いますが、アスティアの主神が軽々しく他所の世界に行くのは良く無いかと」
なるほどレアさんの言う通りだ。でも私が行かないと距離があり過ぎて転移出来ないと思うよ。
「ミナが行くしかないのならガッチリ守りを固めて行くしかねえな。多めに人選しろよ」
ダキアさんは行く気みたい。
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